【風呂酒日和35-2】 けやきそば

【風呂酒日和(フロサケびより)】
どこかで銭湯を見つけると、つい寄り道したくなる。
銭湯から出ると、つい一杯飲みたくなる。
そんな私がふらりと立ち寄った、心と体とお腹を満たす、銭湯と居酒屋をまとめたマガジン。

【風呂酒日和】〜ついでのお風呂、のついでのお酒〜｜日野笙 / Sou Hino｜note

吉野湯を出た私。
隣の松月庵を見てしまってから口が蕎麦になっている。
とはいえ、松月庵は店の前のメニューを見るに居酒屋というよりは純然たるお蕎麦屋さんっぽい。
そんなわけで私は例によってGoogleマップで蕎麦屋を検索。
するとなかなか良さそうな蕎麦居酒屋を発見し、そこに向かったのだが。

店の前に来て、あっ、やってしまったと思う。
なんと定休日とのこと。
ピシャーン。
ちゃんとマップにも書いてあった。
蕎麦が食べたいがあまり、お店を見つけたことに浮かれて営業日を見逃した私の失態である。
がっくりと肩を落としながらももう1つ、近くにあった蕎麦屋に歩いて行ってみる。
景色が"賑わう繁華街"っぽくなってきた。

目指していた「けやき」の文字が見えた。
どうやらおつまみもある蕎麦屋さんっぽい。よしよし。
ん？隣も「けやき」だ。
店の前のメニュー見るとこちらは居酒屋のよう。
えぇ〜別店舗なの〜？悩んじゃうじゃん〜と居酒屋の刺身のメニュー欄を見ながら思うも、いや、やはり初志貫徹ということで、蕎麦屋のけやきの方に入ってみる。

なかなか明るい照明。
いらっしゃいませ〜！と元気なおじさんの声が響き、店内にはスーパーのBGMみたいなJポップをちょっとチープな電子音にしたようなインストが流れている。
うーん、これはもしかすると向こうの「けやき」だったか…？なんて思いつつも間違えましたと帰るわけにもいかないのでそのまま入場。