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仕事そして自分との向き合い方

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note代表の加藤貞顕氏の記事を含めた、仕事と労働環境へ実践的アプローチをされている方々の記事を集めさせていただきました。 人の内面をどう見つめていくのか、深掘りしている方々も…
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2024年2月の記事一覧

【新刊先読み】句点「。」で言い切る言葉の是非を問う本『句点。に気をつけろ』

誰もがテキストのような   言葉を話し出している     僕は長らくインタビュアーとして活動してきたので、近頃はそうした経験を踏まえて、「聞くこと、話すこと」と題した講座を開催している。あるとき参加者の数人に受講の動機を尋ねてみたら、こういう答えが返ってきた。    「普段からうまく話せなくてですね…。いまもそんな感じですけど…なんかすいません。…だから仕事でも迷惑かけてると思ったりしてます。でも、できないって意識すると余計に話せなくなります」 「順序立てて話すことができな

群れないひとの悩み

単独だけど,ひとが寄ってくるように・・ 昔から一人を好み 一人で行動している 周りにもそのことを 認識させているので 誰人も 寄ってくることはなく 放っておいてくれるので 助かった ただし・・・ 一人=孤独ではなかった ひとと話もするし どこかへ 出かけたりもする 結構 フレンドリーであると思っている いつもいつも同じ人と ・・というのが嫌いな だけだった これまでの人生 本当にいろいろなことが あった ほかの人から見れば 大したことはないと思うが、 へなちょ

物を溜め込む心理

家やカバンや冷蔵庫に 必要以上の物を溜め込む。 その行動を紐解くと 「心の隙間を埋めるため」 「不安を解消するため」 「決められない迷いの象徴」 であることが多い。 その状態に慣れると 今度は習慣になってしまい なかなかモノを手放せなくなる。 要らないものを処分するとき 判断が必要なので その取捨選択をついつい 後回しにしてしまいがち。 「自分で決めること」 を習慣として身に着けていないと 小さな判断も他人任せにしてしまう。 ひとりで決められないことと 自己判

野外活動を快適に!植物学者のカバンの中身 | 素早い出し入れと防水にこだわりました

色んな方のカバンやメイクポーチの中身を見るのが、とても好きです。経験の中で試行錯誤して選抜された実用的でお洒落な品々の情報をお裾分けしてもらっている、積年の集大成を一気に見せてもらっている、そんなお得な気持ちになるんです。 そんな私がいつも「覗けたらな」と思うのは、植物調査員のカバンの中身!というのも、私は植物調査員として働き始めて8年目、未だに「これで決定版!」というカバンの組み合わせと荷物配分に辿り着けていないのです……! 前職である北海道の調査会社では5年間、調査用

自己と他者を成長させるコーチングの力 

現代のビジネスにおいては、単に指示を出すだけでなく、個々の自己発見と成長を促すアプローチが重視されます。今日は、コーチングを通じて自己と他者の動機付けを高め、長期的な視点での行動の重要性を考えます。 1.質問を通じた気づきの促進 コーチングとは、単にアドバイスをする行為を超え、深い気づきを与えるものです。このアプローチの核心は、相手の内面に深く働きかける質問を通じて自己発見を促すことにあります。たとえば、あるプロジェクトマネージャーがチームのパフォーマンスに不満を感じてい

やられてもやりかえすな

「やられても やり返したらあかん」 遠い昔の 母の言葉がぼんやりと浮かんだ 「やり返してもケンカになるだけ」 そのとき 店のお客さんと話をしていた母の傍らにいたまだ子供だったわたしは、何かを察して 何も聞こえていないふりをして遊んでた そうだな って 心の中でちいさく頷き もし嫌なことをされたとしても、無闇にやり返すのはちがう そう理解した 「やり返してええんはスポーツだけや」 母はそう言っていた * スポーツは好きですか サッカーや野球など お好きな方も多

「ことばの力」信じられなかった報道アナウンサー 能登半島地震から思うこと ~NHKアナウンサー「『命を守る呼びかけ』プロジェクト」~

「今すぐ可能な限り高い所へ逃げること!!」 アナウンサーの、いつもとは明らかに違う強い口調がテレビの画面から流れた2024年元日。令和6年能登半島地震と名付けられた地震によって、東日本大震災以来初めて、大津波警報が発表されました。 そして発せられた「命令調」の呼びかけ。いざという時は、やってくる。NHK の災害報道に携わる人間たちが作り上げてきた「最大級の呼びかけ」が初めて音声化された瞬間でした。 その反響は大きいものでした。 放送を見た子どもが泣き出したことで、危機感

書くことより自分が生きることの方が大事*毎日note180日を前に

180日ということは6か月、半年。 なんとなく毎日だらだらと記事をあげたりしているけれど、 正直ルーティンにしているだけで、毎日書き込む必要性は感じない。 ただ書き込めることの自分を、一日一日褒めているだけな感じもする。 つまんないことを考えることもあるし、 手放したい思いに向き合うこともあるし、 心が整理されてく、キチンと感に押し出されて一日を過ごしている感じ。 最初、誰かの気分転換程度の記事が書けたら充分と思ってた。 日常の同年代とのお喋りの延長のひとり遊び。

100分の1ではなく、すべては1分の1ために

これは確率のおはなしではなく、仕事のおはなしです。 ある時、面接で言われたことば。 そして今でも大切なことば。 忘れないように、ここに綴ります。 当時わたしは無謀にも、まったく未経験の仕事に挑戦しようとしていた。 自分の大好きなコトで技術も身につけられると選んだ仕事は 調理師でした。 あるレストランでのキッチンスタッフを決める面接の一場面。 料理長登場。 そのお方は、やはり料理人って感じの 体格が良く、背も高く、 自信に満ちあふれていて とてもキラキラしていたのを覚え

美術館散歩 #9 アカデミア美術館

アカデミア美術館にはミケランジェロの最高傑作、ダビデ像があります。 彼は巨大な大理石の塊から2年半をかけて高さ4メートルを超える青年の姿を掘り出しました。 旧約聖書の物語、ダビデが巨人ゴリアテと戦う場面を描いています。 過去に造られたダビデ像は戦いに勝った姿を描いたものが多いのですが、ミケランジェロは、今まさに戦いを起こすその瞬間を表現しました。 敵は歴戦の強者。羊飼いの青年ダビデの武器は投石機ひとつ。 はたから見れば全く勝ち目の無い戦いに、今まさに挑もうとする闘志あふれ

想いと戦略で社会を照らす。広告業界出身者が見つけた、自分を解放できる場所

誰の、何のために──。 自分の仕事の“社会的な意義”を見失い、違和感を持ちながらも、その気持ちに蓋をして働いている人は少なくないかもしれません。 READYFORで働く久田伸さんもかつてその1人でした。でも今は、自分の仕事の先に今よりも明るい社会があることを確信しています。 久田さんは、新卒から約10年広告代理店で働き、2023年3月にREADYFORに入社。現在は新規事業の担当としてファンドレイジングキュレーター部の立ち上げに従事しています。 「仕事と仲間は大好きだ

クライアントになってみて分かった、声をかけられやすいフリーランスに必要な3つの「心配り」

受注してばかりの私が、発注者になったざっくりくくると、私はフリーランスのクリエイター。 独立して8年目になりました。 SNSやウェブサイトの検索で知ってくださった初対面の方、知人の紹介で知ってくださった方、これまでの知人。 色々な方からお仕事をいただいて暮らしています。 お客様とのやり取りで大切にしているのは「クライアントが想いが叶えらえる、喜ばれる良いものを作りたい」ということ。 このたび知人にデザインやコピーを依頼して、珍しく発注者側に立つことになりました。 すると