【気と津液】気血津液弁証 中医基礎理論
今回は気と津液の関係について、解説と説明します。
気と津液の生成源と胃腸の重要性
気と津液はどちらも脾胃(ひい)、つまり消化器官から生成される「水穀精微」(飲食物のエッセンス)を基にして生まれます。消化吸収したエネルギーが気や津液の源となるため、胃腸の健康が気・血・津液の生成と巡りにとても重要です。
中医学では、脾胃が健康であれば気と津液が正常に生成され、全身に行き渡り、栄養を運ぶことができると考えられています。したがって、ほとんどの漢方薬は脾胃の機能を整えるものが基本