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講演:楽しい国語教室実現への道―大村はま実践に学ぶ
楽しい国語教室実現への道―大村はま実践に学ぶ
という演題で、11月30日に講演します。
千葉大で開催される「大村はま記念国語教育の会千葉大会」です。大会テーマは「国語教室におけるウェルビーイングの実現」です。
私の講演以外にも、
①「大村先生と私:若き教師と教員を目指す学生へのメッセージ」(苅谷夏子理事長)
②小中高の実践発表と協議(森田真吾・小暮慶・長谷川正裕・木原拓洋)
③対談と協議「大村はま実践から学ぶカリキュラムと単元の開発―共同実践を出発として」(寺井正憲・牧野太輝・甲斐伊織)
④「大村はま国語教室「第四世代」からのアプローチ」(甲斐雄一郎会長)
等の証言や実践報告や対談や展望等があります。
私の講演資料がさきほど(夜中の3時ころ)出来上がりました。
その末尾の「十」の内容が、次のようになりました。
十 大村単元と実践の特色
①一人一人全員が自分の作業に専念。一人一人に寄り添って支援。個別最適な同時異学習の先例。
②目的をもって、作り、演じ、探究する。聞く・話す・読む・書くが生きる実の場。目的と相手が明確なコミュニケーション活動。
③一人一人が自分の活動を目的に照らして省察評価しながら進む。「先生、次何やりますか?」(指示待ち)ではない。
④優劣のかなた。優劣が有るのが現実。優劣を無くすのではなく、優劣が気にならない内容と方法。同時異学習だから比べられない。各々が、自分のペースで学び育つ。優劣が目立たないので安心・充実・幸せ。ウェルビーイングな空気。
⑤一人一人の成長が目的。
⑥生徒は結果をめざすが、教師がめざすのは、生徒一人一人の成長。「単元における二つの目的」
⑦作る・演じる・探究する総合的探究単元。国語プロジェクト単元の先例。
⑧世界観と言葉を同時一体的に学ぶ。二重カリキュラム的単元。
⑨安心して試行錯誤に挑戦。間違っても失敗しても、叱られたりばかにされたりしない。心理的安全性のあるウェルビーイングな空間。
⑩表現活動を通して正確に豊かに読む。イメージ化。翻作法の先例。
⑪教材開発。教科書も使うが、教科書以外の言語生活先般を学習材にする。市報『まえばし』で言葉探し。漫画集『クリちゃん』全四冊で表現活動。
⑫言語の知識を豊かにしたり、作文力などの言語力を高める練習の時間と場が授業時間中にある。宿題や放課後居残りではない。
以上が、私の講演資料の末尾「第十章」の内容です。
参加申込みは、下記のURLからお願いします。
https://qr.paps.jp/I0DwK
当日参加受付もあります。
参加費:一般:2,000円。 会員:1,000円。 学生:500円。
受付開始:9:00
懇親会:17:00~。懇親会費5000円。
☆連絡先:大村はま記念国語教育の会理事長・事務局長 苅谷夏子
E-mail:hokokugo@gmail.com
ご参加をお待ちします。
写真は大村はま先生現職中の研究授業です。左下のはめ込み写真の長髪の顔は、授業を見ている30歳の私です。
以上です。