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51歳の教訓 21.5.6

僕は元から失敗は多いほうだったが、50歳を超えて、とみに集中力の欠如を自分でも自覚せざるを得ない。

この文章を書いている日の前々日、スーパーに行き、そこの敷地内にあるATMで、お金を下ろしてきた。いつもだと、通帳やカードを置き忘れがないか、何度か見たり指差し確認(!)したりするのだが、その時はたまたま後ろに人が並んでいて、一瞬気にはなったものの、そのまま帰った。

で、家に帰ってからあらためて通帳を取り出すと、通帳カバーがない……。どこ探してもない。

また落としたか……。

記憶をたどると、あのスーパー内でのATMでしか、通帳を取り出していないので、やはりそこで落としたことになろう。

でもなー、翌日行ったとしても一日経ってるし、誰かに拾われたか、捨てられたかしてるよなー。
言ってみればたかが通帳カバーなので、なければなくても問題ないわけだが、これまでカードなりサングラスなり、数々の物を紛失している。

このままなんとなく流したら、今度は通帳そのものを無くすかもしれない。

翌日。

またスーパーに出向いて、ATMへ直行。
やっぱり別の人がATMを使っている。順番が来て、ATMの上の棚を見たら

\あった/

なんでこんなところに置いたんだろう……。
外では、持ち物は肌身離さず。教訓。



ついでなので、あらためてスーパーで買い物をする。

僕は普段から(ころな以前から)夏でも手袋をしているのだが、手袋をしたままスマホを操作すると、グローブモードでもうまく反応しないことがある。
その時もなかなか反応せず、イライラして片方の手袋を外し、レジで会計を済ませ、そのままトイレへ。

(……ん?)

小用の時、当然利き手である右の手袋を外すわけだが、


ない。


用を済ませ、足早に売り場に戻ると


ポツンと床に落ちていた僕の手袋。


さっき、あれだけ気をつけようと誓ったばかりなのに……。




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