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不安・神経症気質の人は無理して早起きしないほうがいいかもという話


早起きというと良い習慣と思う人が多いのではないでしょうか。
自分もつい最近までそう思っていました。しかし意外にもそうでもないかもしれないという事と、起きるタイミングによってメンタルの調子が大きく変わるという事をお伝えします。

特に神経がもともと過敏で、不安やストレスを感じやすい人にとって早起きはよくないかもです。

今回は自分の実体験から、もしかしたらそうじゃないかと思い、調べてみたら本当に研究でもそういう結果がでていました、それを今回は皆さんと共有できたらなと思います。


1.最近朝活をするために早起きしようとしていた

きっかけは近頃、生活改善の一環で朝にいろんな事をしようとした、いわゆる朝活をしようとした事から始まります。
例えば、軽い運動であったり、ヨガ、音読まではいいとして。掃除や雑巾がけ、家の前の道の掃き掃除、3DSの鬼トレ(脳トレ)などなど。

軽い運動やヨガはやったほうが確実に気分よく一日を始められます。また掃除や鬼トレや音読も朝から脳や身体のウォームアップにはちょうどいいかなと思いやってます。実際これだけよると朝からとても調子よく過ごせます。しかし、一つ問題がありました。

それが圧倒的に時間が足りないという事でした、これだけたくさんの事をやろうと思うと時間が全然足りません。そこで単純な自分は早起きしたらいいじゃないと思い、早起きしてそれらの時間を捻出する事にしました。


2.早起きするとやる気も出るし集中力もあがる、だがしかし・・

で、いつもより早起きして掃除やら音読やらをやると、とても良い感じなんですよ。やはり早起きすると最初は眠いんですが、いろいろやってるうちにむしろいつもより目が冴えてきますし(これは昔から感じてました)、やる気も集中力もいつもより出るんですよ。しかも朝早い分いろんな事を前倒しでやってしまえる快感もあり、けっこう良い事ずくめと思ってました。

実際早起きした日はメンタルも絶好調で、さっきもいったようにやる気も集中力もいつもよりあります。
こう見ると良い事ずくめのようにみえます。しかしこういう日は実は危うい面も秘めていると自分は経験上知っていました。

自分の中の言葉で”裏返る”と勝手に呼んでいたのですが。こういう妙にやる気に満ち満ちた日は、なにかのきっかけがあると今までのやる気や集中力といったポジティブなエナジーが、一瞬でイライラや不安といったネガティブなものに変わってしまう事がたびたびあったのです。

そして自分のいろいろな事を記録したノートを見てみると、早起きした日ほどそうなってる傾向がわりとはっきりとでていました。メンタルの調子や一日の感想をみても、すごい充実していたか、途中でなにかがあってメンタルが不安定になったという二極化の傾向がみられました。


3.研究でわかった早起きのメリットとデメリット

ノートを見てどういう事だろうと考えていました、早起きすると情緒不安定に?。そしてふと思い出しました、メンタリストDaigo氏がまさにそれについて語っていたのを。Daigo氏は最近早起きについて警鐘を鳴らす動画をいくつかアップしているのですが、一番今回のテーマとドンピシャなのはこちらの動画だと思います↓↓。

なんかホストクラブみたいなとこでしゃべってて、怪しいホストみたいw。
そんな事はいいとして、この動画の要点をまとめると

・朝早く起きれるかは遺伝子によって決まっている。
・超朝型の人は早起きはOK
・多くの人は朝7:00がデットラインでそれより早く起きないほうがいい。
・朝7:00より早く起きると通常よりコルチゾールのレベルが高くなる。
・コルチゾールは必要な物だが諸刃の剣でもある。

という事のようです、この動画はウエストミンスター大学の調査を参考にしてDaigo氏が語っています。ちなみにコルチゾールの事は動画でも説明されてますがストレスホルモンの一種で(抗ストレスホルモンとも)、身体や脳を覚醒させます。このコルチゾールがでるおかげで眠気が消えて目がさめてくるわけです。

そして早起きするとコルチゾールのレベルが一日中高いレベルで高止まりするわけなんですね。その結果としてメリットとデメリットが生まれます。

☆メリット
・高揚感や集中力がでてくる。
・その結果生産性は上がる。

まあ車でいうとギアがMAXで、エンジンが全開といったところでしょうか。ここだけみるといい感じにもみえますが、その結果としてデメリットも生じます。

☆デメリット
・消耗が激しいくなり、一日の終わりには疲れ切っている。
・メンタルでもイライラや怒りを感じやすくなる。

なので、長期的にみるとあんまりむやみに早起きするのは良くなさげです。幸福感も下がってしまうようですし、コルチゾールによる炎症も怖いところであります。

そして個人的に気になったのは動画の5:40あたりから語られている、メンタルが病みやすい人、気分の浮き沈みが激しい神経質的傾向が高い人は、ただでさえイライラや怒りの感情に敏感。こういう人が7:00より前に起きると大変な事になる。というところです。これはまさに自分の事じゃないかw。

ちなみにDaigo氏は早起きをやめてかなり気分が良くなった様子。

で、この早起きによるメンタルの変化の重要なキーワードはやはりコルチゾールだと思います。次はそれについて掘り下げて考察していきたいと思います。


4.コルチゾールという諸刃の剣

先ほどコルチゾールはストレスホルモンで脳や身体や脳を覚醒させると書きました。目をしっかりと醒まし、脳をフル回転させ、身体も臨戦態勢の状態にします。そしてメンタルとしてはエネルギーがあふれやる気や高揚感を感じ集中力も高まっています。

なのでコルチゾールは基本的には人間に必要なもので、これがないと無気力でふぬけたような状態になってしまうでしょう。何かあっても行動を起こせず、朝も起きれずだらだらしたまま一日が終わってしまいます。

しかし、過ぎたるは及ばざるがごとしという言葉があるようにコルチゾールのレベルが高すぎても先にあげたようにデメリットが出てしまいます。

動画でも語られたように特に不安になりやすい神経症傾向の人などはコルチゾールが出すぎると神経が興奮しすぎて緊張や不安、またイライラ、怒りなどが出やすくなります

後、このコルチゾールって何かに似てるなーと思ったんです、集中力や高揚感を高める所といい、ありすぎるとメンタルが不安定になる所といいカフェインにそっくりなんですよ。

調べてみるとカフェインもコルチゾールの分泌を増加させるようですね。
なので早起き+カフェインはメンタルが不安定な人にとってはやばい組み合わせだと思います。実は自分はこの前これをしてメンタルが若干不安定になりましたw。メンタルが不安定な人は気を付けてくださいまし。


5.まとめ

今回のnoteをまとめると。

・早起きできるかは既に遺伝子で決まっている。
・朝7:00より早く起きるとコルチゾールレベルが高くなる
・早起きするとやる気や集中力は高まる
・生産性もアップする
・ただコルチゾールレベルが高くなる為消耗が激しい
・そしてイライラ、怒りを感じやすくなる
・特に不安、神経症気質の人にはよくない

という感じになります。
もともと早起きの人、またメンタルが安定してる人がここぞという時に早起きするのはありだと思います。

ですがメンタルが不安定な人は無理して早起きする必要はなく、しっかり睡眠時間も確保した上で7時より遅くに起きたほうが良さげです

ちなみに人によってベストの就寝時間や起床時間はかわります、動画でも述べられていましたが遺伝子によって決まっています。また、一般的に高齢の人は朝型で若者は夜型の傾向が強いようです。

そして、研究では7:00がデットラインとなっていますがこれも人によって差があると思います。自分の場合はどうも7:30くらいがデットラインのようでそれより早く起きるとよくない感じです。


自分の睡眠状態を見極め、無理せずちょうど良い時間に起きるというのは思ったより重要なのではないでしょうか。


今回も最後までみていただいてありがとうございました!。

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