見出し画像

ライフワークの動機の考察

ライフワークの個人的な動機

 ライフワークで、何を取り組もうかな。
 そんなとき、大体3種類の動機があるのではないでしょうか。

一つは目的達成。

 自分で課題や目標を決めて、集中すること。例えば、本を出版しよう、フルマラソンに、参加しようなどです。

一つは共感交流。

 団体への参加、家族、友人、知人、親類縁者など、知り合いとの交流や絆を大切にして増やしていこう。
 単に様々なサークルや団体に参加するだけでなく、団体を立ち上げたり、あるいは同窓会の幹事や町内会の役員にように、団体の役を引き受けたり、とにかく、一期一会、出会いと協力と交流、共感と交感を大切にすること。

一つは快感感動。

 お酒を飲んだり、芸術を楽しんだり、とにかく、うっとりしたり、気持ちの良いことをやろう。一人の時もあれば団体の時もある。そのために、どう企画したり誘ったりするのかはさておいて、自分を喜ばせ楽しませることを第一に考える道です。

三つの動機の関係

 もちろん、この三つの動機は別々ではありません。色々なレベルで、繋がり重なります。
 優先順位が人により異なるだけで、何かしら三要素が関る場合が多いことでしょう。中には、二つだけが組み合わさったり、一つが強調される場合もあるかもしれません。
 一度、自分のライフワークを、こうした個人的な動機から、何を大切にしたいかを考えてみると、きっと新たな発見があるのではないでしょうか。

三つの動機の原因

 自分の体内では、アドレナリン、ドーパミン、セロトニンという物質が分泌されています。この分泌物が、人により異なるバランスになっているのではないでしょうか。分泌の強弱で、行動の動機が異なるというわけです。
 自分は医学者ではないので、非科学的な自分本位な解釈をしているとは思います。
 でも、人間を観察すれば、人の内面には三つの傾向があると思えるのです。また自分自身の人生や生活を振り返っても、なるほどという経験がありました。
 自分は、様々な人生観に、「アドレナリンタイプ」、「セロトニンタイプ」、「ドーパミンタイプ」と分析してみます。もちろん、人は色々な面があり、単純ではありません。でも、動機から見ていく方法は重要な要素であると考えます。まさに、これら個人的な動機は、無人島でも通用する動機だと思っています。

社会的な三つの動機

 個人的な動機ではなく、今度は社会的な動機について分析してみます。ライフワークと社会的な関係ですね。
 代表的なものは、やはり3つあるのではないでしょうか。

一つは利害損得。

 儲かる、儲からない。利益になる、ならない。リスクが高い、安全だなどです。

一つは大義名分。

 体面や名誉、面子、誇り。本来あるべき姿か。理想は何か。
 イデオロギー的でもあります。

一つは理論筋論。

 原因結果の分析。システム。フローチャート的な手順。理屈が通っているのか、筋が通っているのか、理論的か、などなどです。

 どれも、無理やり4文字にしてしまいましたが、この「社会的な動機」と前出の「個人的な動機」との『組み合わせ』に、またまた、3つのパターンがあります。

社会的な動機と個人的な動機の組み合わせ

一つは良い関係。

 これはwinwinの関係。やりたいことと社会的なやるべきことが、良好な関係になっている。サラリーマンなら仕事にやりがいがあり待遇も良いなと、相乗効果があります。理想的です。
 長続きするかは別ですが、つい張り切り過ぎてしまうこともありますね。

一つは嫌な関係。

 作家なら、書きたくない依頼。サラリーマンなら、避けたい仕事。無理するとストレス過剰で、心身が不調になったりします。
 人生の岐路に立たされる時とは、こういう時ではないでしょうか。

一つは中間的な関係。

 可もなく不可もなし。良い時もあれば嫌な時もあるけど、なんとかなるよ。大方はこの中間的な関係の中に入ることでしょう。
 長続きするライフワーク、仕事は、このようなものかもしれません。
 課題があっても適応できる範囲で、今力不足でも成長や努力で克服し、なんとか克服できる許せる範囲内の関係です。もちろん、周囲からのアドバイスや支援で立ち直ったりします。
 この中間的な見方で、人生を乗り切って行こうとするのが、一般的ではないでしょうか。

すべてのタイプを総括する

 このすべてのタイプをまとめると、厳密に言うならば、3×3×3の27パターンがあるということになります。
 つまり個人的な動機×社会的な動機×両者の関係
 それぞれ3パターンです。
 この組み合わせの中で、目指すのは何か。
 いくつかの組み合わせで、許容限度は何か。一定の範囲内で生きたいというのが、自分の人生観になり、ライフワークの筋道になることでしょう。
 図表にして分析的に考えてみれば、戦略と戦術が出来上がっていくことになります。内外の変化に対応していきやすくなります。
 また周辺で現実に起こっている様々な現象にも、こうした要素分析を当てはめてみると、お役に立てるかもしれません。
 さて、自分はどうしようか。今キーボードに打ち込むことに熱中していて、すつかり忘れていました。
 これから、考えてみま~~す。

 

 


いいなと思ったら応援しよう!

火山竜一  ( ひやま りゅういち )
サポートしていただき、ありがとうございます。笑って泣いて元気になれるような作品を投稿していきたいと思います。よろしくお願いいたします。