いつまでたっても馬鹿者でいたい 22.5.5
急に親から『ハル●ク』という雑誌を読みたいと言われる。定期購読オンリーのため、もし(なんか違う……)と思ったとしても、途中で解約はできないよ、と答える。
念のためAmaz0nで一冊ずつの販売があるかググってみたが、やはり無かった。
『ハル●ク』のサイトによると、半年間のバックナンバーなら在庫があれば注文できるそうなので、まずはその一覧を印刷して渡す。
僕が52歳なので親もそれなりの年齢なのだが、「テレビを見る以外の楽しみを見つけたい」と言う。テレビ自体も昔と違って、おさんぽ・街ブラ・トーク番組など低コストな番組が多くを占めているため、飽きてしまっているようだ。
同年代の親戚のおじさんおばさん(年齢的にはおじいさんおばあさんになっているが)も、自分の部屋に引っ込んでいてテレビを観る生活が長く続いているらしい。
僕は昔から「こう」なので、親戚から説教されることが多かったのだが、年月は過ぎ、たとえば「人と付き合わないと忘れられてしまうよ」と僕に言っていたおじさんが引きこもっていたりと、僕への説教の轍をもろに踏んでいたりする。
ただ、それはもしかしたら、僕自身の未来の姿かもしれない。
『ハル●ク』は、中高年向け雑誌の例に漏れず、健康・お金・終活あたりのテーマが繰り返されているが、さて、親のお気に召すだろうか。
と言いつつ、僕自身中高年の入口に差し掛かっている。なかなか使う機会のない『大人の休日倶楽部』の冊子が毎号送られてくるのだが、内容がまんまそんな感じなの……。
50代以上を十把一絡げにするんじゃねーよ、と言いたくなるのだが、世の中の扱いってそんなものなのね。
いつまでもガキみたいに、馬鹿なことやってたいんだけどなぁ。
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