寂しいよ 21.6.3
ここでも何度か書いているように、僕はBSプレミアムで朝、再放送されている過去の朝ドラを観ているのだが、現在放送中の『あぐり』にて、子役デビュー時の春馬君が登場した。
なかなか岡山に戻らないエイスケ(あぐりの夫)を連れ戻すために、あぐりが夜行列車で東京に向かう途中に出会う少年役。
何かの用事で、母親と共に列車に乗っているものの、腹を減らして、車内中に響き渡る声で、「おなかすいたー」と繰り返す少年。(役名『しょうたろう』)
今まさに自分がかぶりつこうとしていたおにぎりをしょうたろうに差し出すあぐり。
物言わずにおにぎりにかぶりつくしょうたろう。
隣駅に到着し、あぐりにバイバイをして、出番は終了する。
まぁ、正直そこまで大きな役ではなく、彼が写っているのは正味一分程度か。アップの画面がなかったので、彼のチャームポイントであるあごのほくろは確認できなかったが、凛々しい眉は、現在の――いや、かつての面影を想像させる。
いまでも、ふと「どうして……」と思う。
輝かしい未来が待っていたはずなのにな。
いや、それは何も知らない一視聴者から見ればそうなのかもしれないが、彼は彼で色々あったのかもしれない。
でもなぁ
寂しいよ。
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