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書を読んで、旅へ出よう #2

こんにちは。
ひるねこBOOKSの小張です。

いよいよ夏が近づいてきたなと感じる暑さが続いています。
とは言え、その前にやはり梅雨がやってきましたね。
蒸し蒸しジメジメ、そんな季節も本と一緒なら乗り切れそうです。

さて、今回はどちらに旅をしましょうか。

少し涼しく感じられる場所……という事で、ひるねこBOOKSの特色でもある「北欧」にトリップしてみましょう。

今月は「北欧篇パート1」としまして、まずは北欧という場所に馴染みのない方にもオススメの本をご紹介していきますね。


「北欧って一体どんな場所?」「ざっくりとイメージをつかみたい」という方は、ナシエさんの本はいかがでしょう?

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☆『北欧が好き! フィンランド・スウェーデン・デンマーク・ノルウェーのすてきな町めぐり』(ダイヤモンド社)
☆『かわいい北欧』(イースト・プレス)

こちらはコミックエッセイなので、気軽に手にとって読み始めることができます。

可愛らしい絵と軽やかな語り口でどんどん進んでいくのですが、そこは北欧通のナシエさん。これまで数回にわたり現地を訪れていることもあり、その知識の量がすごいのです。細かく描き込まれた絵には情報と愛がたっぷり。さらに食べ物や風景の描写も正確で、目の前にその光景が広がっているように感じられます。まずはビジュアルから北欧のイメージを膨らませたい方にはぴったりです。


さらに広く、深く知りたい方のために、森百合子さんの本をご紹介します。

北欧ライターの森さんは、これまでに幾度も北欧を訪れていて、メディアへの出演も多数。最新の北欧事情を知りたいなら、まずは森さんのサイト「北欧BOOK」やSNSをチェックするのがおすすめです。

著書も豊富で、北欧について様々な角度から取材し、執筆しています。

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☆『日本の住まいで楽しむ 北欧インテリアのベーシック』(パイ インターナショナル)
☆『いろはに北欧 わたしに”ちょうどいい”旅の作り方』(学研プラス)
☆『北欧のおもてなし』(主婦の友社)
☆『北欧ゆるとりっぷ 心がゆるむ北欧の歩き方』(主婦の友社)
☆『北欧おみやげ手帖 12年間の「これ、買ってよかった』(主婦の友社)

*これらは著書の一部です。

旅、インテリア、雑貨、ライフスタイル、食事(特にビールやコーヒー)……。北欧に関するありとあらゆる情報に精通している森さん。これだけの冊数があっても決して内容は重ならず、北欧のいろいろな魅力を引き出しています。現地を訪れた時に知りたい大小の情報はもちろん、日本にいながらにして北欧を感じられる暮らし方、その取り入れ方についても教えてくれます。

そして具体的に旅の計画を立てる段階になれば、森さんの『3日でまわる北欧』シリーズ(トゥーヴァージンズ)は外せません。

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一般のガイドブックには載っていないコアなスポットや豆知識、店主の人柄まで知れるのは、現地の人々とのご縁や、これまでに積み重ねた経験の賜物。私もフィンランドを訪れた際には、大変お世話になりました。

また、写真が美しいのも森さんの本のポイント。ページをめくっていると、まるで実際にその場所に立っているかのように、空気感や臨場感が伝わってきます。無理なくまわれるようにコースも組まれていますので、初めて北欧を訪れる方はぜひ参考にしてください。


いかがでしたでしょうか。
北欧の話になると「遠いんですよね」と言われることが多いのですが、羽田からフィンランドのヘルシンキまでは、直行便で10時間ほど。「日本から一番近いヨーロッパ」と言われています。思っているよりずっと近いんですよ。

とは言え、昨今の状況を考えるとなかなかすぐに行くことは出来ません。いつか訪れる時のためにイメージを膨らませておきましょう。

ひるねこトラベル、今回はここまで。
次回は「北欧篇パート2」として、より北欧の人々や生活について知っていただける本をご紹介したいと思います。


この記事を書いた人
小張隆(書店店主)
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