僕たちは皆、循環の中に生きている 〜 「たどりついたらいつも雨降り」 吉田拓郎、氷室京介
雨をどう捉えるか。
雨が降る。それは自然の循環の一コマ。
大気中の水の分子。太陽によって蒸発し、大気中を彷徨う水の分子。その分子があつまり雲になり、ある飽和点で、一気に地上に向かい滑り出す。
それを僕たちは雨と呼ぶ。
雨が降る。それは自然の循環の中で生きていることの証。
人の身体も水でできている。その中に感情がくるまれている。感情や心も人の身体の循環の中にある。
人生には凹凸があり、それが人生を鮮やかに彩る。時には、心に雨が降る。
やっと辿り着いたのに、ここもどしゃ降り。そんなこともある。
わけもなく涙が溢れるときもある。
でもきっとそれは生きている証。自然の循環の中に、身体の循環の中に生きている証。
やがて雨は止み、太陽が辺りを照らす。新たな循環の始まりには、太陽の光が必ずある。
それが自然。
それが人生。
僕たちは、皆、循環の中に生きている。
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