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[タロット劇場#1]ワンド(1)小アルカナ物語

東水みのり
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タロットを構成する、ふたつの世界観。
大アルカナと、小アルカナ。
その小アルカナをストーリーでお伝えするシリーズ、タロット劇場。


突然ですが、
トランプで遊んだことが無い方はいますか?

そのトランプを構成する、
4つのスートと呼ばれる絵柄マーク。
『スペード、ハート、クラブ、ダイヤ』
の4種類のスート。

それと同じくして、
タロットの小アルカナ・カードも、
4つのスートで構成されているのです。

『ワンド、カップ、ソード、ペンタクル』
これら4つのスート。

さて、
このタロット劇場では、スートの物語を入り口に、
あなたを小アルカナの世界観へと誘います。

シリーズ第1段、まずはワンドから。

ところで、
トランプの「クラブ」はどんなマークですか?

タロットのワンドでは、
こん棒として描かれ、火のような情熱の象徴です。


では、物語の登場人物を紹介しましょうか。
主人公の名前は、『タロ子』。
“一人暮らし、彼氏募集中の会社員”という設定です。

★これはタロ子が日常のなか、幸せ見つける、小アルカナ物語。
ワンドのエース、1番目のカードから、はじまりはじまり★

どれどれ?
なにやら今日は休日、土曜日の朝のようです。
お休みの日といえど、
タロ子さん、なんだか元気な様子ですねぇ。
俄然やる気に満ちています。

タロ子さんの声を聞いてみましょう。

タロ子:
「よぉし!ステキなお部屋にしようっと!」


どうやら、憧れの部屋にしたいと、思い立った瞬間のようですね。

『情熱が始まり、理想に向かう』
それが、ワンド・エースの世界観です。

✳︎

タロ子:
「まずは、この散らかった部屋をどうにかしなきゃね!」

ふむ……。
具体性はまだなのでしょうか。

“どういった部屋にしたいのか?掃除の順序は?“
……なんて、しのごの考えるより、
“思い立ったが吉日”とばかりです。

ワンドを片手に…じゃなくて、ホウキを握りしめ、
立ち上がったようです。

そうです。
ワンド・エースは、
『ひらめきからのスタート』がテーマです。

とにかく“思いつき、心に火がついた“。
そんな瞬間です。

✳︎

では、改めてワンド・エースの絵をご覧ください。
左の奥には、“丘の上に城”が描かれていますよね?

この丘の城は、『目指すべきゴールや目標』とも言われています。

そう、ちょうど、
タロ子さん家にも、洗濯物の山があります……。

つまり、キレイな部屋にするには、
“洗濯物の山を片付ける“という目標が
この先に待っている、ということです。

でも、大丈夫。
タロ子さんはその洗濯物の山へ向かうことができる。
だって、前進するパワーが全開ですもの。

そんなわけで、ワンドエースは、
「とにもかくにも、始めよう!やってみよう!」
が、テーマでした。

さて、ワンドの1番目で「憧れの部屋にしたい」
と、思いついたタロ子さん。

土曜の朝、
散らかった部屋でホウキを握りしめ、
意気込んでいますが…、
はたして部屋はキレイになるのでしょうか?



次回、
ワンドの2「片付けの方法は、どっち?」
です!お楽しみに。

『星のエンタメ☆』〜タロット劇場〜

あなたの星が実りますように。
東水みのり




※この記事の内容は、stand.fmにも投稿します)

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