花子・その愛 の話。・4 23.11.28
とは言え、ベースがだみ声なので、少年役をおやりになると、たとえば、『ちびまる子ちゃん』の山田笑太(いつもアハハハ……と笑っている少年)のようにハマりすぎてしまう場合もある。(個人の感想)
やはり、花沢さんのように、男まさりの少女こそがベストマッチだと思うのだがどうだろう。
……ん?
――そうそう、忘れるところだった。
『天才バカボン』(昭和版)のバカボン役も山本さん。
タイトルに名前こそあるが、実質的な主役はバカボンのパパ。けれども、これまた「美声のだみ声」で、パパに食われることなく存在感を発揮。
さらに、『ゲゲゲの鬼太郎』での砂かけ婆もやはり代表作の一つ。
そう考えると、やはり老若男女問わず演じられる、オールマイティなプロ声優さんだったのだなとあらためて思う。
真偽不明だが、二代目カツオの高橋和枝さんがご病気で倒れられた時、お見舞いに行かれた山本さんが、「高橋さん」と言っても反応しなかったものの、「磯野くん」と呼びかけたところ「はい」と返事をしたという。
このエピソードが今でも心に強く残っている。
「ぅい゛ぞの゛ぐ~ん゛」がもう聴けないのは残念だが……。
山本さん、本当に長い間お疲れ様でした。
(つづく?)
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