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口を開くときのクリック音

食いしばりでお悩みの患者様。今まで硬くなったアゴの周りにボトックス注射を打っていたそうです。慢性的な肩こりの改善を含め、紹介から当院を受診してくださいました。

痛みなしのクリック音がする

食いしばりの延長に顎関節症が潜んでいます。顎関節症の段階には「口を開くとき音がする」があります。アゴの関節には“関節円板”と呼ばれるクッションの役割をする組織があり、クリックが続くと組織が炎症を起こしアゴに痛みが起こります。

食いしばり、顎関節症の原因

歯科医師の方から、食いしばりの研究は進んでないと伺っており【ストレス、姿勢不良、歯並びの悪さ】など様々な原因が考えられています。

食いしばりの治療

今回は初鍼灸で刺激にも敏感な方でしたのでアゴ周りの咬筋、側頭筋に優しめの鍼で置鍼。肋間神経と首と巻肩の位置を改善させるアプローチをかけ、私が分かる範囲で姿勢指導とセルフケアマッサージを伝えました。姿勢の説明でクリック音はなくなり双方、納得のいく仕上がりでした。おそらく今回は軽症なので月1でのメンテナンスをすすめました。

まとめ

デスクワーク、会食、出張、重い荷物、プライベートのドタバタと日常にはついつい食いしばる場面がありますが、食いしばりには心を落ち着かせるセロトニンを分泌させる作用があるので、個人に合わせたストレスの緩和させる道もこれから伝えていければと思います。

皆さんのストレス発散方法があれば是非コメントください。それでは良い1日になりますように!

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