定期購読マガジンを作ることについて 〜何ができるか模索中&準備中〜
先日友人に言われてずがんと頭に響いた言葉があります。
「人からもらう評価を自信のなさや謙遜で必要以上に跳ね返すのは、美徳でもなんでもなくむしろ失礼だ。その人が正当に評価してくれた気持ちを否定することになるし、そんな謙遜誰も幸せにならない。」
この言葉を聞いて、私はnoteについてここしばらく考えていました。
今までつらつらと毎日色々な投稿をしてきた私。
ありがたいことに、たまにサポートをしていただいたり、気まぐれで有料にしてみた記事を購入していただいたことは何度かあるのですが、私はこれまで有料の記事をコンスタントに投稿したり、定期購読のようなマガジンを作ったことはありませんでした。
ところが始めて半年経ったあたりから、時々noteのお問い合わせメールやtwitterのDMを通じてびっくりするような感想やアドバイスなどを頂くことがこれまでに何度かありました。
などなど。
みなさん、神様なのだろうか。それとも私は"日野をアゲる会"という超非営利団体の活動か何かによってまんまと調子付くように転がされていたりしているのだろうか。
なんて、まさかそんな言葉をいただけるようになるとは思っていなかったので、ありがたくも「いやいやそんな私なんて...」というようなリアクションを今まで返していた私。
こんなことをひとしきり書いていると天狗になりそうで心がそわそわしてしまうのですが、冒頭の友人の言葉然り、せっかく評価していただいたりアドバイスを頂いたのならば私なんてそんなそんなと意味不明な自衛のような謙遜ばかりしていないで、素直にそのありがたい言葉を受け取って、そして何か応えられるような新しいことを考えるべきなのではと思ったのです。
それと同時に、自分も毎日決まって足を運んでいたり、更新されるのを楽しみにしていて、いそいそと新しい記事を読みに行くクリエイターさんの投稿に「確かに通知が来たら便利なのにな〜」と思ったこともあったので、なるほど、そういう風に定期購読マガジンを活用するという手もあるのか、と思いました。
というわけで「あーはいはい。なんか色々言ってるけど結局有料にするのね。」と思っている方、すみません、ご明答です。
でもちょっと最後まで読んでみて下さい。
来月あたりから「ヒノマガジン」という定期購読マガジンを始めてみようと思います。
普段書いている投稿を定期購読マガジンにまとめていくことにしました。
と言っても基本的には、今まで通り全文最後まで読めるようにしていくつもりです。
有料エリアを設けるとしたらしばらくしてからか、最後にほんの一言、何かを書いたりするかも?しないかも?くらいのイメージでいます。予定は未定です。
これには私の中で今まで感じていた「有料」に対する気持ちが少し関わっています。
今まで何度か有料エリアなどを設けて記事を書いてみたものの、私はなんだかしっくりこないような気持ちでいました。
何か有益な情報や希少性の高い話をしているわけでもないのに、おそらくエッセイに分類されるであろう私の投稿に、自分自身で「これは〇円」と1つの記事に対してを価格をつける、ということがなんだかどうも違う気がするんだよな、と思っていたのです。
ちょっとした裏話のあとがきやテストのつもりで後半に有料エリアを設けてみた記事がいつもと比べ、がくんと読んでいただける数が減ったことに打ちのめされたという苦い思い出があるのも正直な気持ちです。
サムネイルに「¥100」とつくと、こんなにも威力があるのかと思いました。
もちろん、noteは無料の記事だけを読んで楽しむ!と決めている人もいると思うのでそれは個人の自由ですし、当然その楽しみ方も全く間違っていないと思います。
コンテンツやサービスをどんな風に選択して利用していくかはルールやマナーを守っている上では誰でも自由だと思っています。
けれどシンプルに読まれなくなってしまうことは悲しい。
そして、ノウハウなどの記事の場合は「この記事によって学びがあった!」とか、なんとなく対価としてお金を思い浮かべるのがわかりやすいように思うのですが、ほっこりしたなぁとか、鳥肌が立ったとか、マジかよおもしろ!とか、感情が動いたことによる対価ってなんとなくお金で換算しにくいと思うんです。
たとえば後から払うのであれば、読んでみて「うん、面白かった!よかった!」とワンコインなりお札を1枚なり出すっていうのはイメージしやすいですよね。
街にいる路上シンガーやマジックや大道芸などのパフォーマー、ライブペインターなどに投げ銭をするのと同じような感覚です。noteで言えばこれが「サポート」だと思います。
しかし、何も見ていないうちから「読むのに500円かかります」とか「これは1000円です」って言われると、人間って不思議なことにそれ自体への感情をナチュラルに考えられなくなる気がしています。(私がケチなだけかもしれないですが...)
おそらく500円を払った人は無意識で「500円分の価値、面白さがあるか」という目線で見るだろうし、1000円払った人はきっと心のどこかで1000円かそれ以上のものを求める気がしています。
でも、500円の面白さってなんでしょう、1000円の笑いや感動とはどんなものでしょうか。
わからないですよね。私にはうまくわかりません。
その時の気分や自分のシュチュエーションによっても変わってくる気がします。わからないから、多分人はすごく面白くても500円を払ったので妥当だな、とかうーん500円ほどではないかな、なんて感じたりするのかなと思うのです。
そしてそんなことを考えてしまう私は(あくまで自分の場合は、です)エッセイや1つの記事に対してそれぞれに金額をつけるって結構むずかしいのではないかな、と思っていました。
そんな気持ちから今までずっと無料でひたすらに文章を書いてきたのですが、冒頭のようなお言葉を定期的にいただくようになり、ありがたいなぁと思いながらどんなことができるか、と考えた結果、定期購読マガジンという形がいいのかな、と思いました。
私の中では、一つ一つの記事に対する「応援や投げ銭」がサポートなら私自体を「応援」するような気持ちで購読していただくのが、これから始める「ヒノマガジン」かなという気持ちです。
「よし、日野。ワンコインカンパしたるから頑張って書き続けて月に5〜6回くらいはちょっと笑える、その日のテンションが上がるような話を読ませろよ?」
「日野くん、これでいい感じの銭湯や居酒屋をどんどん開拓して教えてくれたまえ。」
「いっぱい書いてて読み逃すし、毎日探しに行くのめんどくさ〜い。マガジンだったら通知が来るしリマインダー的に使お〜」
そんな気持ちで、利用して頂けたら嬉しいなと思ったのです。
マガジンの使い方としては間違っているのかもしれませんが...。
というわけで、まずは日々の投稿を定期購読マガジンに入れつつも、ほぼ全て無料の枠内で読めるような形で更新していこうと思います。
とはいえ、わざわざ定期購読マガジンを購入していただいた方にはやっぱり申し訳ないな、とも思うので、時々全文定期購読者様だけが読める私のディープな(?)話を書いてみたり、投稿して少し時間が経ったものから「ここから先は定期購読ゾーン」を設けていこうかなと思っています。
そんなわけで今まで通り楽しみたい方は毎日日野を追跡していただき、定期購読ゾーンに格納されるまでに覗きに来てもらえると嬉しいです。
たまにふらっと訪れていただいて「くっ...ここまで読ませておいてこの先はマガジン購読者のみだと...?続きが気になるじゃないか日野め...」とまんまと思っていただいた方は私を小突きながらマガジンを購読していただけると嬉しいです。やなやつです。すいません。
そして昔の記事もたまに読み返したいしディープな話も聞きたいし応援の気持ちを伝えたいという神様のような方は、定期購読マガジンが開始されるや否や脊髄反射で購読ボタンをポチッとしていただけるととてもとてもとても嬉しいです。小躍り、いえ大踊りします。自宅でカーニバルを催します。
まだまだ勝手がわかっておらず探り探りの状態ですが、ちょっとずつ準備していこうと思うので、ぜひこれからも足を運んでいただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。
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