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中医基礎理論

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中医基礎理論の内容です。 全然基礎じゃないという突込みは無しでお願いします 多くの方が基礎理論で中医学を挫折しますが健闘を祈ります。
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【暑さは天敵 六淫の暑邪】中医基礎理論

今回は暑いときに発生する六淫の暑邪について解説していきます。毎年毎年唸るような暑さが更新…

【疾病(病気)はなぜ発生するのか?】中医基礎理論

以下は中医学における疾病の発生原因を説明する4つの観点について、さらに詳しく解説したもの…

【疾病(病気)の発⽣ 陰陽失調】中医基礎理論

今回は疾病の発生の原因の一つである陰陽失調に関する解説を行っていきます。 陰陽失調に関す…

【疑問 腎系 蔵象学説 】中医基礎理論

1. 膀胱炎と腎の関係 膀胱炎は中医学では、膀胱が「水道」を司る臓器であり、体内の「水」の…

【陽気と気の違い】中医基礎理論

中医学において 陽気 は、体内のエネルギーであり、特に温める作用(温煦作用)を担います。こ…

【髄と奇恒の腑】中医基礎理論

今回は奇恒の腑の「髄」について解説します。 髄(ずい)の基本的な概念 髄は、腎精(じんせ…

【腎の蔵象学説】中医基礎理論

腎と蔵象学説についての解説 腎の基本的生理機能 精を蔵す、先天を主る、生殖を主る 精(腎精): 腎に蓄えられる生命の根本物質。 腎精の役割: 成長、発育、生殖を支える。 骨の健康、髪の強さ、脳や記憶力にも関与。 不足すると: 発育不全、不妊、虚弱体質、老化の促進、骨の脆弱化、脱毛や白髪が増える。 先天を主る: 腎は両親から受け継いだ「先天の精」を保持し、これが生命活動の基礎を成す。 生殖を主る: 性機能、妊娠、出産に不可欠。精の不足は性機能障害や不妊

【疑問 腎虚】中医基礎理論

今回は腎虚と腎陰虚、そして腎陽と腎陰に関する疑問を説明します。 腎虚と腎陰虚の違い 腎虚…

【肝と造血の働き】中医基礎理論

肝と蔵血の働き:さらに詳しく 中医学で肝は、血液の管理者として重要な役割を果たします。そ…

【発汗と気の関係】中医基礎理論

今回は発汗異常と気の関係について調べてみました。発汗異常は、肺の宣発機能と深く関連してお…

【心と舌と汗 蔵象学説】中医基礎理論

今回は蔵象学説における「心」の概念とその他の組織器官との関係性について、さらに詳しく解説…

【血と津液】気血津液弁証 中医基礎理論

今回は血と津液の関係について、解説いたします。気血津液弁証の最後です。 1. 血と津液の関…

【気と血の関係と補うには?】中医基礎理論

気と血の生成とその源 気と血の共通の生成源: 「気」と「血」は、食物から得られる栄養(「…

【気と津液】気血津液弁証 中医基礎理論

今回は気と津液の関係について、解説と説明します。 気と津液の生成源と胃腸の重要性 気と津液はどちらも脾胃(ひい)、つまり消化器官から生成される「水穀精微」(飲食物のエッセンス)を基にして生まれます。消化吸収したエネルギーが気や津液の源となるため、胃腸の健康が気・血・津液の生成と巡りにとても重要です。 中医学では、脾胃が健康であれば気と津液が正常に生成され、全身に行き渡り、栄養を運ぶことができると考えられています。したがって、ほとんどの漢方薬は脾胃の機能を整えるものが基本