追悼・小山内美江子先生・7 終 24.6.12
現在も朝ドラは続いているが、平均視聴率が40%以上あった1980年代までの最盛期の半分程度となっている。
もちろん番組の質云々だけではなく、録画やネット配信で好きな時間に観られるようになったことも原因の一つであろう。
ただ、ドラマ黄金期の作品は、やはり現在のそれと比べて、熱量が違う気がする。
たとえば、倉本聰先生の『やすらぎ』シリーズなどは、令和のドラマでありながら、他のドラマとは一線を画す、どこか懐かしい、かつ情熱を感じるものでもあった。
小山内先生を初め、橋田壽賀子先生、山田太一先生等、ベテランの脚本家の多くは世を去ってしまったが、時代を創る/変えるほどの作品を生み出した先達の方々には、尊敬の念を抱かざるを得ない。
小山内先生、数々の名作を世に出していただき、本当にありがとうございました。
(おわり)
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