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タロット劇場シリーズ カード占い物語

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タロットの物語シリーズ。占いマンガ。耳で読むストーリー。
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2023年8月の記事一覧

[タロット劇場#9]ワンド(9)小アルカナ物語

タロットのストーリー仕立てシリーズ Ⅰ 、ワンドの9。 ★これはタロ子が日常のなか、幸せ見つける、小アルカナ物語。 タロット劇場、はじまりはじまり。★ 前回は「家事を高速でこなしていたタロ子」でした。 今回はワンド9番目のカードです。 物語もいよいよ佳境に入っているといえど、 ちょっと待ってくださいね……。 タロ子さん家にバリケードがあって、 現場の様子が分かりにくいのですが……。 あっ。なんていうことでしょう! タロ子さんったら、ボロボロじゃないですか! DIYで手には豆ができ、 食器の洗い過ぎで指先がささくれ、 挙句の果てには、仕事の準備もあるようで、 目にクマまで作っているようですね。 あれれ?憧れの部屋は? いえ、そんなどころではないようです。 今は、回復が優先。 栄養ドリンクでパワーチャージ、 マッサージグッズでリカバリー。 明日に備えてムリはせず、 守りの態勢です。 \タロ子さん? 大丈夫ですかァ?/ ……返答がありません。 ガードが硬いようです。 ではここで、ワンド9のカードをご覧ください。 ワンドが8本、柵のようにたっています。 それ姿勢は、今まで理想を叶えるために 積み上げてきたものを 必死に守り抜いている様子です。 タロ子さんも同じく 用心しているのは、守りの姿勢なのです。 カードには、 傷をおった人物が、頭に包帯を巻いて、 ワンドを強くにぎりしめています。 ということは、まだ戦う姿勢は残っているということ。 タロ子さんもそうなのです。 慎重さも、入念な準備も、 それは明日からの仕事に備えるため。 月曜から金曜という、 持久戦を維持するためです。 * ということで、 ワンド9のキーワードは、 「慎重・備える・防御」でした。 さて、ちょっとお疲れなご様子のタロ子さんですが…。 明日から元気よく出勤できるのでしょうか? 次回、いよいよワンド10・ファイナルです!お楽しみに。  * * * * * * * * 『星のエンタメ☆』〜タロット劇場〜 あなたの星が実りますように。 東水みのり ※この記事の内容は、stand.fmにも投稿します)

[タロット劇場#8]ワンド(8)小アルカナ物語

タロットのストーリー仕立てシリーズ I 、ワンド8。 ★これはタロ子が日常のなか、幸せ見つける、小アルカナ物語。 タロット劇場、はじまりはじまり。★ 前回は「忙しなく食器を洗っていたタロ子」でした。 今回はワンド8番目のカードです。 タロ子:「……」 ん?あれ? なぜでしょう? 声が聞こえませんね。 \タロ子さ〜ん?/ しかし……現場を見てみると、 フライパンや人参、雑巾に掃除機……と、 家事の道具が飛ぶように、 物事が進んでいるようです。 うーん。 だけど、タロ子さんの考えが読めませんね……。 仕方ありません。 カードのほうを見てみましょう。 あら、こちらも人物が描かれていませんね。 ワンド8。 空に飛ばされたであろうこん棒が8本、 飛行しています。 そこに、人の意思は乗っかってはいないのです。 人物の絵が描かれていないように。 つまり、どこからともなく “飛んできた棒“ という “チャンス“ は、 空に投げたそれのようなもの。 すぐに掴んで取らなければ、 過ぎ去ってしまう。 人の意思とは別次元で、 進行していっている。 ーータロ子さんもそのようです。 家事をこなすチャンスが到来している今、 あれこれ考えるより、 迅速な行動で、時が流れています。 それは、順調そのもの。 高速で作業し、 一気に進展させる好機でもあります。 * ワンド8のキーワードは、 「急展開・スピーディな変化・チャンス」。 そして 「素早くチャンスをつかもう!」 がテーマでした。 はてさて、迅速な対応はできているようですが……。 タロ子さん、昨日から活動しっぱなしでしたよね。 明日からお仕事のようですが…さぁ、どうなることやら? 次回、ワンドの9、物語も佳境を迎えます!お楽しみに。  * * * * * * * * 『星のエンタメ☆』〜タロット劇場〜 あなたの星が実りますように。 東水みのり ※この記事の内容は、stand.fmにも投稿します)

[タロット劇場#7]ワンド(7)小アルカナ物語

タロットのストーリー仕立てシリーズⅠ。 ★これはタロ子が日常のなか、幸せ見つける、小アルカナな物語。 タロット劇場、はじまりはじまり。★ 今回はワンド7。 ラストには、前回の 【クイズの答え合わせ】がありますので、 最後までご覧ください。 * * * さて。 一つ前で 「DIYの棚が完成し、 リビングがいい感じになったタロ子」 でした。 おやおや? “どっちゃんガチャン“ と、 忙しない音が聞こえますねぇ。 タロ子さん、リビングにはいないようですが……? どうやら、キッチンにいるようです。 タロ子: 「わー!やることいっぱい!」 いやはや、忙しそうですね。 大量の食器を洗っている様子です。 でもタロ子さん、慣れた手つきで、 “食器を洗うのはお手のもの“ とばかりに、 こなせていますよ。 * ワンド7のキーワードは、 「優位な立場・がむしゃら・忙しい」です。 カードの絵に目を向けてみると、 ワンドを持った人物が、 小高い場所に立っていますね。 他6本のワンドのこん棒は どうやら下から突き上げられていますが、 上に立つ人物には届いてはいません。 つまり、この人物は、 “優位な場に立っている“ のです。 そう、タロ子さんにとっても、 食器洗いはいつもやっていることだから、 すんなりこなせるアドバンテージがあるんです。 * かといって、 余裕シャクシャクとはいえません。 ひとりきりでやっとこさ、 迫り来る棒に応戦しているのです。 なぜなら、カード・人物の足元をご覧ください。 左右の靴がチグハグですね……。 よっぽど焦って高い場所に立ったのでしょうか? 優位とはいえど、余裕なんてものは無く、 必死の形相です。 そんなわけで、 タロ子さんも目をまわし、 食器を洗いまくり…。 この後もがむしゃらに、 家事をこなすようです。  * * * * * * * * ところで。カードに描かれた、絵の寓意。 “迫り来る6本の棒“ は  ↓ “汚れた食器“ へと変換し。 “人物が持つ棒“ は、  ↓ “スポンジ“ へと表現しました。 されども、 そもそもワンドを代表する寓意画は、 他にもたくさんあります。 ・まず、ワンドそのものを表す、 「こん棒」。 火をつければ松明にもなりますが、 ワンドのカード全体において、 若芽が芽吹いていたりと、 葉っぱがついています。 つまり、 “活き活きとした生命力やエネルギー“ が示唆されています。 ・他にも、 『ワンドの人物カード』には、 火の象徴を表す「トカゲ」が描かれているんです。 火のトカゲ=ヒトカゲ。別名、サラマンダーです。 (※数札だけではなく、人物カードという種類があります) ・そして、 ワンド1番目のカードの左すみに描かれていた、 小さなお城。 それが、ワンドの2番目になると、 そのお城の上を思わせるような、 城壁に立つ人物が描かれていたり……と、 他にもタロット全体にお城がよく登場します。 ☆すなわち、 タロット全体で “つながり“ が散りばめられているのです。 このつながりが組み合わさると、 「コンビネーション・リーディング」 と呼ばれる、 カードを複数枚 合わせて読む手法で タロットリーディングの奥行きが深まったりもします。 * * * さてさて。 それはさておき、これら 「木のこん棒」 「葉っぱ」 「ヒトカゲ(サラマンダー)」 「お城」 この4つのワンドの象徴が、 実はタロ子さんの壁にも飾られていたこと、 気づかれましたか? ということで! ここで、前回の 【クイズの答え合わせ】です! Q.問題のおさらい。 「ワンド6で登場した、 部屋の壁に飾られた フォトフレームの絵はなーんだ?」 その答えは、 「ワンドの棒」 「葉っぱ」 「ヒトカゲ(サラマンダー)」 「お城」、 この4つの絵でした。 「そんなの小さくて見られないよ! つたない絵で伝わらないよ!」 という方も、お付き合いいただき、ありがとうございました。 ワンドシリーズが完結したあかつきには、 noteに漫画のみでも一覧投稿する予定ですので、 もしよかったら、ご覧くださいませ。 * さて、 そんなワンドの絵が壁に飾ってあっても、 目を向けられないほど忙しいタロ子さん。 そろそろ日曜の夕方です。 はたして、家事はこなすことができるのでしょうか? 次回、 ワンド8「投げた棒はどこへ行く?」 です!お楽しみに。  * * * * * * * * 『星のエンタメ☆』〜タロット劇場〜 あなたの星が実りますように。 東水みのり ※この記事の内容は、stand.fmにも投稿します)

[タロット劇場#6]ワンド(6)小アルカナ物語

タロットのストーリーシリーズ Ⅰ 、ワンド6。 ★これはタロ子が日常のなか、幸せ見つける、小アルカナ物語。 タロット劇場、はじまりはじまり。★ 前回は 「憧れの部屋を目指し、 DIYで棚を作っていたタロ子」 でした。 今回はワンド6番目のカードです。 タロ子: 「完成したわ!リビングがいい感じになりそう!」 吉報ですね。 なにやら理想的な棚が完成したようです。 だから満足げな様子だったんですね。 というのも、タロ子さんは、 自分の家にとっての “家のリーダー“ なのです。 周囲の人にも認められるような“憧れの部屋“にするため、 DIY で切磋琢磨した、戦いの結果は…… 見事、勝利です! 勝敗を分けた要素として、どうやら 棚づくりのコツを友人から聞いていたようです。 協力者のおかげで リビングの棚を完成させることができ、 我が部屋のリーダー・タロ子は、 勝利を収めることができたんですね。 カードにも、 “リーダーと協力者をあらわす絵柄“ が描かれています。 馬にまたがる1人の人物と、 そのリーダーを祭り上げる周囲の人々。 これなら、友人を呼んでも 「褒められ部屋」になりそうだと、 タロ子さんも喜んでいます。 * タロ子: 「わっせ、わっせ……」 あ。さっそく棚を配置するため、 移動させているようですね。 棚の正面から……裏を向け……。 あら……? 見えちゃいましたか? 棚の後ろ側を……。 カラーボックスと板をくっつけた、 家具の裏側を……。 裏面は、 出っぱった釘と、マスキングテープ、はみ出たペンキ。 見えちゃいましたねぇ……。 そうです。 ワンド6は『勝利のカード』 であることには間違いありません。 が、改めて、カードをご覧ください。 馬に乗る人物は、 勝利をあらわす月桂樹のリースを頭に乗せ、 まるで凱旋パレードをしている様子ですが……。 しかし、その馬、ホンモノなのでしょうか? というのも、 このワンド6の馬には、 タテガミがありません……。 他のカードに描かれた馬には、 ちゃんとあるのに関わらず。 しかもワンド6の馬の首から下は、 なぜか緑の布で隠されている……。 この不自然さから、 「この馬はハリボテである」 と、解釈するケースがあります。 そのため「一定の勝利」という意味も 示唆されているんです。 でも、 だからこそ前進できることだってある。 たとえまだ雑誌のような 憧れのインテリアはまだ買えないけれど、 でも理想を追いかける上で、 タロ子さんの主張は通ったのです。 一歩前進です。 ワンド6のテーマは、 「勝利・成功・栄光」でした。  * * * 【 クイズ 】 * * * ……と、ここで。 ワンド物語も折り返し地点になったokところで、 ちょこっとブレイクタイム! 突然ですが、【クイズ】です。 タロ子さん家の壁には、 リースと4つのフォトフレームが飾ってあります。 その飾られた4つの絵、 それは「ワンドに関連した絵柄」です。 そこで、問題! それらは一体、なんの絵でしょうか? 答えは4つあります。 正解は、次回・ワンド7にて発表します。 * そんなわけで、「憧れのリビング」でいい感じのタロ子さん。 日曜の午後。 あれれ? ピザパーティーのお皿、まだ洗えてないよ! リビングは綺麗になったけれど、 散らかったキッチンはどうなるの!? 次回、 ワンド7「えっさほっさの大忙し」 です!お楽しみに。  * * * * * * * * 『星のエンタメ☆』〜タロット劇場〜 あなたの星が実りますように。 東水みのり ※この記事の内容は、stand.fmにも投稿します)

[タロット劇場#5]ワンド(5)小アルカナ物語

タロットのストーリー仕立てシリーズ Ⅰ 、ワンド5。 ★これはタロ子が日常のなか、幸せ見つける、小アルカナ物語。 タロット劇場、はじまりはじまり。★ 前回は「キレイな部屋でピザパーティをしたタロ子」でした。 今回はワンド5番目のカードです。 おや? なにやらタロ子さん家から、 「とんとんカンカン」 騒々しい音が聞こえますね。 前回までのストーリーで、 部屋が片付いたはいいものの、 「もっと憧れの部屋にしたい!」 と、理想に向けて さらに情熱を燃やしているようです。 タロ子: 「憧れのためには、やるっきゃない!」 なにやらせっせと、作業しているようですね。 ちなみに、 昨夜のピザパーティの後片付けはまだのようですが、 他にも 週明けの仕事の準備に、 ネイルや読書、 家事・料理……。 ……うーん。 色々やりたいことがあるようですが、 今はタロ子さん、 DIYの作業に熱意をぶつけているようです。 タロ子: 「アレもコレも、ソレもドレも、モット……!」 タロ子さんの頭の中で、 “5人のタロ子がわちゃわちゃ“ しているんですねぇ。 でも、混乱しているというよりも、 活力があり、パッションを感じますね。 改めてカードに目を向けてみますと、 5人の人物が、 “ワンドのこん棒で戦いの訓練“ をしています。 日常に置き換えみたら、 スポーツなら模擬戦、 舞台ならお稽古、 さながらですね。 おや……?この5人の人物の服装……。 どうやら“色も模様“も、 てんでばらばらのようです。 “赤や水玉“ やら。 十人十色ならぬ、 『五人五色』。 つまり、 価値観も、考え方も、意見も 異なる人々。 その多様性の中で ぶつかり合うからこそ、 新たな気づきを得て、 視野が広がり、 そこから さらに発展してゆく。 それが ワンド5の世界観です。 キーワードは、 「切磋琢磨・衝突・ディスカッション」 です。  * * * さて、日曜の午前、 ワンドの棒…じゃなくて、 カナヅチで打ち付けていたタロ子さん。 まさに、板と釘の取っ組み合い! 発展に向けたDIYの行く末はいかに!? 次回、 ワンド6「ついに完成!憧れの部屋」 です!お楽しみに。  * * * * * * * * 『星のエンタメ☆』〜タロット劇場〜 あなたの星が実りますように。 東水みのり ※この記事の内容は、stand.fmにも投稿します)

[タロット劇場#4]ワンド(4)小アルカナ物語

タロットのストーリー仕立てシリーズ Ⅰ 、ワンド4。 ★これはタロ子が日常のなか、幸せ見つける、小アルカナ物語。 タロット劇場、はじまりはじまり。★ 前回は、 「片付け代行業者にお任せして、 部屋がキレイになったタロ子」でした。 今回はワンド4番目のカードです。 ワンド4といえば、“安定・安全の数字である4“ に、 理想や情熱の意味のあるワンドのカードですが……。 と、ちょっと失礼。 なんだか賑やかで、これは一体なんの音でしょうか? 現場を見てみましょう……。 タロ子: 「ピザ、届いたよー!」 どうやらタロ子さんの家からですね。 これは……ピザパーティをしてたんですね! どうやら、片付いた部屋に、友人を招いたタロ子さん。 ルームウェアでの休息スタイル。 ワンド4カードの左側にも、 くつろぐ人々が描かれています。 いやはや、 リラックスした雰囲気が伝わってきますね〜。 平和です! カードにも花束を持った2人の人物が、 まるで「おめでとう」と言わんばかりに、 歓迎している様子が描かれています。 友人: 「タロ子の部屋、めっちゃキレイだね!」 おや?タロ子さんの友人も賞賛し、 祝福しているようですね。 まさに、ワンド4のカードは、 「安らげる場所」がキーワード。 ということで、土曜の夜、 テーマは 「安全な場所で、平和な休息」 でした。 * うーむ…。 とかなんとか言った矢先ですが…… カードがちょっと気になるので、 ワンド4の絵をご覧いただけますか? 『ワンドのこん棒にかかった、花と果実のリース』 という、 “実りと繁栄“ の象徴である、喜び。 しかしその喜びは、どこへ通じているのでしょうか? それは、カードの奥に描かれた “お城という理想のゴール“ へと通じているのです。 あら? そのゴールの手前で、 ピザパーティなんかしちゃってて、 大丈夫? もちろん大丈夫! だって、そのお城へ通じる架け橋は、 ちゃんとあるのです。 右下にちょこんと描かれた、 アーチ状のブリッジ、その架け橋。 今、この片付いた安全な場所で うんと楽しんでして、 そうやって休息・リラックスできたなら、 また憧れのお城へ向かう 架け橋があるのです! さらにこの先の 理想や目的に通じているということは、 今この安全な場所という 片付いた部屋だけじゃなく、 もっともっと憧れの部屋がある、 というわけなのでしょうか? ということで、次回、 ワンド5「切磋琢磨でDIY」 です!お楽しみに。 土曜の夜、 お休みの方もそうでない方も、おやすみなさい。  * * * * * * * * 『星のエンタメ☆』〜タロット劇場〜 あなたの星が実りますように。 東水みのり ※この記事の内容は、stand.fmにも投稿します)

[タロット劇場#3]ワンド(3)小アルカナ物語

タロットのストーリー仕立てシリーズ Ⅰ 、ワンド3。 ★これはタロ子が日常のなか、幸せ見つける、 小アルカナ物語。 タロット劇場、はじまりはじまり。★ 前回は 「片付けの方法が決まったタロ子」 でした。 今回はワンド3番目のカードです。 というのも、前回では、 “散らかった部屋を自分ひとりだけだと、 片付けが間に合わない“ と判断し、プロの業者に依頼したのですが……。 おや?何やら現場が騒がしいですね? ふむ……。 どうやら、タロ子さんの部屋で、 片付け代行業者の人が作業しているようです。 では、現場の声を聞いてみましょう。 タロ子: 「プロに依頼してよかった〜。 なんだかキレイになりそう!」 あらま。 タロ子さんったら、 崖の上から……じゃなくて、 別室から見守っているようですが、 なんだか嬉しそうですね。 明確なビジョンと、 確かな手応えを感じているようです。 希望に満ち溢れていて、 部屋の照度も一段と黄色……ではなく、 明るく見えますね! 今一度、ワンド3の絵に目を向けてみると、 黄色に輝く海に、いくつかの船が描かれています。 (背景の黄色と同化して分かりにくいのですが) この船は、 “カードに描かれた人物が所有している船“ だといわれています。 背中を向けて立っている人ですね。 ……おっと! ここで現場でも何やら動きがあったようですね? タロ子: 「プロの動きがまるで、黄金の船のようだわ……♪」 なにやらタロ子さん、嬉しそうですね。 展望が広がっていきそうな予感は、 背中で語っているようです。 さて、背中といえば、 ワンド3の絵をまたご覧ください。 このカードの、後ろ姿である船の所有者も同じく、 自ら舵をとるわけではなく、 船に同乗するわけでもなく、 あえて、海を見渡せる場所に立ち、 そこから指示を出しているのです。 タロ子さんも別室から見守っていますよね。 つまり、この人には協力者がいる、という暗示です。 あえて“自ら片付ける“手段ではなく、 プロという協力者に代行してもらったというわけですね。 所有する船……もしくは、持っている金銭を使って。 だからこそ、成功のビジョンが広がりそうです。 なぜなら、 整頓された部屋になったら、一歩前進。 その先の “憧れの部屋という理想“ へ向かう、 準備が整うからです。 だって、ほら。 船が目的地へ行き、理想を叶え、 その船が帰って来れば、 いったい何が手に入りそうですか……? ということで、 ワンドのキーワードは、 「希望・協力者・次へ進む準備」でした。 部屋もキレイになってきて、 タロ子さんも確かな手応え、 感じているようですよ。 今は土曜日の午後、 週末に間に合いそうです! ところで…… そもそもタロ子さん、憧れの部屋になったらば、 いったい何をやりたかったのでしょうか? ということで次回、 ワンド4「喜び!ウキウキ!お家で女子会!」 です!お楽しみに。  * * * * * * * * 『星のエンタメ☆』〜タロット劇場〜 (また次回、お耳にかかります) あなたの星が実りますように。 東水みのり ※この記事の内容は、stand.fmにも投稿します)

[タロット劇場#2]ワンド(2)小アルカナ物語

タロットのストーリー仕立てシリーズ Ⅰ 、ワンド2。 ★これはタロ子が日常のなか、幸せ見つける、小アルカナ物語。 タロット劇場、はじまりはじまり。★ 前回は「憧れの部屋にしようと思い立ったタロ子」でした。 今回はワンド2番目のカードです。 テーマはこちら、「片付けの仕方を選ぶ!」です。 というのも前回、ワンド1番目のカードでは、 “部屋を綺麗にしたい!“ と思い立ったはいいものの、 具体的な方法ややり方は決まっていませんでした。 が、やる気がみなぎるタロ子さん。 “どうにか散らかった部屋をキレイにしたい“ という意欲は高まっているようです。 おや? タロ子さん、なにか選んでいるようですね? 声を聞いてみましょう。 タロ子: 「自分で掃除するか、 それともプロに代行をお願いするか……」 どうやら二つにひとつ、 方向性を決めようとしていますね。 では、改めてカードをご覧ください。 城壁に立つ人物が、 左手でワンドのこん棒を握り、 もう一本は、城壁に固定されています。 つまり、『選択肢が2本』ありますね。 固定されたこん棒、 それは“自分で片付ける”という もうすでにやってきた、従来のやり方。 それでは、固定されたままです。 では、もう一本の、 握りしめたワンドはどうでしょうか? 「家事代行サービス」という、 本人にとっては、新しい選択肢であり、 冒険です。 ーー冒険する?しない? どっちの方向がよいのでしょう? “自分がいま立っている場“ で解決しますか? でも、 タロ子さんも、カードの人物も、 遠くを眺めています。 その“遠く“って、どこまで? ワンド2のカードに描かれた人物の手元には、 “丸い地球儀”があります。 視点はもはや、今いる場所でなく、 『グローバルな広い視点』です。 あ。 タロ子さんも、 片手に地球儀……もとい、 スマホをにぎっていますね? スマホといえば、地球儀のように、 まるで世界とつながって、 視野が広がりますね。 タロ子:「よし!プロに頼もう!」 タロ子さん、スマホで申し込んだようです。 ということで、 ワンド2のキーワードは、 「選択・方向性が決まる」でした。 ✳︎ さて、 “憧れの部屋にしたい!“ という理想へ向け、 片付けの方向性が決まった、タロ子さん。 でも、物語はまだ始まったばかり。 土曜の朝、果たして 休日に部屋はキレイになるのか!? 次回、 ワンド3「黄金の船に希望を託して」 です!お楽しみに。 ✳︎ 『星のエンタメ☆』〜タロット劇場〜 あなたの星が実りますように。 東水みのり ※この記事の内容は、stand.fmにも投稿します)

[タロット劇場#1]ワンド(1)小アルカナ物語

タロットを構成する、ふたつの世界観。 大アルカナと、小アルカナ。 その小アルカナをストーリーでお伝えするシリーズ、タロット劇場。 突然ですが、 トランプで遊んだことが無い方はいますか? そのトランプを構成する、 4つのスートと呼ばれる絵柄マーク。 『スペード、ハート、クラブ、ダイヤ』 の4種類のスート。 それと同じくして、 タロットの小アルカナ・カードも、 4つのスートで構成されているのです。 『ワンド、カップ、ソード、ペンタクル』 これら4つのスート。 さて、 このタロット劇場では、スートの物語を入り口に、 あなたを小アルカナの世界観へと誘います。 シリーズ第1段、まずはワンドから。 ところで、 トランプの「クラブ」はどんなマークですか? タロットのワンドでは、 こん棒として描かれ、火のような情熱の象徴です。 では、物語の登場人物を紹介しましょうか。 主人公の名前は、『タロ子』。 “一人暮らし、彼氏募集中の会社員”という設定です。 ★これはタロ子が日常のなか、幸せ見つける、小アルカナ物語。 ワンドのエース、1番目のカードから、はじまりはじまり★ どれどれ? なにやら今日は休日、土曜日の朝のようです。 お休みの日といえど、 タロ子さん、なんだか元気な様子ですねぇ。 俄然やる気に満ちています。 タロ子さんの声を聞いてみましょう。 タロ子: 「よぉし!ステキなお部屋にしようっと!」 どうやら、憧れの部屋にしたいと、思い立った瞬間のようですね。 『情熱が始まり、理想に向かう』 それが、ワンド・エースの世界観です。 ✳︎ タロ子: 「まずは、この散らかった部屋をどうにかしなきゃね!」 ふむ……。 具体性はまだなのでしょうか。 “どういった部屋にしたいのか?掃除の順序は?“ ……なんて、しのごの考えるより、 “思い立ったが吉日”とばかりです。 ワンドを片手に…じゃなくて、ホウキを握りしめ、 立ち上がったようです。 そうです。 ワンド・エースは、 『ひらめきからのスタート』がテーマです。 とにかく“思いつき、心に火がついた“。 そんな瞬間です。 ✳︎ では、改めてワンド・エースの絵をご覧ください。 左の奥には、“丘の上に城”が描かれていますよね? この丘の城は、『目指すべきゴールや目標』とも言われています。 そう、ちょうど、 タロ子さん家にも、洗濯物の山があります……。 つまり、キレイな部屋にするには、 “洗濯物の山を片付ける“という目標が この先に待っている、ということです。 でも、大丈夫。 タロ子さんはその洗濯物の山へ向かうことができる。 だって、前進するパワーが全開ですもの。 そんなわけで、ワンドエースは、 「とにもかくにも、始めよう!やってみよう!」 が、テーマでした。 さて、ワンドの1番目で「憧れの部屋にしたい」 と、思いついたタロ子さん。 土曜の朝、 散らかった部屋でホウキを握りしめ、 意気込んでいますが…、 はたして部屋はキレイになるのでしょうか? 次回、 ワンドの2「片付けの方法は、どっち?」 です!お楽しみに。 『星のエンタメ☆』〜タロット劇場〜 あなたの星が実りますように。 東水みのり ※この記事の内容は、stand.fmにも投稿します)