田舎町から大都会に出てきたときにおきた異変 〜 「大都会」クリスタルキング
大学進学で、田舎町から大都会に出てきたときにおきた異変
それはある日、何気なく鼻をかんだときにおきた。ぶびびっと鼻をかんだら、何やら黒ずんでいる。なんだろう?とおもったら、すぐ合点がいった。大気の汚れがそのままそこにあったのだ。黒ずみとして。
思えば、修学旅行で短期、数日、関東に滞在した時も同じような事件が発生していたのだった。なので、ははあ、これは大気汚染の影響だと思えたのだ。
つまり、想像するに、きれいな空気を鼻のフィルターは通していたが、それまでの十数年の日常とは違う状況におかれたとき、フィルターは即座に機能し、汚れを吐き出してくれていたのだ。
ただ、それも数日まで。その後は、まったくそういうことがなくなった。おそらく、もはやフィルター効果は無くなってしまったのだろう。
ということは、汚い大気を吸い込むことに順応してしまったということなのだろう。
これはよく考えると恐ろしいことかもしれない。
一度、順応すると、元に戻るのはなかなかに厳しいとおもわれ、もしかすると、それこそ十数年を要するのかもしれない。
また、それ以外にも原因不明のデキモノ、原因不明の頭痛、原因不明の内臓の痛みが頻発した。特にそれは、都会に移り住んだ初年度に集中していたのだから、たまったものではない。
環境の悪さが、カラダに負の影響を与えていると感じ、あのころから、シャンプーは石鹸シャンプーに変え、洗剤も自然派に変えた。清掃用具も自然派に。そうすることで、次第に負の症状は収まってきた。ただ、これもやはり、除去されたというよりは、順応し、反応が無くなってしまったという側面が強いのだろう。
シックハウス症候群という言葉が、都会に住んでから4-5年後に登場した。
そんなこともあり、自分の実体験もアリ、20代前半から食生活も自然派に変更した。無論、飲み会などもあるし、ファストフードも牛丼もサンドイッチも食べるし、喫茶店にも行くので完全なる転換ではない。できるかぎり食のベースを整えたということだ。
そして、清涼飲料水をなるべくやめ、コンビニで買う時もお茶、水などを中心にし、お菓子の頻度もだいぶ減らし、お腹が空いたら昆布やナッツ類を食べるように日常を転換していった。
決してストイックではなく、できる範囲で、ベースを整えたということ。
振り返ってみて思うのは、ベースを整える事ができたのは、やはり都会在住初年度のカラダの不調が遠因だと思う。体はこうも簡単に影響を受けてしまうのだということがわかったから。
住む場所はなかなか変更が難しい。移住もなかなかできないでしょう。そんなときは、日常を見直すだけで、だいぶ生活を変換できると思うのだ。
と、そんな大都会のことをつらつらと書いてみました。