hitokoto_yuta

妻に子どもたちを連れられて家を出ていかれた男の日記。また、印象に残ったなんでもない「ひと・こと」を想って綴ってみます。

hitokoto_yuta

妻に子どもたちを連れられて家を出ていかれた男の日記。また、印象に残ったなんでもない「ひと・こと」を想って綴ってみます。

最近の記事

2023/05_vol.3 子供に会えない寂しさ

2023年のGWは私が社会人になって以来、もっとも長い6連休となった。3月から大手の会社で事業の立ち上げを担っていて、会社自体がホワイトな体質ゆえに祝日は教室を開校しない方針となったからだ。 3月から4月までは0→1からの立ち上げ業務で忙しく、片道1.5hの本社へ出勤していたが、4月下旬からは片道20分ほどの場所へ移り忙しさも徐々に落ち着いていった。 その矢先だった。 妻は子どもたちを連れ去り、実家へ荷物をまとめて出ていった。 計画的な別居だった。 引っ越しトラックがなけれ

    • 2023/05_vol.2 絶望と疲弊

      しばらく放心状態となったあと、正気を取り戻し妻の携帯へ電話した。 何度かけてもコールするだけ。 LINEにもメッセージをしたが、既読にはならなかった。 「え、どうしよう」 行き先は見当がついている。 実家だ。 ときどき連絡をとる程度だった義母。 妻の私への批判や愚痴は真っ先に伝わる相手だ。 正直、気は重いが義母に電話をかけた。 話した内容は詳しく覚えていないが、「妻から実家に向かっていると連絡があった。しばらくお互い冷静になる期間必要じゃないか。」のようなことを話したと思う

      • 2023/05_vol.1 家に帰ったら誰もいなかった

        まずは簡単に自己紹介をさせてください。 最近になってようやく心が落ち着いてきたこともあって少しづつ綴っていきたいと思います。 2024年で40歳になった私には、離婚調停中の妻と幼い娘が2人います。 現在は、東京(私)と滋賀(妻と子供)で別々に暮らしています。 離婚を切り出された理由は、浮気とかDVとか明確な原因があるものではありません。思い当たるとすれば「子育て」に関すること。 だけど、妻に任せっきりにしていたつもりはありません。 こんなこと書いたら「本当か?」「言い訳臭

        • 「福岡ランチ_vol.02」

          毎週金曜日には外でランチを食べるという自分流の「ルール」ができてから、たくさんの素敵なお店に足を運ぶことができました! 今日はちょっとおもしろいネーミングのお店と、北欧風のインテリアが特徴的なイタリアンのお店をご紹介します。 博多炉端 魚男 フィッシュマン(FISHMAN) http://www.m-and-co.net/fishman/index.html すでに名前からして独特な感じが漂っていますね。お店は福岡市中央区今泉にあります。 “素材の持つ美味しさ”と利

          「福岡ランチ_vol.01」

          福岡に来てから自炊をする機会が増え、ついでに翌日のお弁当まで作る始末。 せっかく福岡にいるんだからランチくらい美味しいものを堪能したい。 ということで、毎週金曜日はお弁当を作らずに外食をする日に決めました。 会社が「薬院大通駅」から近いため、その周辺でランチ探索をしています。 そのなかで僕が行ったお店を2つご紹介します。 「gorm's」 http://gorms.jp/ イタリアンのお店です。晴れた日にはテラスで食事をいただけます。 陽気な日差しを浴びながら

          「福岡ランチ_vol.01」

          「東京 お台場」

          このまえ東京に帰省した。 「久しぶり」と言うほどではないが、やっぱりまだホーム感がある。 東京には住んでいたけれど「お台場」に行く機会はそう多くはない。 けれど、東京の人の多さ、都会色の強いところが苦手だ。 30年近く住んでいたけれど、こればっかりは慣れない。 福岡に来て住みやすさを感じた点の1つは、人がゴミゴミしていないところ。 そして、東京と異なり都会の中にも人の温かさを感じるところは魅力的だ。 帰りの飛行機。 窓から福岡の街を眺めて思った。 やっぱりこ

          「東京 お台場」

          「門司港(もじこう)」

          北九州の関門海峡の近くにある港、門司港。 晴れた日には関門海峡もキレイに見えます。 門司港は、横浜や神戸、函館など港町に見られるレンガ造りの街並み。 ベストセラー小説、「海賊と呼ばれた男」の主人公、出光佐三と出光の歴史的舞台となった場所だ。 門司港レトロと呼ばれているように、大正ロマン漂う街並み。 景観を大事にしているのが伺えます。 門司港に来たらこれは食べておきたい、と思ったのが「焼きカレー」。 食べログ先生の評価も高い門司港駅のすぐ近くにある"BEAR FR

          「門司港(もじこう)」

          「日本三大稲荷」

          ぼくは神社が好きでよく寄り道します。 鳥居の鮮やかな赤と晴れた日の青空とのコントラストが大好きで、特に稲荷大社は好きですね。(こんなこと言うと変な人みたいですが…) ところで、「日本三大稲荷」ってご存じですか? 実はここが三大稲荷だよって明言されているところはなくて、候補地が9つもあります。 そのなかで「伏見稲荷大社」だけは全国の稲荷神社の総本宮として確定しているようです。 しかし、三大稲荷の有力候補はあるようです。 それが、「伏見稲荷大社」、「祐徳稲荷」、「豊川

          「日本三大稲荷」

          「糸島」

          福岡の都心部から車で30分ほどの距離にある「糸島」。 近年は福岡移住をされる方で、糸島を住まいとして選ぶ人が多いようだ。 海あり山あり自然に恵まれた糸島は、おしゃれなカフェや工房が点在し、都心までのアクセスも良し、子育て環境良しと注目を浴びている。 東京にいたらこんな近くに自然を感じられるスポットはないだろう。 先日、糸島に行く機会があった。 うん、とても魅力的な街。そして、本気で糸島に住みたいと思えた。 ぼくは以前より自然に恵まれた海の近くに住みたいと思っていて

          「ごぼう天うどん」

          福岡はうどん屋が多い。 福岡の人にとってうどんはソウルフードなのだろう。 人気店は人の出入りが絶えない。 東京にいた頃はうどんは殆どと言っていいほど食べなかった。 初めて福岡に行った際に訪れた「うどん平」。 ここで食べた「肉ごぼう天うどん」の美味さに衝撃を受けた。 特に、うどんの出汁とごぼう天とのマッチがたまらない。 「いったい福岡のうどんのルーツはどこにあるのだろうか?」 "ごぼう天は明治から戦前まで福岡・天神に店を構えた「おとちゃんうどん」(閉店)が発祥と

          「ごぼう天うどん」

          「Mr.Children」

          最も敬愛するアーティスト。 Mr.Children 11歳の頃、林間学校へ行くバスの中で流れていた曲。 Tomorrow never knowsそれを聴いて以来、約20年ものあいだファンでいる。 Mr.Childrenの曲のほとんどは、桜井さんが作詞・作曲を手がけている。 桜井さんが紡ぎだす世界観。 多くの人がその世界観に魅了され、惹きつけられる。 ぼくもその一人だ。 コンサートではアーティストの域を超え、エンターテイナーである。 会場との一体感を極限にまで

          「Mr.Children」

          「角島(つのしま)」

          角島大橋(つのしまおおはし)。 白い砂浜とエメラルドグリーンに彩られた海。 そこへまっすぐに伸びる大橋。 こんな絶景が日本にあったなんて。 あたり一面に広がる青空と青い海。 車の窓を少し開けて走れば、風が心地よくとても気持ちがいい。 まるで海外にいるような錯覚。 透明度の高い海。 初夏を感じさせてくれる5月のよく晴れた日。 暖かな陽気と心地よい風を感じる。 広大な青空と透き通った海を目の前に心が洗われた気分だ。 人の心を動かす自然の力は本当に偉大だと

          「角島(つのしま)」

          「GW(ゴールデンウィーク)」

          社会人になってから約10年。 GWをまともに休んだことがない。 「今年は大型連休です!」ってTVのニュースで言っている。 残念ながら社会人になって以来、GWという実感がないのだ。 けれど、ワーカホリックなわたしにはちょうど良い。 長期の休み明けの仕事量を考えると不安すら覚えるからだ。 もちろん休みはある。 しかし、 ダラダラ過ごす長期休みよりも 限られた休みだからこそ、大切にできる。 それこそわたしのゴールデンウィーク(エンド)だ。 そして今日も

          「GW(ゴールデンウィーク)」

          「福岡」

          東京から1,000km。 約32年間を東京で過ごし、2016年3月に福岡へやってきた。 初めてこの地にやってきてから2ヶ月が経つ。 "Little Tokyo" その名の所以どおりコンパクトにまとまった街という印象だ。 移動手段は「電車」から「自転車」になった。 朝の満員電車から開放され、今では颯爽と自転車をこいでいる。 街の中心部までは電車で4駅、自転車で15分だ。 一方、車で30分走れば青い海、凛とした山々があり、自然に満ちている。 そして、とに