見出し画像

ケミカルフリー、オールオーガニック

週末はひたすらパティオの草むしり。砂利が敷き詰められているから油断していた。時間がある時に抜けばいいや。ちょっとづつ草が生えていたはずの草を一年間放置していたら、無視できないくらいの茂みになった。アパートの管理人さんに聞くと、パティオの草はテナントの責任ということらしい。週末は草むしりをした。

大きめの草を試しに引っ張ってみたら意外と簡単に根本から抜けた。大きいのを抜いても、砂利の間から小さい芽が無数に顔を出しており、こっちの方が手強い。地表の砂利を払い除け、しっかり根本を指で摘まないと、根っこから抜けてくれない。砂利の下に毛細血管の様に細い根を張っている。雑草との終わりなき戦い。

ただ、「根こそぎ」引っこ抜けると気持ちいい。プチプチを潰すような快感に途中からハマってしまった。むしっている間は心がすごく落ち着いた。無心でむしればむしるほど、庭が少しづつだが着実に整っていく。精神衛生上とても良い効果があると思った。何より週末は久しぶりに天気もよかった。太陽をたっぷり浴びながら地面に這いつくばって庭を綺麗にした。ネコも不思議そうに見ていた。

アメリカは住宅スペースが広いため、前庭のあるお宅が多い。凝った家ほど草むしりが大変そうだ。ガーデニングツールも多彩で、業者も多い。私の様に手作業でひたすら抜く人は少ないのかもしれない。みんなどうやって庭を手入れしているのかという視点で家を見るのも面白いかもしれない。

極端な動画も見つけた。プロパンガスを使用した自家製?火炎放射器。地表の草も、地下の根っこも炎で焼き切るそう。「除草剤メーカーがあなたに知られたくない素晴らしいガーデニングテクノロジー」というタイトルで動画が上がっていた。ケミカルフリー、オールオーガニック。らしい。なんか違うような気がする。やけどや火事が怖いから私は手で抜こうと思う。

洗剤、酢、塩で作る自家製除草剤。これは簡単そうだし、身体や猫への害も少なそうだ。試してみる価値はあると思う。

草むしりに週末の多くの時間を使ったから、結果的にかなりゆっくりでき、しっかり休養できた。しばらくは疲れたらパティオを綺麗にして精神衛生を保つ方法を活用したい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?