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アメリカの高校生が読んでいる経済の教科書

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いつか、我が子に読んでもらえたら。 僕が死んでしまっても、君のことを、大切に思っていたんだよ。 アメリカの高校生が読んでいる経済の教科書の解釈と、メッセージ
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アメリカの高校生が読んでいる経済の教科書

アメリカの高校生が読んでいる経済の教科書

「72のプリンシプル」

72を金利(複利)で割ると、2倍になるまでの大体の年数がわかる。

年利1%なら

72÷1=72(年)

今の投資の運用収益率なら

72÷17.6≒4.1(年)

計算していてニヤける。複利ってすごいな。

後は、現在の金利(0.001%)ということを知っていれば、

72÷0.001=72000(年)

銀行に預けて2倍になるまで生きていられないことがよく分かる。

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希少性

希少性

資源は有限、人間の欲望は無限

希少性とは、商品に対する人間の欲求が、実際に世の中にある資源を使って試算できる商品の数量を上回っていること。

不足と希少があるんだけど、2つは似ているようで違っていて

不足は、ある一時期に、ある者の需要量が多すぎる状態のことで、”希少”とは異う。今回のコロナ騒動で言うところの『マスク』が”不足”、不足に当たるもので、『ワクチン』は”希少”になるよ。

【トレード

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インセンティブ

インセンティブ

人生の選択は損得に左右される

希少性の話の中で、トレードオフの考え方が出てきたけど、トレードオフによって、諦めた選択肢のことを機会費用という。

インセンティブとは、報酬やペナルティによって、その活動への関わる人を増やしたり、減らしたりすること。つまり、やる気にさせたり、制御させたりすること。

エコカー減税があるから、エコカーを購入するとか、白バイに捕まりたくないから、制限速度を気にしながら運

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効率的な選択

効率的な選択

たくさんの選択肢からどれを選ぶ?

自分の進路に迷った時、どうやって決めるのか。

現代の子どもたちも、選択肢の多さに困惑している子や、思い込みで誤った認識をしている人など、いろいろいるよ。

希少性の話でもしたように、人生(時間)は希少性の高いもので、自分の人生を豊かにする選択をしてほしいと思う。

選択をするときには、効率的(合理的)な意思決定をする必要がある。この時に念頭に置くべきはその「イ

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取引とお金

取引とお金

取引とはみんなが得をするシステム

勝つ取引、負ける取引取引っていうワードは、なんだか「かけひき」みたいなイメージがあるよね。自分が有利な取引ができるかどうか!が大切で、どれだけ利益を出せたのか?が喜びになったり。

確かに、取引では、利益を得ようという期待がインセンティブにはなってる。

でも、君と取引をする相手は、損をしているのかな?損をするような取引なら君はしないし、誰もしない。

つまり、

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労働

労働

給料は雇用主と労働者の気持ちで決まる

労働の価格働いて得たお金のことを所得といいます。所得は、自分が企業や政府(公務員)に提供(取引に出すこと)できる労働(生産資源)の市場価値によって決まります。つまり、労働力とお金を企業と取引(交換)するんです。

例えば、1ヶ月に100万円を生み出すスキルを持っていたとしよう。

材料費が20万円で、施設維持費が10万円だとすると、利益は

100万円ー20

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利息

利息

実質金利=名目(市場)金利ー期待インフレ率

72のプリンシプルでも話したけど、複利は、「人類最大の発明」ってアインシュタイン博士が言っているんだ。でも、その複利計算ができない日本人がほとんどで、計算ができても運用するのが下手な人がほとんどなんだよ。#僕もその一人。

だから、僕が学んだ利息のことを伝えるね。

利息には、預金利息というもらえる利息と、ローン金利という支払う利息の2種類がる。

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