歴史を笑って切り捨てられるか
どの職場にも歴史がある
今の職場に入ってまだ間もないわけですが、
人材の流出がひどいです。
最初は話を聞くにマネジャー陣の
マネジメント能力不足だなと感じていました。
今でもその部分が影響していないとは思っていません。
しかしそれ以上に全体としての組織の歴史が
従業員のやる気を削いでいた、
オペレーションレベルの話ではなく
組織としてかなり鬱積したものがあるんだなと知りました。
そのうえで、知るかボケと思ったお話です。
笑って切り飛ばせるサイコパス
色んなお話を聞く中で、やはり私は
一般スタッフのみなさんに感情移入してしまいました。
そういう事情があるならやめるという選択もやむなし、と。
それでもそんな職場を自分の力で変えてやるという
気概があってくれれば頼もしい限りではありますが、
みんながみんなそういうわけにもいきません。
こんなことを書いている私もやはり職場で
何かを変えようとするのは怖いです。
そんな中感じた正直な感想が、知るかボケです。
全部自業自得じゃねえかというある種のあざけりと、
それでもがんばってほしかったなという
さみしさがありました。
と同時に、組織を変えるにはそんな過去の歴史を
完全に無視して是々非々で切って捨てられる
非情さが必要なのかなと感じました。
歴史があったということは
そこには人の感情が渦巻いています。
しかしそこへのケアを最優先にしてしまうと
いつまでたっても負の連鎖を断ち切れません。
この負の連鎖を断ち切れるのは、
それらを十分理解した上でそれでも知るかボケと
切って捨てられるサイコパスな人なんだろうなと思いました。
上に立つなら笑っとけ
かつて師匠に言われた言葉です。
笑っていない人間のそばに
人は寄り付いてきてくれません。
ましてこれから歴史を無視して
組織の無駄を切り捨てるという判断をするのなら
なおさら笑っていないといけないのだろうなと感じました。
幸いなことに私はゲラなので笑っていること自体は得意です。
その上人の気持ちに疎いので切り捨てもスパスパできます。
自分なりのやりべきことが見えたような気がした次第であります。