ヤドカリ放浪記2012〜辰野-奈良井宿編〜
11月1日
AM6:23
辰野ほたる童謡公園
シトシト降る雨音と遠くから聴こえるラジオ音楽で目を覚ました我が心のふるさと辰野での朝
雨でやる気を損なうも七時を過ぎるとお日様が顔を覗かす
AM7:29
セブンイレブン辰野平出店
朝飯にどん兵衛購入
後ぼた餅とスーパードライ135ml缶を購入
AM7:43
辰野町霊園
祖母の眠る霊園
先ほど購入した物を供える
どん兵衛は墓前で俺が喰う
七月に御供えした缶麦酒がまだ置かれていた
長野の身内はちゃんと墓参りに来ているのだろうか?
AM7:58
町立辰野総合病院
この月最初の喘息の診察に訪れる
すると移転していた
慌ててナビに住所を打ち込むが細かい番地まで出てこない
AM8:05
町立辰野病院
ナビの大まかな案内と何とか土地勘で辿り着く
屋号から総合の文字が消えていた
とにかく受付
二番目をゲット
でも二時間待ち…
AM10:16
永福寺観音堂
木曽義仲ゆかりの地に馬頭観世音菩薩を御本尊に祀っているお寺
未完の飾り彫りを含め観音堂は市指定有形文化財である
また観音堂の周りには八十八体の観音像が安置されておりお参りすれば四国八十八ヶ所参りと同じ御利益を授かる事が出来る
AM10:27
塩尻宿
中山道三十番目の宿場町
松本藩六万石の玄関口で栄えた宿場町らしい
現在は車の往来激しい観光地として整備はされていない
AM10:36
上問屋跡
奥に古めかしい門がある
その隣には明治天皇鹽尻行在所の碑が建つ
その隣こそ塩尻宿本陣跡
AM10:39
塩尻宿本陣跡
塩尻市消防団第一部詰所横にある本陣跡
現在はガレージになっている
本陣としての面影は全くない…
AM10:41
塩尻宿脇本陣跡
本陣のまた隣にある脇本陣跡
個人宅が建っているが、その前に石碑等が建ち、心なしか本陣跡より整備されていて格上扱いな感じw
AM10:45
塩尻陣屋跡
現在は笑亀酒造
海鼠壁造りの蔵は倉庫として利用されている
明治時代後期の建物が登録有形文化財に指定されている
AM10:49
下問屋跡·高札場跡
郵便局跡地横の空き地にポツンと石碑が建つのみ…
その前に何やら土台が造りかけているので新しいモニュメントが出来るかも…
またその郵便局跡地が中町局跡である
塩尻宿の史跡はかなり密集しているのであっと言う間に観光終わったわw
AM10:54
小野屋
いちょう屋の屋号でた旅籠屋を営んでいた国指定重要文化財
1829年頃に建てられている
そして2012年、改修工事中…
AM11:04
阿禮神社
御祭神に素盞嗚命·大己貴命·誉田別命の三柱を祀る神社
素盞嗚命が出雲国簸川上の大蛇を平げた後に科野国塩川上の荒彦山に化現し悪鬼を討ち平げた
その大稜威を尊び仰ぎ奉ったのが阿禮神社の起源だとか…
遠くからもワサワサとした神聖な雰囲気のある神社と思い参拝
とても良い神社でした♪
AM11:11
堀内家住宅
国指定重要文化財
予約があった場合のみ内部見学可能
外観だけ観るだけでも価値あり
威風堂々とした佇まいは平成の世でも色褪せない
AM11:28
デリシア塩尻東店
昼飯におにぎり購入
そしておそらくこれから訪れる場所に飲食店もしくはスーパー等はないだろうから晩飯用に弁当も買っておく
ちょいとお茶も御馳走になる♪
AM11:47
平出遺跡
縄文時代から平安時代にかけて集落があった国指定史跡
竪穴式住居址や建物跡等の発掘
またそれに伴う土器や石器·鉄器なども多く発掘されており日本の三大遺跡の一つに数えられているらしい
復元された竪穴式住居などが展示されている長閑で綺麗な公園である
通過上に軽く見渡した
AM11:50
平出の泉
平出遺跡の側にある透き通った美しい泉
鍾乳洞から湧き出している伏流水が溜まった池だとか…
実に美しい池だ♪
こんなに美しい色をしていると冷泉と認識して、つい浸かってしまいたくなる(*´ω`*)
AM11:55
洗馬宿
中山道三十一番目の宿場町
中山道が牛首峠越えから塩尻峠越えに変わり中山道と北国脇往還との分去れの宿場として新設された宿場町
昭和七年の洗馬大火で宿場時代の建物は殆ど焼け落ち、当時の面影は残っていないが地形を含む当時の歴史はそこかしこに見られるらしい
AM11:57
洗馬駅
洗馬宿最寄駅
駅前にある案内図を観て散策に出る
AM11:59
洗馬宿本陣跡
百瀬家が勤めていた本陣跡
説明板には洗馬宿の歴史しか書いていない…
PM0:10
荷物貫目改所跡
荷物の目方を検査する役所
問屋場と併設されていたらしい
貫目改所跡とは珍しいなと思ったら中山道では洗馬と板橋・追分の三宿にしか配置されてなかったらしい
貫目改所は明治の一時期、洗馬学校として利用されたらしい
PM0:13
脇本陣跡
志村家が勤めていた脇本陣
現在は個人宅で百瀬さんが住まわれている
本陣の百瀬家の子孫だろうか…
PM0:15
中神家
現在の宿場町において当時の面影を偲ばせてくれる佇まいの数少ない家屋
奥には確実に宿場町時代の蔵が残っていた
PM0:18
高札場跡
御判形と呼ばれた高札場跡
伝馬駄賃御定や幕府の御触れなどが掲げられていた
現在は公園となり洗馬宿と刻まれた石碑が建つ
PM0:32
あふたの清水
木曽義仲にまつわる云われもあるふるさとの水20選に選ばれている湧水
いい感じの木桶に注がれている
此がせめて冷泉ならなぁ〜と思うw
高札場跡とは丸っきり逆方向で駅を一度通り過ぎた場所に湧く…
PM0:50
本山宿
中山道三十二番目の宿場町
洗馬宿から二km程しか離れていない宿場町だ
そば切り発祥の地らしい…
PM0:54
川口屋
旧旅籠屋
格子窓が特に宿場町風情を醸し出している家屋
出梁造りで他二軒の家屋と連なっている
えぇ〜眺めや♪
PM0:55
本山宿本陣跡
明治天皇本山行在所跡と刻まれた石碑が建てられている
また皇女和宮も宿泊されたらしい由緒ある本陣跡
しかし個人宅なので一般公開されていない…
PM0:58
本山公民館
本山宿脇本陣跡
塩尻宿同様宿場町名の刻まれた石碑や本山宿の浮世絵碑などが建ち、本陣跡より整備されていて格上扱いな感じw
まぁ〜此処の本陣は個人宅だから仕方ないか…
PM1:13
木曽路
中山道の一部であり異称
此処から中山道は木曽街道とも呼ばれる由縁である…
PM1:18
贄川宿
中山道三十三番目の宿場町
木曽路最初の宿場町で関所も設けていた
以前は温泉が湧いていた地域だったらしいのが町名の由来
PM1:19
贄川関所
源義仲七代の孫が贄川に設け四男·家光に守らせた関所
木曽谷の北関門として福島関所の補助的役割·軍事的にも重要な役割を果たしていた
明治二年福島関所と共に廃止され原型は残っていないが明治九年の贄川村誌の古関図等を元に復元された
木曽考古館として展示品も見れる有料施設
外観だけ楽しむ
PM1:30
関所メロディ橋
橋の欄干に吊り下るパイプを叩くと木曽節を奏でる仕組み
メロディラインみたいに綺麗に曲にならないのがダメだね…
俺、音感ないし(^ω^;
PM1:32
贄川宿本陣跡
郵便局前に建つ風情ある建物
脇には湧水
PM1:35
脇本陣跡
最近まで酒屋だったのか瓶ケースが山の様に積まれている
隣には観音寺と麻衣廼神社の入口がある
また湧水ポイントでもある
PM1:40
深澤家住宅三棟
贄川宿の中心にある行商を生業とする商人深澤家の伝統的町家
北蔵と南蔵があり、どちらも腰を海鼠壁とした漆喰塗の土蔵造り
中々素敵な佇まいです♪
PM1:48
道の駅木曽ならかわ
木曽路最初の道の駅
意外と広くて綺麗
名物木曽漆器を販売する棟がメインで地酒も売っている
此処の道の駅のスタンプを捺してなかったので頂く
すると何故か次の道の駅のスタンプもある!?
一応捺しておく
そして同じ旅人のおっちゃんと仲良くなって少しお話しする
PM2:05
木曽平沢
重要伝統的建造物群保存地区
漆器生産を生業とする人々が集住する全国唯一の町
江戸時代の出梁造りの建物から大正から戦後に掛けての建物や蔵がが並ぶ伝統的建造物群
ヤドカリで通過したのみだが、なかなか素晴らしい町並みを観る事が出来た
いつかゆっくりとその町並みを歩いてみたい♪
PM2:09
奈良井宿
中山道三十四番目の宿場町にして木曽路十一宿二番目の宿場町
中山道の難所の一つ、鳥居峠を控え多くの旅人で栄え奈良井千軒と唱われた宿場町だ
その町並みの美しく此処もまた重要伝統的建造物群保存地区に指定されている
何はともあれ散策だ♪
PM2:16
下町水場
宿場町時代から使われている湧水ポイント
昔から飲料水や防火用として親しまれてきた湧水
一口飲んでみる
甘露じゃ甘露♪
PM2:19
奥田屋
道中おやきと暖簾を出すおやき屋
茄子おやきを購入
・
・
・
野沢温泉で喰ったおやきの方が俺好みだな
(´・ω・`)
PM2:27
横水
此処もまた昔から飲料水と防火用に利用されてきた水飲場
湯舟程の木桶が恨ましい(≧ω≦)
PM2:31
大宝寺
マリア地蔵庭園なる名所
子育て地蔵の名で隠れキリシタンに祀られていたお地蔵様·マリア地蔵
今は頭のない座像の姿で祀られている
PM2:33
徳利屋
徳利屋郷土館
蕎麦屋
PM2:35
奈良井会館
奈良井宿観光案内所
奈良井宿の地図を手に入れる
PM2:38
伊勢屋
脇本陣も勤めていた下問屋跡
現在も宿屋として営んでいる風情ある旅館
PM2:40
手塚家住宅
時には庄屋も兼務し約二七○年間勤めていた問屋さん
現在は上問屋資料館として開放している
明治天皇奈良井行在所の碑が建つ
PM2:45
中村屋
奈良井の代表的民家·中村邸
塗櫛の創始者中村恵吉の分家に当たる櫛問屋
1830年頃に建てられた建物
有料三百円なり…
PM2:50
高札場
1973年に復元された高札場
復元された高札場に掲げられた法度などは読み易く現代風に書かれている
脇には宮の沢なる水飲場がある
PM2:54
鎮神社
奈良井·川入の氏神で経津主神を御祭神に祀る神社
本殿は村指定有形文化財に、社叢は村指定天然記念物である
朱塗りの鳥居を潜ると御神木が一本、燐として立っているのが素晴らしい♪
さて後は楢川歴史民俗資料館を最後にUターンする
PM3:04
山なか
手打ち蕎麦屋
NHK朝の連続ドラマ小説『おひさま』のロケ地
って言うか奈良井宿上町エリア自体が『おひさま』のロケ地らしい
PM3:06
奈良井宿民芸会館
木曽塗販売店
本柿渋染め商品なども扱う雑貨屋
『歓迎おひさま陽子の奈良井宿へ』の文字に惹かれてINした
ただそれだけ
PM3:12
鍵の手
戦争状態に入ると一気に軍勢が攻め込まれない様にする防御的意味合いの構成箇所
城下町によく見られる地形だ
奈良井宿は水場や庚申塔·荒沢不動尊など一般生活等の要素を組み込んだ特異質的鍵の手と言えよう
此処に『おひさま』のロケ地マップが掲げられている
PM3:15
山の市場かわせみ
奈良井宿では珍しい土産土産している土産屋
多くの地酒を取り扱う
そば焼酎トマト焼酎は知っていたがレタス焼酎に大根焼酎は知らなかった
地元のスーパーとしても活躍中
PM3:24
日野百草本舗
昔ながら風の薬屋
胃腸の良薬·百草丸が売っている
買いはしないがチョイと話を聞く
PM3:30
おみやげ大源
宿場町の雰囲気に合った土産屋
そんなに品揃えは無いが、そっちの方がこの町に合っている
百草丸が売っていた
PM3:46
木曽の大橋
奈良井の新名所
水辺のふるさとふれあい広場の東側、奈良井川に掛けられた太鼓型の橋
樹齢三百年以上の天然木を使った総檜造りで橋脚を用いない木橋として幅員は日本一らしい
PM3:59
八幡神社
奈良井宿下町の氏神で誉田別命を祭神に祀る神社
奈良井宿の丑寅の方角に当たる場所に建立された言わば鬼門除けの神社
PM4:05
杉並木
中山道に定められた並木道
旧街道の面影をよく残しているらしい
本来なら入ってきた所を抜けると奈良井宿だ
俺は云わば贄川宿に向かう方に歩いている
PM4:08
二百地蔵
聖観音をはじめ千手観音·如意輪観音等の観音像が二百体近く合わせ祀られている
明治期に国道開削·鉄道敷設のおりに集められ安置されたらしい
PM4:20
道の駅奈良井木曽の大橋
国道19号線沿いにある木曽路二番目の道の駅
木曽の大橋を渡り少し歩けばそこは奈良井宿
最初から此処に停めて宿場町の散策に出れば良かった(´;ω;`)
PM4:24
奈良井宿
再び宿場町
陽の暮れた静かな宿場町を歩きたくて再訪
すると帰宅小学生がトコトコ着いて来て挨拶をしてきた
それから少し一緒に歩きながらお話しを楽しむ
途中お店を覗き「今日売れた〜?」の一声には笑ったw
PM4:37
笹屋酒店
この時間帯に開いている数少ない店
あまりに寒いのでワンカップ購入
杉の森購入
この杉の森は奈良井宿にある唯一の酒蔵の逸品
しかし今年の仕込みを最後に休業に入ったとの事…
もしかしたらもう二度と呑めないかもしれない銘酒なのだ
そんな事を女将さんと少しお話
それからまた人気の無くなった宿場町を歩く
杉の森を呑みながら歩く
段々暗くなり風情が灯る
PM4:56
宮の沢水場
奈良井宿高札場横
また結局宿場町の南入口付近まで歩いて来てしまった…
でも灯火がいい感じになってきた♪
さて折り返すか(*´ω`)
PM5:04
芹沢医院跡
宿場町には似合わぬ石造りの建物
此又『おひさま』のロケ地になったスポットの一つ
PM5:16
食事処松波
こんな時間まで開いている食堂
定食は六種類
定食のメインによる単品OK
酒類・ソフトドリンクもそこそこ豊富
モツ煮の単品に日本酒の熱燗を注文
日本酒は木曽路
モツ煮はなかなかボリュームがあって400円
日本酒に合って旨い
なにやら蕪の酢漬けをサービスして頂き、一杯
旨い♡
そこそこ愛想の良い大将とお話しを楽しんで一杯
奈良井宿の夜を楽しむ
二十時まで開いてるんだって♪
PM6:32
ヤドカリ帰還
ホロ酔いでただいま
昼に購入した弁当で晩酌
併しスッカリ寒い木曽路の夜
カセットコンロを点けて暖を取りながらの晩酌
俺の好きな七笑で晩酌
そんな奈良井宿での夜
そんな木曽路に入ったこの日
木曽はえ〜トコじゃ♪
奈良井宿最高(*´ω`)ノ