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こんな写真撮ってます~山中湖パノラマ台から夜明けの富士山(なんちゃって赤富士)
昨年の夏、なんとなく鬱憤がたまった夜更けに、翌日が休みという事を言い訳にして山中湖まで。夜明け時間の湖畔は雲海の霧でダメなんだろうなぁ~というそんな天気予報通り、下界は雲の中。仕方なく、という表現がぴったりな自分の気持ちの中で富士山の単体写真に精を出してみた。
夏の富士山って、あんまり富士山という雰囲気がしない・・・。やはり雪を被ってナンボという、そんな価値観が一般的なんだろうか。それでも夏特有の独特な姿というのは、やはり魅力的ってやつで、間近から眺める姿ははやり日本で一番高い山という貫禄がありますわな。
天気の良さとか、自然のダイナミックさを伝える時に一番大切なものは、被写体の単体だけではなく、周りの状況もきちんと採用してあげると面白くなるのだ、と勝手に決めつけている。
今回は「雲」。下の雲海の雲と富士山の向こうに色づく雲の色の対比がいい感じになりました。ちなみに背景のこの色はホワイトバランスを調整しつつ、無理やりこの色を表現しています。実際はこんなに焼けた空ではなかったのだけど、テクニックでここまでの色が出るぞ、という現像をしてみた。
よく言われるのが「加工とかするのは良くない」というご忠告。現像もやり方によってはそんな部類に入ってしまうのでしょうが、大抵こういう意見を発現する方の大勢はイマドキのカメラの事情をあまり知らない方々ばかりという状況だ。
今、皆さんが使用する携帯電話のカメラなんぞ、勝手にHDR撮影になっていたり、デジカメも含めて撮影モードや色合いがシーン別で勝手にセレクトされていたり、割と「いい感じに写せる」という状況になっているのだ。簡単に言えば自分の写真は勝手に加工されているのである、という事。
私としては、その加工具合が気に入らないから自分の現実感と理想を追い求めて自分で処理しているという事なのである。結構面白い。カメラも設定次第でどんな色合いにもできるしどんな構図にもできるという、そんな遊びが醍醐味ってやつでして。
そんな醍醐味をたっぷり満喫したのがこの1枚でございます。使える機能は使ってみるという、そんな楽しさが写真にもある事を再認識してみた1枚でした。
撮影日:2019年9月6日
カメラ:NIKON D7500
レンズ:AF-S DX NIKKOR 16-80mm F2.8-4E
焦点距離:66mm
ISO感度:400
F値:11
SS:1/25秒
※RAW撮影にて、Lightroom6で現像済