「Memory」 CATSより
自分が年老いた時のことを考えてみました。
若い時期を思い出して、その時代に郷愁にも似た思いを寄せているのかもしれません。
思い出。メモリー。
思い出という言葉には、必然的に今よりも昔の時間軸が含まれます。
言い換えるならば、それは歴史であり、積み重ねられた経験値です。
人は文字を発明したことで、過去の囚われ人となりました。思いを伝達する手段が増えて感情の共有がしやすくなった代わりに。
メモリー。記録。
歴史や経験値は記録されることで、後世に世代を超えて残すことができます。
物理的な手段でなくとも、記憶は、脳のどこかに歴史や経験値が記録されたもの。その記録が、多ければ多いほど、きっと記憶は鮮明になるのでしょう。
記録。記憶。
そのなかには、人生の凹凸が刻まれています。苦難や後悔、栄光や歓喜が。
自分が年老いたとき。
来た道を振り返ってみたとき。何を思うだろうか。何が、どういった感情が、自分の胸に訪れるだろうか。
願わくば、プラスもマイナスも、凹凸も全て含めて、良い人生だったと、、ささやかな幸せ感と共に振り返ることができたら良いと思う。
きっとそうあるように思います。そう感じたとき、何が幸せだったかがわかるような気がします。
Look, a new day has begun
そしてまた新しい一日が始まります。
たとえ年老いても、命ある限り、新しい一日は始まります。
記憶。メモリー。
記憶は、そんなことに気がつかせるために存在しているのかも知れません。
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