「ごぼう天うどん」
福岡はうどん屋が多い。
福岡の人にとってうどんはソウルフードなのだろう。
人気店は人の出入りが絶えない。
東京にいた頃はうどんは殆どと言っていいほど食べなかった。
初めて福岡に行った際に訪れた「うどん平」。
ここで食べた「肉ごぼう天うどん」の美味さに衝撃を受けた。
特に、うどんの出汁とごぼう天とのマッチがたまらない。
「いったい福岡のうどんのルーツはどこにあるのだろうか?」
"ごぼう天は明治から戦前まで福岡・天神に店を構えた「おとちゃんうどん」(閉店)が発祥とされる。煮付けた厚切りごぼうを揚げた具が評判を呼んで博多に広まったという。"(福岡市麺類商工協同組合より)
なるほど、博多が発祥だったのか。
もう1つ、「福岡のうどんはどうしてこんなに麺が柔らかいのだろう?」
調べてみるとこんな見出しを見つけた。
"博多うどんの特徴は、麺の柔らかさです。だしの中で麺がふんわり漂っている博多うどんは、角があり麺のこしが前面に押し出される他のうどんとは違います。だしも独特です。ベースには必ずいりこを使用し、他に鯖、あご(飛び魚)、うるめなどの「雑ぶし」、それと昆布を組み合わせてだしを作ります。味付けには、本醸造等の甘めのしょうゆを使います。"
柔らかく、ふんわり漂う…。
なんとなくわかります。
最近は「天ぷらうどん」という店(天ぷらがメインではないです)が好きだ。
ここは「手作りキムチ」がカウンターにおいてあり、自由にいただける。
しかし、激辛である。。。
ポイントはうどんを途中まで食した後、キムチをうどんの中に入れる。
するとどうだろう、出汁がキムチの辛さを程よく緩和しコクがでるのだ。
ぜひ一度お試しいただきたい。
福岡に来て「ごぼう天うどん」と衝撃的な出会い。
そしてすっかりハマってしまった。やはり「食の福岡」だなと納得できた。