【本紹介】自分を大切にする!「助けてください」と言えるようになる!
今日は、不登校・ひきこもりの人におすすめの本をご紹介します。
安富歩さんという東大教授の方の本で、
「生きる技法」というタイトルです。
人生哲学の本で、個人的にぜひおすすめしたい一冊です。
この本は、こんな言葉から始まっています。
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生きるにはどうしたらいいのか。
そればっかりは、誰も教えてはくれませんでした。
私は既に四十代も後半になりますが、
思い返せば親も先生も先輩も、誰も彼も、いろいろなことを教えてくれましたが、
そのほとんどは、ただの押し付けでした。
私が必要としている生きる技法ばかりは、誰も教えてくれなかったのです。
(中略)
ここ数年間にわたって私は、この問題についてずっと考えてきました。
生きるための技法が少しずつ分かってきたように思います。
考えてみれば、簡単なことだったのです。
(中略)
この本は、こうやって私が見出した生きる技法についてのまとめです。
さまざまな本を読み、あれこれ考え、多くの人と対話して、そのうえいろいろと行動した結果、かなり使えることは分かっています。
ここに書かれていることは、みなさんの人生のお役に立つものと信じます。
特に若い方のご参考になるものと思います。
若ければ若いほど、呪縛から抜け出すのは容易であり、生きる技法が活用される場面も多いからです。
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本文には、自立についてや愛について、やさしく、分かりやすく安富さんの考えが解説されています。
★自立について
・依存する相手が増えるとき、人はより自立する
・依存する相手が減るとき、人はより従属する
・従属とは依存できないことだ
・助けてください、と言えたとき、あなたは自立している
★愛について
・自愛と、自己愛は違う
・自愛=自らその身を大切にすること、自己愛=ナルシズム=自己陶酔、うぬぼれ
・自己愛とは自己嫌悪を埋め合わせるために偽装すること
・自分を嫌っているなら誰も愛することはできない
・自己愛は、他人を犠牲にする
自分を大切にして、誰かと支え合いながら生きていけるようになりたい、と思う方にヒントを与える本になっています。
興味がある方は、ぜひ、お読みください。^^
★安富歩さん 著書
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