ファンタスティックコント ~WBCだってコントになるよ編~
つい、作っちゃいました。
~ プロ野球選手は凄いな、WBC ~
① 大谷選手のホームランがアウトに
大谷選手が場外ホームランを打ちました。
ボールが消えました。
しばらくして、後ろのバックネットの上空から、ボールがホームベースに落ちてきました。
キャッチャーが、慌ててキャッチしました。
「アウト」
大谷選手がびっくりして、審判に質問しました。
「どうしてですか」
「キャッチャーフライ。ボールが地球を一周したのさ」
ボールは黒焦げでした。
② ヤクルトの村上選手の豪打
村上選手の物凄いスィング。
ボールの潰れる音。
ボールが消えました。
審判と相手チームが探しました。
「あったあ」
村上選手の声。
ボールが、バットにめり込んでいました。
村上選手の周りに、審判が集まりました。
「どうしよう」
村上選手が力任せに引っ張っても、ボールは外れませんでした。
バットを放り投げると、一塁に走っていきました。
セーフ。
③ ダルビッシュ選手の本気の変化球
ダルビッシュ選手は絶好調。
変化球が、曲がるのなんの。
「今日は本気だぜ」
カーブはサードをまわって、右打者の後ろを通って、キャッチャーミットに収まりました。
シュートは、ファーストをまわって、ホームベースの後ろから、キャッチャーミットに収まりました。
フォークボールは、直角に落ちて、フォームベースに突き刺さりました。
スリーボール。
「やっぱり、本気を出すと、ストライクに入らないや」
いつもの変化球に、もどしました。
三振を取りました。
④ 栗山監督が暇になっちゃった
栗山監督がコーチに声をかけました。
「ピッチャー交代するぞ。ダルビッシュ」
「もう、出てますよ」
しばらくして、
「次のピッチャーは、大谷翔平だ」
コーチの返事。
「監督、よく見てください。大谷は、マウンドにいますよ」
「次は」
コーチのあきれた声。
「もう試合は、終わってますよ。勝利者インタビューの準備をしてください」
栗山監督がコーチに困った顔。
「俺、何を言ったらいいんだ」
優勝インタビュー。
監督は言葉に詰まりました。
女性アナウンサーが、やさしく慰めました。
「監督、お気持ちは、お察しします。私たちも、泣きそうなんです」
⑤ ヌートバー選手の日本語
ヌートバー選手が、WBCの日本チームに参加しました。
日本語が、しゃべれるようになりました。
WBCが終わりました。
アメリカに帰りました。
英語を忘れました。
⑥ WBCの選手の食欲は
WBCの選手たちが、『焼き肉食い放題』のお店に、入りました。
焼き肉を食いまくりました。
途中から、サラダしか出なりました。
店員さんが、スーパーに、お肉を買いに行きました。
⑦ 佐々木投手の剛速球
キャッチャーと審判が、吹っ飛びました。
⑧ アマチュアチームのおねだり
フォアボール。
大谷選手がファーストに。
ファーストの選手が「タイム」
サインペンを出して、グローブに、大谷選手のサインをしてもらいました。
アマチュア選手全員が、ファーストに集まってしまいました。
みんな、サインをもらいました。
「だめだよ。試合中だぞ」
審判に怒られました。
ピッチャーは、審判からボールをもらうと、ピッチャーマウンドにもどりました。
よく見ると、ボールに、大谷選手のサインがしてありました。
審判の弱々しい声。
「ボールを返して、お願い」
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