レコードジャケット博覧会シリーズvol.4 / 風景編
さて、数多く聞いてきた音楽の中でも、これぞ!!というジャケットにたくさん出会いました。そんな記憶に残って、LPがあるならLPで持っていたくなるような、そんなジャケットを何回かに分けてご紹介してみます。
Steve Rothery - The Ghosts Of Pripyat
英国のプログレッシブロックバンドの現在のギタリストのソロアルバム。全編インストで、後期ピンクフロイドを髣髴とさせるシンフォニック×泣きのメロディ。そのまんまジャケットの世界が展開されていきます。僕は北国出身のせいか、こういう風景をみると、とたんに引きこまれてしまいます。。しかし良い風景ですよね。。
Anne Phillips - Born to Be Blue
タイトル通りの物憂げにたたずむアン・フィリップスのジャケットが印象的な1枚。LPでほしいんですが、高値販売中で、ちょっと手が出ず。たしかにそれもうなずけるジャケットデザイン。この、ちょっともやのかかった、アメリカの都市の風景と非常にマッチしている画ですよね。音楽の内容も物憂げでこれまた素晴らしいんです!
Pink Floyd - Animals
英国の発電所の上を、豚のバルーンが飛ぶ。。なんともシュールなジャケット。この時期は、ロックフロイドと、シンフォニックフロイドの移行期のようなもので、音楽的には形容しがたいものがあるんですが、不思議と何度も聞いてしまうんですよね。
David Bowie - Ziggy Stardust and the Spiders From Mars
デイヴィッド・ボウイでは最も有名な1枚でしょう。スターマンもあるし、レディスターダストもあるし、ジギースターダストもあるし。この英国の街並みに異星人のようにたたずむジャケットもまた名作の予感しかありません。
Bill Evans with Philly Joe Jones - Green Dolphin Street
これはどこの風景なのでしょうか。。なんとも素敵なジャケットは、あの繊細な音色のピアニスト、ビル・エヴァンスのLP。LPを聞きつつ、この風景を見ながら、自分がここにたたずんでいるような、そんな錯覚を覚える1枚ですね。
Roberto Olzer Trio - Celeste
あまり知られてはいないジャズですが、ジャケットがあまりにも素晴らしい。個人的に、空の写真を良く撮るんですけど、これほどのものはなかなかないですね。見ていて気持ちが良くなる一枚です。
The Beatles - Abbey Road
あまりにも有名な一枚。これだけでアビーロードという地名はワールドクラスになりました。内容もまたインパクトのある傑作。ジャケットもポール死亡説がでるなど、これまた話題満載。この偉大なグループは最後のアルバムも何から何まで話題であふれていたのでした。
Oasis - (What's the Story)Morning Glory?
これはマンチェスターでしょうかね??オアシスのジャケットはロゴの配置が絶妙だなーと毎回思います。こんな感じで、人は知らないうちに知らない誰かとすれ違っている。。それ自体に大きな意味はない。。。みたいなことを想像してしまったり。。。
Jingle Bell Jazz
これはなかなかLPで探し当てられていない一枚。なんか引きこまれますよね。雪景色と黄色のタクシーと、信号を待つ紳士?淑女?の姿。クリスマスなので家路を急ごうと、タクシーを待っているのかしら??などと想像が膨らみます。
John Lennon - Lennon
小野ヨーコさんと一心同体だった時代の1枚。デビュー作ですね。このアルバムは、心の、魂の叫び満載なんですが、ジャケットは不思議と安らいでいるんですよね。その対比がまた面白いんですよ。
こちらのアルバム評は以前まとめております。
Yoko Ono - Season of Glass
このタイトルと、メガネとグラスの絶妙な配置。このメガネはジョンレノンが、撃たれたときに着用していたもの。この汚れは、、、つまりそういうことなんです。ヨーコさんにしか作りえないジャケットです。
BEGIN - Sugar Cane Cable Network
限定LPの中面の写真です。本来のジャケットよりもこちらの方が、このグループの本質を表しているような気がします。やはり、このグループは自然の中のたたずまいが良く似合う。
というわけで、今回は風景編でした!
まだまだあるので、次回は、項目を選定せず、単にジャケット紹介ということで更新してみたいと思います。次回もご期待ください。
皆さんのお好きなジャケットがあれば、ぜひコメントお寄せくださいね!!
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