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ファンというものは……の話。 23.12.6

入江喜和先生からサインをいただけて、まだ夢見心地。

向かって右の殿方が、「群ちゃん」こと、村藤群。お医者様。
眉毛が両さんみたいにつながってて、無精ひげを生やしている。(←ここ重要ポイント!! 笑)
医者なのに煙草を吸っている、名前は「群」だが群れるのが大嫌いな無頼派。
なぜ僕が群ちゃんが好きなのか、もうおわかりですね……。

僕の名前(本名)が書いてあるので、この人は僕だけの群ちゃんである。(……?)

前から書いているように、僕は漫画家入江先生の大ファンであり、京都でサイン会をされる、となると、飛行機で駆け付けるレベル。(特典旅行券使ったけど。笑)

ただ、僕自身が控えめに言っても常識がない、頭の●●●●人間なので(本人はそうは思っていないのだが、『状況証拠』からして認めざるを得ない)、そこは大変申し訳なく思っている。

ふと思い出したのが、『ガラスの仮面』のある一場面。
バーで酒を飲んでいる速水真澄にバーテンダーが、

「ファンっていうのはバカなもんですよ。その人にふりむいてもらえるならどんなことでもしてやろうって気になるもんですからね。たとえふりむいてくれなくってもそのひとのためならなんだってしてやりたくなる」

今の言葉で言えば「推し」になるのだろうか。
入江先生推し。
先生が書く漫画全てが好きなので「箱推し」。

今回たまたまおときゅうパス

https://jre-ot9.jp/ticket/clubpass.html

の利用期間と重なったので、何の迷いもなく参加できたが――元々このイベントが無くても使うつもりだったし――、もし、それ以外の時期に開催されたらどうしただろう。

また特典旅行券使って飛行機で駆け付けただろうか。
だけど、雪で欠航になるのは怖いしなー。

ところで、僕は小説を書いて自分で販売している立場でもある。
けっこう長いことやっているのだが、僕の小説のファンであると言ってくださる方はほぼお見かけない。
もちろん、ごく最近そのようなこともなくはなかったが、たくさんいる作家さんたちの中の一人として、お気にかけてくださっていると理解している。

小説を書いて発表している以上、やはりファンの有無は創作意欲に影響する

と言いながら、まっっったくファンの存在を確認できないまま、16年以上書き続けているが。
……ま、発表ペースがかなり緩やかであるけれど。

「ファンがいないのに書く」。
これはもうビョーキみたいなもので、吐き出さないとタヒんでしまうから、としか言いようがない。

この先もずっとファンが現れなかったとしても、僕という人間がこの世に存在していたことの証として、書き続けていくんだろうか。

まあ、もし僕の小説の続きを待っている方がいらしたら

もう少し待ってください。
<(_ _)>


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