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[タロット劇場#6]ワンド(6)小アルカナ物語

東水みのり
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タロットのストーリーシリーズ Ⅰ 、ワンド6。

★これはタロ子が日常のなか、幸せ見つける、小アルカナ物語。
タロット劇場、はじまりはじまり。★


前回は
「憧れの部屋を目指し、
DIYで棚を作っていたタロ子」
でした。

今回はワンド6番目のカードです。

タロ子:
「完成したわ!リビングがいい感じになりそう!」

吉報ですね。
なにやら理想的な棚が完成したようです。
だから満足げな様子だったんですね。

というのも、タロ子さんは、
自分の家にとっての “家のリーダー“ なのです。

周囲の人にも認められるような“憧れの部屋“にするため、
DIY で切磋琢磨した、戦いの結果は……
見事、勝利です!

勝敗を分けた要素として、どうやら
棚づくりのコツを友人から聞いていたようです。

協力者のおかげで
リビングの棚を完成させることができ、

我が部屋のリーダー・タロ子は、
勝利を収めることができたんですね。

カードにも、
“リーダーと協力者をあらわす絵柄“ が描かれています。

馬にまたがる1人の人物と、
そのリーダーを祭り上げる周囲の人々。

これなら、友人を呼んでも
「褒められ部屋」になりそうだと、
タロ子さんも喜んでいます。




タロ子:
「わっせ、わっせ……」

あ。さっそく棚を配置するため、
移動させているようですね。

棚の正面から……裏を向け……。

あら……?
見えちゃいましたか?
棚の後ろ側を……。

カラーボックスと板をくっつけた、
家具の裏側を……。

裏面は、
出っぱった釘と、マスキングテープ、はみ出たペンキ。
見えちゃいましたねぇ……。

そうです。
ワンド6は『勝利のカード』
であることには間違いありません。

が、改めて、カードをご覧ください。

馬に乗る人物は、
勝利をあらわす月桂樹のリースを頭に乗せ、
まるで凱旋パレードをしている様子ですが……。

しかし、その馬、ホンモノなのでしょうか?

というのも、
このワンド6の馬には、
タテガミがありません……。

他のカードに描かれた馬には、
ちゃんとあるのに関わらず。

しかもワンド6の馬の首から下は、
なぜか緑の布で隠されている……。

この不自然さから、
「この馬はハリボテである」
と、解釈するケースがあります。

そのため「一定の勝利」という意味も
示唆されているんです。

でも、
だからこそ前進できることだってある。

たとえまだ雑誌のような
憧れのインテリアはまだ買えないけれど、

でも理想を追いかける上で、
タロ子さんの主張は通ったのです。
一歩前進です。


ワンド6のテーマは、
「勝利・成功・栄光」でした。


 * * * 【 クイズ 】 * * *


……と、ここで。
ワンド物語も折り返し地点になったokところで、
ちょこっとブレイクタイム!

突然ですが、【クイズ】です。

タロ子さん家の壁には、
リースと4つのフォトフレームが飾ってあります。

その飾られた4つの絵、
それは「ワンドに関連した絵柄」です。

そこで、問題!
それらは一体、なんの絵でしょうか?

答えは4つあります。
正解は、次回・ワンド7にて発表します。




そんなわけで、「憧れのリビング」でいい感じのタロ子さん。
日曜の午後。

あれれ?
ピザパーティーのお皿、まだ洗えてないよ!

リビングは綺麗になったけれど、
散らかったキッチンはどうなるの!?

次回、
ワンド7「えっさほっさの大忙し」
です!お楽しみに。


 * * * * * * * *


『星のエンタメ☆』〜タロット劇場〜
あなたの星が実りますように。
東水みのり


※この記事の内容は、stand.fmにも投稿します)

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