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年に一度の化学実験♡第二弾♡こんにゃく芋からこんにゃくを作って、作りたてを味わう贅沢なひととき

コンニャク芋からコンニャクを作って楽しんでからもう一年たつのですね。2021年の2月にnoteをやり始めて、2021年2月23日に書いた

コンニャク芋からコンニャクを作ったらますますコンニャクがスキに。

初めて作った去年の教訓を踏まえて今年はやり方を変えて作ってみようとおもいましたが、例年通りの作り方でうまくいく感覚とこのやり方で最高においしいから別のやり方を試すよりもこの手慣れたやり方で2回繰り返して作ることがむしろ楽しいじゃんか~!!ってことで。今年もコンニャク芋からコンニャクを作りました。去年初めて作ったコンニャクは、1キロのコンニャク芋を相手に500gずつ、同じ工程を2回行って合計6時間かかりましたしまって。早めにお風呂に入り夕飯を済ませて18時半から作り始めて調理器具をしまって片付けたのは夜中の1時を回っていました。やったことのない作業で同封されていたレシピが結構大雑把に書いてあるのでひとつひとつ確認しながら作業を進めた記憶があります。去年のノートを見ながら今年も自分がわかるように書き直して作業工程を確認し、500gずつに分けてこんにゃく芋からコンニャクを手作りしました。


年に一度のお楽しみ

生活クラブの年に一度の消費材で、それを逃したら一年後まで待つしかないユニークな消費材(商品)です。1キロ入り600円以下で購入できて、コンニャク芋と凝固剤とレシピが入っています。

皮を剥いて芽を取り除いた500gのコンニャク芋から300gのコンニャクが7丁出来上がると書いてありなんと500gのコンニャク芋から2100gのコンニャクができあがる!

しかも、コンニャク芋が1キロあるのでその2倍の量のコンニャクが出来上がる!!

これはコンニャク屋さんが営めそうです。

実際には・・・①500gのコンニャク芋からコンニャクになった個数は、14個。87g・133g・130g・87g・113g・125g・128g・116g・181g・219g・229g・212g・196g・199g=2155g!!

②523gのコンニャク芋からコンニャクになった個数は、14個。214g・195g・111g・125g・87g・122g・199g・180g・115g・135g・143g・203g・213g・232g=2274g

1023gのコンニャク芋から6703gのコンニャクができあがりました。

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食べられないコンニャク芋が食べられるコンニャクになったもの。


1回目は写真を撮りながら、去年の感覚を思い出しながら作りました。2回目は同じ作業を繰り返す楽しさともうこれでおしまいだから大事に作り上げたいキモチでいっぱいになりました。


コンニャク芋がコンニャクになるまで

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今年も長野県駒ケ根市を中心としたJA上伊那の生産者が栽培したものです。

ひとつ500g以上あります。小ぶりに見えますがグレープフルーツより大きめです。


ゴミ手袋をして作業スタート✤水洗いしながらステンレス製のたわしで泥と皮をこそげとると真っ白なフォルムが現れます。

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黒く残っている部分は、芽。包丁で慎重に取り除きます。里芋のようにつるつる滑りやすいので焦らずゆっくりと作業する必要があります。そして先ほどの泥と皮に覆われていた時は土の匂いしかしなかったコンニャク芋は、泥と皮がなくなると、桃の香りに変わります。桃のような香りと切る感覚も桃やラフランスを切っているような感じになります。コンニャク芋なのになんともかわいい誘惑に負けてしまいそうになる瞬間です。

いい香りだからつまんで食べてみたくなる~。⚠危険⚠です。出来上がる前のコンニャクは絶対に口に入れないでください!口の中がピリピリと荒れて大変なことになりますと注意書きが書いてあります。


断面も真っ白

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芽の部分や皮をしっかり取り除かないと、えぐ味が残るのでしっかりと取り除きます。


細かく切って水と一緒にブレンダーにかけました。

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うっすらとピンクがかっていて、桃の香りがするから不二家のネクターを思い出してしまいました~。明らかにももをすりおろした感じに似ています。


500gのコンニャク芋をブレンダーにかけて水を加えて大きな鍋にいれて。中火で沸騰するまで常に木べらでかき混ぜる作業へ・・・

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加熱する前は分離していますが、10分ほど加熱すると一体感がでてもったりとしてきます。


コンニャクの主成分のマンナンが開いてα化して透明感が出てきます。ピンクがかったコンニャクが白く濁ってからグレーになっていく。

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凝固剤をいれてさらに練り上げて。加熱していくと混ざり合いどんどんゲル化が進むので木べらが重くなってかき混ぜにくくなります。疲れる~痛い~ってなりながらも、手を休めることなくひたすら練り上げていきます。

なんといってもここまでの作業が鬼。しかしその作業こそがコンニャクの歯ごたえや食感や感動を作り出していると思うと、やめられない!むしろ年に一度の楽しみになっています。

バットに素早く流しいれて20分ほど置いて固めます。この素早く流しいれる作業も大事な部分。素早く移し入れないと凝固剤を混ぜたこんにゃくがバラバラになってしまうから・・・。今までの作業が水の泡になってしまうほど重要なところです。

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桃の匂いはなくなり、コンニャクの匂いに。


表面を水でぬらして、好きな大きさに切ってゆでます。

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沸騰したお湯で30分ほどゆでます。

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あく抜きの役割を果たしています。


差ぁさぁ、もうすぐ出来上がりますよ!!

コンニャク芋から作ったこんにゃく。

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水にさらして冷やします。冷たくなるまで水を入れ替えて。


やっぱこれこれ~(*´▽`*)刺身こんにゃく(*´艸`*)

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牡蠣醤油をつけていただきました(おやつに)



今夜は、できたての刺身こんにゃく!

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✤だて正夢と玄米ごはん✤鯵の開き✤刺身こんにゃく✤肉じゃが✤水でした。

コンニャクをゆでながら作った本日の晩御飯。炊き立てのご飯と煮物と焼き魚と。時間を気にせずゆっくり食べられる週末の夜は、特に癒されます。

ぷるんぷるんな食感で、ちゅるんちゅるんなのど越しで。市販のコンニャクとは比べ物にならないほどのおいしさがここに。

右ひじがさらに強化されたくらいで、大変だったというよりも今年も元気にコンニャクを作ることができてよかった~って感動しています。こんにゃくスキな友達家族におすそ分けして喜んでくれたのもうれしかったし、家族で本物のコンニャクを味わうことができることが幸せに感じています。

また来年も楽しみに。

今回作ったこんにゃくを思う存分たのしみま~す。


↓1年前のこんにゃくの記事がこちら↓


お茶碗変わってないんだわ( ´∀`)

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