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現役マーケター&研究者の私が実践するAIの使い方

AIが私たちの仕事奪ってしまうから怖い!

SNSなどでよく見かける主張の一つです。確かにAIは私たちの仕事の仕方や価値観までも一新してしまうほどの強大なパワーを持っています。

しかし、全ての仕事が一瞬にしてなくなるということは現実問題として起こることはなく、徐々に変化をするか、あるいはその変化の途上で新たな仕事が生まれることも考えれらます。

ですので、「怖い!」と慌てる前にAIの現状についてしっかりと情報をアップデートしていくことがとても重要なのです。

そこで今回は消費者行動の研究者・現役マーケターの私が、普段どのようにして生成AIを使っているのか、皆さんに共有できればと思います。普段の業務にも活用できる考え方も公開しているので、ぜひ参考にしてください。

試用している生成AIツール

まず、私が市場調査などのリサーチ業務で使っているAIツールをご紹介します。

DeepSeek
Gemini Deep Research
GPT Search
Genspark
Perplexity
Grok

特に、最近のモデルであるGemini Deep Researchの性能には驚いており、今後検索の仕方に大きな変革をもたらすと考えています。

また、マーケティングなどでトレンドの情報や市場調査にはGrokとの相性がとても良いと思っています。過去のツイートを基にリサーチをしてくれ、なおかつ情報ソースにもアクセスできるのでとても重宝しています。

普段私はこれらのAIツールを全部開いて、同じプロンプトを入力して一斉にリサーチを行わせています。それぞれの観点が違うリサーチ結果を見ることができるので、網羅的に情報を取得できます。

ただ、これだけのモデルを一斉に動かすのは大変な場合もあるので、今後はGensparkのMoAも検討してみようと思っています。(※複数のモデルを一斉に出力してくれるGensparkのMoAシステムですが、リサーチではなく普通の生成AIモデルによる出力なので、やはり上記のモデルを使ってリサーチを行うのがいいかと思います)。

仕上げはGPT-o1モデル!

上記で紹介したツールを使って生成されたものを一つにまとめて、それをGPT-o1に入力します。そこから、新規事業のアイデアやクライアントに提案するためのアイデア出し、壁打ち相手として活用しています。

GPT-o1モデルは非常に高い推論能力を持っていることもあり、事実ベースで取得した情報をもとに、「抽象化⇔具体化」を一緒にディスカッションすることで、私たちの思考も洗練されていきます。ただし、リアルタイムの情報は学習していないので、注意が必要です。

ハルシネーションを避けたいという人のためにも、まずは検索をして、そこから高度なディスカッションをするという流れであれば、安心して使えるのではないでしょうか。

最後に

今回は、私が普段実務で使っているAIツールついて、ご紹介いたしました。今後はこれまで以上にAIドリブンなビジネスをしていく必要が出てくるので、最新のAI情報や使い方を知りたい方は、ぜひフォローのほどよろしくお願いいたします。

私は早稲田大学招聘研究員として、消費者行動に関する研究を続けながら、AI・データを活用したより高度なマーケティングソリューションをご提供しており、多くのマーケティングプロジェクトに従事させて頂いております。

以下のプラットフォーム(クラウドワークス、ココナラ、ランサーズ)、あるいは個人でもご依頼・ご相談をお受けしておりますので、お気軽にご相談ください。

  • モバイルアプリのマーケティング支援 (米国市場への進出支援含む)

  • インディーゲーマーや小規模ゲームのマーケティング支援 (販売戦略、プロモーション支援)

  • 顧客データの分析と、インサイトの抽出

  • データによる高度なマーケティング戦略の構築とコンサルティング

  • 生成AI研修のための教材、プログラム作成支援

これまでクラウドワークス様、Lancers様、そしてココナラ様のご協力もあり、多くのプロジェクトに参画させて頂きました。

Lancersで「認定ランサー」として承認して頂きました!

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