お月見コンテスト、三日月賞を頂きました🌙
昨日、私は有言実行の気持ちでタコスを買った。もちろんビールも一緒に。
「この日はタコスを食べるぞ」としばらく前から決めていた。
帰り道、家路を急ぎならも月を探して歩く。
空は全体的に雲がかかっていた。
「あれ、もしかして今日、月は見えないのかな...?」
そんなことを思いながら、少し寄り道をして、外灯の少ない近くの公園の方まで歩いてみる。
明るいところに目をやっても、それらは月ではなく全て公園の明かりだ。
こういう時に限って月の姿はなかなか見えなかったりする。
うーん、と少し残念な気持ちになりながらも空を見渡していると、鬱蒼とした枝葉の隙間から、わずかに白が強くなっている雲が見えた。
あ、あそこかもしれない。
私は急ぎ足で木で視界が遮られていない場所を探す。
あった。いや、いた。
うようよと動く雲の間から、低くて黄色い大きな月が見えた。
毎日いるはずなのに、やっぱり今日の月はなんだか特別に見える。
これが、中秋の名月か。
写真に撮ってもみるも、あんなに近くに見えるのにカメラを通すと遠ざかったように見え、しかも私の古い携帯では全く綺麗に映ってくれなかった。
でも、そんなものなのかもしれない。
どれだけ技術や機能が進化して、現物以上に綺麗に見ることができるようになっても、やはりこの目で見ている記憶にだけ残る瞬間が、一番美しいという時も多分ある。
そんなことを思いながら、ちょっと満足した私はいそいそと家に帰った。
***
昨日note placeで行われた「オンラインお月見会」。
会の中で、8月〜9月にかけて開催されていたお月見コンテストの受賞者の発表がされ、三日月賞の20名の中に選出していただきました。
タコス片手にライブ配信を最初から最後まで楽しませて頂き、日本とお月見との関わりの歴史や、台湾でのリアルな近年のお月見の楽しみ方、お月見フードのクッキングライブなど、多分これまでの人生で一番「お月見」を満喫した夜になりました。
今井真実さんがお話された際に「タコスであったりとか...」と言っていたのを目ざとく(耳ざとく?)聞いていた私。
なんだかテレビの中継などで、偶然通行人として写り込んだところを後日友人に「ほら!これ!これ俺やで!」と言っているおっちゃんのような気分になりました。嬉しい...。
今の"タコス"、これ、俺のことやで!(多分)
いや、例えがなんか違うな...。
アイドルのコンサートに行って「あっほら!今絶対私にウインクしてくれた〜〜!」みたいな感じでしょうか。
俺やで!ではなく、認識してくれてる...!きゅん。の方。
話がちょっと逸れてしまいましたが、今回のお月見コンテストには、3つの投稿を応募させていただきました。
1つは月目線、という設定の物語。
もう1つは、お月見でタコスを食べればもしかして楽しいんじゃない?という提案を込めた投稿。
そしてもう1つは、そのタコスとお月見をつなげる、元エピソードのようなイメージで書いたストーリーです。
これは、私が始めてnoteに投稿したストーリーの続編として書きました。
山羊メイルさんが企画されたマガジンにも載せて頂いた、思い入れのあった初投稿のストーリー。
この話の続きが気になるとコメントを頂いて、"なるほど。自分の中では完結していたけれど、あれに続きがあるとしたら、どんな未来がいいだろう。"と思ったのが続編を書いたきっかけです。
読んでもらった方から声をいただいたことと、この新しいお月見という未来の(ビック)シーズナルイベントへの提案を考えたことによって、自分の中でまた新たな創作ができたことを嬉しく思います。
すてきな企画を催して頂き、ありがとうございました。
日々増えていくお月見に関する小説や、料理の投稿を読むのもとても楽しかったです。
お月見がこれからも進化して、日本でそして世界で盛り上がっていくことを願っています。
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