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夜の養生『明日に備えるセルフケア』

ごあいさつ

初めまして、恵比寿で個室鍼灸院を開業しているヒロキと申します。今回は朝、昼と続いて夜の養生法をご紹介します。夜は一日の心と体を癒し、明日を快適に過ごすための大切な時間です。日中の疲れをリセットし、質の良い睡眠をとるために、出来ることから取り入れてみてください。

朝の養生『一日を快適に過ごすコツ』

昼の養生『疲れをためないコツ』

湯船に浸かる ~心身を芯から温める~

湯船に肩まで浸かることで、身体が芯から温まり、リラックス効果が得られます。わずかな水圧や浮力により、血流が促進され、脳の疲労も軽減されやすくなります。毎日の入浴が難しい方でも以下のポイントを参考に、バスタイムを充実させてみましょう。

入浴剤や塩を活用

お湯だけではなく、天然塩やお気に入りの入浴剤を入れると、塩素による肌への刺激が緩和されたり、香りの効果で心地よくリラックスできます。

半身浴から始めて全身浴へ

最初に半身浴でゆっくり体を温めてから肩まで浸かると、ヒートショック予防としても心臓に負担が少なく入浴を楽しむことができます。私の場合はスマホを持ち込んで10分ぐらい半身浴をしてから、あがり際に追い炊きをしてそこで肩まで浸かり良く温まったら出るようにしています。

シャワー派の方は「大椎」を温める

シャワーしか使わない方は、首の付け根にあるツボ「大椎」を集中的に温めるのがおすすめです。2~3分集中してシャワーを当てていると血行が良くなり、全身の疲れが和らぎます。


大椎は寒い季節、ミニホッカイロをはっておいても体に良いツボです!

身体を手で洗う ~リンパケアでむくみ改善~

皮膚には常在菌が存在していて免疫力を助けてくれています。皮膚を清潔にし過ぎないためにも、タオルやスポンジではなく、手のひらで優しく体を洗う日も設けてみてください。このとき、ふくらはぎや首や鎖骨回りなどを入念に洗うとむくみ解消につながります。肌への負担が少なく、美肌ケアとしても効果的です。

水分補給を忘れずに

入浴後はもちろんですが入浴前の水分補給も大切だとバスクリンの方が仰ってました。なるべく水かお茶で水分を取ることが大切です。

おまけ:顔のリフトアップ術

シャワーを浴びたり、ドライヤーをかけるときに「顔を上げる」習慣をつけてみてください。上を向くことがスマスには良いとされ、フェイスラインの引き上げをサポートします。

※「スマス(SMAS)」は、美容医療や美容施術の分野で使われる用語で、正式には「Superficial Musculo-Aponeurotic System(表在性筋膜系)」を指します。この構造は顔の皮膚の下にある筋膜層で、顔の筋肉や脂肪、皮膚を支える重要な役割を果たしています。美容分野では特にリフトアップやたるみ改善に関連しているとされています。

 就寝時は「暗さ」と「足元」を整える

質の高い睡眠は、心身を回復させる鍵です。寝室環境を整えることで、自然と眠りの質も向上します。

完全な暗闇を作る

出来れば寝る数時間前から部屋の明かりを最小にしておいて寝室は暗く、スマホやタブレットなどの光を寝室に持ち込まないようにしましょう。スマホの画面はダークモードにするだけでも、脳がリラックスし、深い眠りに入りやすくなります。

スマホを目覚まし代わりにされている方、睡眠アプリを使っている方。枕元にスマホがある方で朝の寝起きが辛い方は、少し離れた場所にスマホを置くと睡眠の質が良い方へ変わるかもしれません。私は右横にスマホを置くので良く右の首が辛い寝起きがありしました。

床と足元を心地よく

自宅では柔らかい床やマットレスを選ぶことで睡眠の質が向上するという研究結果が出ていました。床は難しいと思うのでもこもこの靴下やふかふかのスリッパなど、足元を柔らかい素材で包むと、リラックス度がアップします。

筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構の柳沢正史教授より引用

今日からできる小さな習慣

夜の養生は、特別な道具や準備がなくても始められます。一日の疲れを洗い流し、体をリセットする時間を意識的に作ってみてください。就寝前の白湯もおすすめです!その積み重ねが、心と体の健やかさにつながります。

明日のあなたがもっと元気に、もっと快適に過ごせますように!

自己紹介


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廣木孝志(ヒロキタカシ)

福島県白河市出身/日本健康太極拳協会楊名時八段錦・太極拳師範/鍼灸師

2007に療術業界に助手として活動を開始/2013鍼灸師の国家資格を取得/2022年恵比寿に個室鍼灸院ハリステーションを開業

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