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『aラストティア』~荒野の楽園編~ 第三章グオーレ王国 03自然の監獄
03 自然の監獄
グオーレ王国に向かう道中で優理とカレンはテントの親子のような貧しい人達に何度か出会い、その度に自然の恵みを自然の楽園から取ってきて配っていた。
久々のきちんとした食事が得られて笑顔になる者も居れば、感動して泣いてしまう者もいた。かと思えばあの男のように拒むまでは無いが、皮肉を口にする者や怒る者もいた。
やっていることは同じでも捉え方や捉える人によって全然違うのは仕方が無いこと
『aラストティア』~荒野の楽園編~ 第二章セピア世界 09豊穣神の種と豊穣神の花
第二章セピア世界 09豊穣神の種と豊穣神の花
カレンと優理は自然の楽園を後にして、ヒロキチ村長の待つ村へと戻っていた。
二人の姿を見るなり、村長は待ってましたといわんばかりに立ち上がり駆け寄る。
「いやはや、待ちくたびれましたよお二人さん。待ちすぎて皮膚がこんなになってしまいましたよ。」
冗談めして言う村長だったが、彼が放つ言葉は全て嫌みに聞こえてくるのはなぜだろうか。
興奮して落ち着かな
『aラストティア』~荒野の楽園編~ 第二章セピア世界 08自然の楽園に住む美少女?
第二章セピア世界 08自然の楽園に住む美少女?
中に入るとまず目についたのは、前方に見える、遙か上の方から滝のように流れる水と、それを受け止め貯水している噴水広場のようなもの。それが全体の3分の1程度を占めている。残りの3分の2程度は宝の山のように摘まれた煌びやかで艶のある美味しそうなフルーツだったり、無造作に咲き乱れる花々や植物だったりと、自然の産物が色とりどりにある。壁は大樹の中なので、カボ
『aラストティア』~荒野の楽園編~ 第二章セピア世界 07自然の楽園
第二章セピア世界 07自然の楽園
優理が目を覚ましたのは翌日の昼過ぎであった。
昨日の疲れもあってぐっすり寝むれたようだ。
んーーーっと声にならない声を出しながら腕を横に伸ばし広げると、右手に何かが当たった。
「ん?なんだろ」
半開きの目をこすりながらそっちの方を見ると、そこには赤くさらさらした長い髪の女の子が・・・・・・。
「えっええ!なんでカレンが隣に・・・・・・」
隣で添い寝をする