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『夢を実現するパラレルキャリア beyond2020の働き方改革』

2017年に出た本ですので、タイトルからもわかるとおりちょっと古いです。

「パラレルキャリア」に一時期興味を持ったときに買って、そのまま積読になっていたためです💦

その一時期以降、パラレルキャリアに興味を失ってしまったのですよね。というのも、いまだに副業解禁もできない企業に勤めておりますので・・・

いまどき、起業+パラレルキャリアなんて働き方もありです。というわけで、かぶったほこりを払ってページを開いたわけです。


一緒に学びましょう!💪


新しい働き方の提案

本書は、「新しい働き方の提案」のために書かれています。

「新しい働き方」という言葉は、働き方改革が叫ばれるようになってからよく聞くようになったと思います。でも、

「じゃあ、具体的にはどうするの?」ってところですが、ここはあまり聞かない気もします。本書では、

 ①「志」を持つ
 ②「3つ以上の肩書き」を持つ

この2つを大きなキーワードとして取り上げています。


①「志」を持つ

まず持ってほしいのは「志」で、自分のやりたいことをやってほしいと本書では説明されています。

別に立派な「志」でなくてもよいのです。

ただし、

実現を目指して、ぶれさせずに継続していく必要はあります。はじめることはできても、やり続けられる人は一握りです。

でも、「志」ってよくわからないですよね。だから「志」を可視化(フレーズ化)するのです。見えると人も集まりやすくなります

先週の記事『すごい思考ツール』でも、「名前をつける(ネーミング)」ことの大切さをお伝えしましたが、

本書でもネーミングの大切さが書かれていました。「志のフレーズ」「肩書き」にも人を惹きつける名前をつけたいですね。


②「3つ以上の肩書き」を持つ

肩書きが「2つ」あると「お!」って思いますよね。「3つ以上」あると「この人何者なの?」とさらに気になります。そういうことです。

肩書きを3つに増やすことができれば、人生が変わり、成功を手に入れることができる

そういった人になれるように、セルフプロデュースができていますか? どうすればいいかを考えるところからはじめてください、と本書は言います。

 🔵自分に何ができるのか?
 🔵自分は何をしている人間なのか?

そんな問いからはじめてもいいですし、肩書きをこれからつくっていくこともできます。

大切なのは、個人としての芯の部分です。3つのポイントが紹介されていました。

 ①個人のキャッチフレーズになり得る個性を持つ
 ②体幹トレーニングをするように自分の幹をつくっていく
 ③発信力とスキルを見直す

おっと、これってnoteでできますよね。私の「学びのアウトプット士」なるものもnoteを続けている中で自然と思いついたものです。

私の例。①はいずれ無くなるので、また別のものを考えます


自分のキャリアは自分が決める

「いまいる組織の枠の中だけで生きていていいのか?」と考えてみてほしいと本書は言います。

私が読む本ではよく書かれている問いで、いつも本に向かって「NO!」と言っています(笑)

過去に、プロティアン・キャリアの本の中でもこんな図解を示しました。

『キャリアの悩みを解決する13のシンプルな方法 キャリア・ワークアウト』より

人が長生きになった一方で、組織(企業)は短命になりました。「組織に依存しない生き方」を考えたほうがいいのです。


半歩でもいい、前に進もう

ここ数年、自分の「成長」について悩み続けております。まわりのおじさん達に聞いても、40代以降は成長を感じづらいようですね。

本書では、よりよい人生とするために、常に「成長」を考えておかなければならないとする一方で、それは「半歩でもいい」と言います。

半歩でいいなら、少しは成長できているかな? と安心できますね。

学び続けることは、貪欲になりすぎるということはありません。やり抜く力をもって、粘り強く成長し続けていきたいですね。


やれることは全部やる

ここまでやればいいというラインなど存在しない

という話がありました。

著者の一木さんは、まぁ実績がすごいので「やれることは全部やる」を本気で実践してきた人です。

東日本大震災を目の当たりにした経験もあってのことでもあるようです。いつ何が起こってもおかしくないですからね。自然も人為も含め。

でも、失敗は怖い

そんな気持ちもあるかもしれません。サントリー元会長の佐治敬三さんが、著者主催の場でお話された言葉が紹介されていました。

失敗を覚悟で、他人とちがったことをやってみなはれ

失敗をしても、後悔はせず、反省をして、次につなげければいいのです。


まとめ

本書の中でロバート・ハリスの『人生の100のリスト』の話がありました。

年末ということもあり、「100のリストをつくりたい/つくった」なんて話をnoteの中でもちらほら見かけるようになりました。

具体的に100のリストをつくってみるのも大事ですが、

もう少し大きな枠として自分のキャリア(人生)をいまいちど考えるきかっけとして「志」「3つ以上の肩書き」を考えてみるのもいいですね。


本日の学びはここまで。読んでいただき、ありがとうございます!
また来てください。👋


きしゃこく先生にご紹介いただきました。
ありがとうございます😊

読書期間 2024/12/14-2024/12/18
初版発行 2017/12/31

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高橋ひろあき | 学びのアウトプット士
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