今年の19本目
今年の19本目、SI PUO FARE、観ました。
世界一の精神病床数を擁し、入院日数も世界平均の10倍以上の国に住む私たちは、精神病院を全廃させたイタリアの物語(しかも40年前)に驚かされます。
でも、主人公が精神障害のある「組合員」たちを施設から連れ出して、薬の量を減らしていくシーンを眺めながら、ドギマギもしていました。
「組合員」たちがイキイキする分だけ、何か問題が起こりそうな気がして。そうやって私たちは、彼等を施設に囲い込み、治療と称し薬で抑え込んできました。
囲い込み抑え込めば、問題も悲劇も起こらない。でも、それって「生きてる」ってことなのか。これは、自分らしく生きる意味を考えさせる映画でした。
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