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リハ塾マガジン

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2022年8月の記事一覧

僧帽筋・前鋸筋の筋活動を高める4つの運動療法

リハ塾の松井です! 今日は肩関節の筋活動に関する論文から、どんなエクササイズがどこの筋肉を活性化するのかをまとめました。 肩関節周囲は筋肉が多く、どこを狙って運動療法をするのか、どんな運動を選択するかで効果が全然違ってきます。 知っておくと、筋肉を促通したいときにも使えますし、評価にも使えるので、知っておくべき知識だと思っています。 運動療法のバリエーションを増やしたい方も是非読んでみてください! 今回読んだ論文は、特定の運動における肩甲骨を安定させる筋肉を活性化さ

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大殿筋の筋活動を最大限高めるための重要な考え方

リハ塾の松井です! 股関節において、殿筋群は股関節伸展可動域を作るために重要です。 高齢者が多い臨床場面では、退行性の変化や個人が持つ様々な既往歴によって、股関節は屈曲し伸展制限を呈している場合が多いです。 これは皆さんよく経験されているはず。 特に股関節の術後や腰痛を持つ症例では股関節伸展可動域を作るために、殿筋群の活動は重要で、中でも面積が大きい大殿筋の活動は重要となります。 今日は大殿筋に焦点を当て、大殿筋の活動を高めるにはどうしたらいいのか、運動療法中を指導す

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骨折の保存療法の考え方とリハビリの関わり方の1例

リハ塾の松井です! 今回はこんな質問をいただいたので、回答していきます! この質問を踏まえて、痛みの考え方、骨折の保存療法の考え方、リハビリの進め方について僕の考え方をまとめていきますね。 まず、大腿骨頚部骨折で保存療法ということなので、骨癒合するまでは積極的な関節運動はリスクがあるので、控えないといけません。 骨癒合までは、一般的に以下のような流れをとります。 骨折、それに伴う出血 骨折部を中心に炎症が起こる(炎症期) 肉芽組織、仮骨形成(修復期) 骨の吸収

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前鋸筋の機能を考えるには〇〇筋とセットで考える

リハ塾の松井です! 肩関節において、腱板筋群は当然重要な筋群なのですが、「前鋸筋」も同じくらい重要な筋肉です。 腱板筋群が肩甲骨に対する骨頭の動きをコントロールするのに対し、前鋸筋は骨頭に対する肩甲骨運動をコントロールします。 特に肩関節おいては、肩甲胸郭関節は浮遊関節なので、肩甲骨から見た骨頭、骨頭から見た肩甲骨のコントロール、両方の視点から肩関節運動を考えることがより重要となります。 今回は後者の骨頭から見た肩甲骨という視点から考えた時に、前鋸筋がどう機能するべき

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膝深屈曲時の疼痛は大腿骨と脛骨の動きを評価するべき

リハ塾の松井です! 膝関節の屈曲時には、大腿骨のロールバック機構や脛骨の内旋など言われていますが、最近の研究ではどんなことが言われているのか。 それを踏まえて、膝関節の屈曲について今一度考えてみました。 膝関節の屈曲には大腿骨、脛骨がどんな動きをする必要があるのか。 それが分かると、膝関節の屈曲制限を呈する方や屈曲時の痛み、屈曲時の筋出力が弱い方に対するリハビリに活かせるはずです。

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運動療法時の視点の切り替え!拮抗筋の捉え方

リハ塾の松井です! 今日は体幹と骨盤運動に関わる筋群から、運動療法に活かすためのポイントを解説します! 体幹、骨盤付近に付着する筋群は、視点を変えると拮抗筋の関係にあります。 一般的に拮抗筋と言ってイメージするのは、上腕二頭筋と上腕三頭筋、内転筋と中殿筋のような、前と後ろ、内と外のような位置関係と作用が反対の筋肉というイメージではないでしょうか。 ですが、体幹と骨盤付近の筋群には、同じ前面、あるいは後面であっても拮抗する作用がある場合があるので、運動療法を考えるにはか

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股関節の内転制限から考える全身のアライメント

リハ塾の松井です! 股関節内転筋や伸筋、屈筋はストレッチするのに、外転筋のストレッチって意外としていない方が多い印象です。 でも、内転制限を呈する方は多いですし、それによる動作への影響も思った以上にあります。 今日は股関節内転制限による身体アライメントと簡単に身体アライメントを評価する考え方を解説します!

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歩行を体幹筋群から評価する

リハ塾の松井です! 歩行を考える上で、パッセンジャーユニット(上半身)とロコモーターユニット(下半身)と分ける考え方があります。 この考え方では、ロコモーターユニットを重視する傾向がありますが、近年では体幹と歩行の重要性についても言われておりますので、パッセンジャーユニットも重要です。 今日は骨盤〜体幹にかけてのパッセンジャーユニットについての考え方を解説します!

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シンプルな腰痛の考え方【無理やり複雑に考えてませんか?】

リハ塾の松井です! 今日は腰痛をなるべくシンプルに考えるための捉え方をまとめました。 多裂筋が~、椎間板が~、椎間関節が~、カップリングモーションが~、などなど。 細かく見ようと思えばどれだけでも細かく見ることはできますが、思考が複雑化しすぎると、目的が曖昧になってしまいますし、結果あまり良くならないことも多々あります。 なので、まずはなるべく思考をシンプルにして考えることが重要だと思っています。 今日はそのための参考になればと思います。

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しゃがみ込みで生じる股関節痛の考え方

リハ塾の松井です! 変形性股関節症(以下、股OA)では、しゃがみ込みで痛い、股関節屈曲や外旋で痛いという方がおられます。 股OAで屈曲や外旋で痛いというのは、あまり良くはありません。 何故、股OAでは良くないのか。 何故、しゃがみ込みや屈曲・外旋で痛くなるのか。 今日はこの辺りを解説します。

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痛みは生理学で説明できるようにしよう

リハ塾の松井です! 近年、慢性疼痛に対するリハビリも少しずつ話題に挙がるようになってきている印象を受けます。 ただ、同じ痛みでも急性痛と慢性痛では考え方を変えて対応していく必要があります。 急性痛は何となく痛みの原因を説明できても、慢性痛のような原因がはっきりしないような痛みに対しては気持ちの問題など、有耶無耶に説明したりしていませんか? 慢性痛も急性痛も大事なのは、まず自分自身の言葉で痛みの病態を説明できることで、そこで重要なのが痛みを生理学で説明できることだと思っ

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肩関節において意外と重要な上腕三頭筋について深掘る

リハ塾の松井です! 肩関節の後方組織と言えば、棘下筋・小円筋・上腕三頭筋などが挙げられます。 腱板筋群である棘下筋・小円筋は臨床でも着目することが多いと思いますが、上腕三頭筋もかなり重要だと思っています。 解剖学的に弱い腋窩陥凹を補強するような形で上腕三頭筋が位置しているのもその理由の1つです。 今日は上腕三頭筋に関する解剖研究から、上腕三頭筋の構造を今一度学び、肩関節リハに活かせる知見があるか考えてみました。

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仙腸関節痛の評価ポイントと方法

リハ塾の松井です! 今日は腰痛の中でも、仙腸関節痛について解説します! 仙腸関節痛は腰痛の中でも、それほど多くはありませんが、決して少なくはないと個人的には思っています。 また、仙腸関節痛でなくても、腰椎や骨盤帯の解剖学や運動学についての理解を深めておくことは、股関節や膝関節障害、歩行などにも活かされます。 腰痛の方をよく担当する方もそうでない方も読んでいただければ幸いです。

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肩関節運動における鎖骨の運動学と臨床的なポイント

リハ塾の松井です! 肩関節運動に関わる関節は、肩甲上腕関節、肩甲胸郭関節、肩鎖関節、胸鎖関節などなど、複数の関節が関与しています。 目につきやすいのは、肩甲上腕関節ですが、鎖骨の動きが関与する肩鎖関節と胸鎖関節も肩関節の動きの中では非常に重要な部位です。 今日は臨床的な視点で、鎖骨が関わる肩鎖関節、胸鎖関節が肩関節の動きの中でどのように動くのか、評価・アプローチはどうしたらいいのか?について解説します!

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