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熱中症は第二の心臓で水分をポンプアップ ~我が家の対策~

熱中症は病気じゃない

 熱中症は病気じゃない。なのに、高齢者は特に、体がだるい、気持ちが悪い、横になろうと、ソファーやベッドに横になります。つい自分を病人扱いしてしまいます。
 家族から「水を飲みな」と言われても、一口飲んでは、習慣でボトルを冷蔵庫に後かたずけ。
 日中、横になれば、特に高齢者は足腰の筋力が弱まります。水分不足で血液は濃くなります。これじゃ、悪循環ですよね。
 病人が横になるのは、具合の悪さもありますが、病気を免疫力で自然治癒するためでしょう。私は医者じゃありませんが、免疫力で熱中症は治らないと確信しています。
 熱中症の対策は、水分補給しかないのですから。

『第二の心臓』を忘れているのでは

 巷で言われている対策として、水分の補給やエアコンの利用は、これだけでは、熱中症対策としては、どうも足らないように思います。
 脳へ、どんどん水分を送り込むのに、『第二の心臓』を使わない手はありません。
 もちろん高齢者本人の衰弱の度合いにより、歩くと転ぶケースもあるので、症状を慎重に判断する必要がありますが。
 もし歩けるのであれば、「飲んで歩く、飲んで歩く」で、第二の心臓である足を使って水分をポンプアップし脳に送り込むことが大切でしょう。
 熱中症で、じっと寝て対策するには、点滴が最適なのですから。でも点滴は治療です。熱中症で病院に救急搬送される場合ですね。
 病院だって、たんに原因が水分不足と判断すれば、点滴終了とともに退院をすすめます。たとえ真夜中でも。(体験済み)

そこで対策ですが

 まず、部屋のいたるところに、ペットボトルを置く。寝室やリビング、洗面所。ジュースやお茶。色々なタイプを置く。
 食事だけで、水分補給を満足してはいけないのです。
 部屋の行く先々で、一口入れる。二口飲む。目標はペットボトルを空にすること。
 散歩とは言いません。
 できるだけ起き上がり、「飲んでは歩く、飲んでは歩く」。仕事のようにペットボトルを空ける。多彩な趣味のように色々な飲み物を口にする。そして、適当に歩く。心臓を使う。
 もちろん、一回口を開けたペットボトルは、ほったらかしにすると衛生上よくないので、古くなったら捨てましょう。できるだけ小さいボトルを使ったり、空いたボトルの半分くらいに麦茶を入れるなど工夫したいものですね。
 こうして、飲んでは動き、飲んでは動けば、脳への水分補給が進むと考えます。
 避けるべきは、喉が渇いてから飲む、汗をかいてから飲む、運動してから飲む、食事の時だけ飲むといった平素の習慣です。若い頃はこれで夏を過ごしたかもしれません。でも、今は地球温暖化で、高温化しています。
 昔の習慣はやめましょう。
 逆にしましょう。
 喉が渇く前に飲む。動く前に飲む。食べる時は大目に飲む。それに涼しい恰好と涼しい環境。飲んだら、動く。
 こうして、熱中症を病気でなく物理的な現象としてとらえ、第二の心臓を使う工夫をして対策することです。
 頑張りましょう。   


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