日本音楽史拾遺Vol.12 ~ 思い出のCD-BOX黎明期
1990年代も数年を過ぎたころ、FMステーションという雑誌でとある特集が組まれていました。
それは洋楽のCD・BOXの特集。
CDが広がってきて、コンパクトサイズが当たり前になって、1枚あたりに詰め込める容量も大きくなって、という時代背景もあったのでしょう。今でこそ、CD/BOXは当たり前のように存在していますが、当時としては珍しかった記憶があります。
そのBOX特集では、カーペンターズ、サイモン&ガーファンクル、エリック・クラプトンなどなど、洋楽の入り口にいるようなアーチストが多数紹介されてました。いずれもこれから聞いてみたい、深堀したいアーチストたち。
初めて買ったBOXセットはジョン・レノンでした。1990年、没後10年ということで発売された4枚組のBOXです。
このセットは実は今思えば粋なBOXでした。たとえば、、、
・ジョン・レノンが隠遁時代にエルトン・ジョンとやったライブの3曲が入っている。しかもMC付き。この3曲のうち2曲はビートルズナンバー。「Lucy in the sky with diamonds」と「I saw her standing there」。このMCが良くて「この曲は昔のフィアンセ、ポールと作った曲だ」なんて。実はこのライブ会場にお忍びでポールが来ていたとかなんとか、、なんていう裏話もあるライブがそのまま収録されています。
などなど。
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