hibikuoni

徒然なるままに日暮し、PCに向かいて心に映り行くうんたらかんたら…… まぁその時の気分で書いたり書かなかったりします。たぶん本を題材にした文章が多くなるような、そうでもないような気がしています。俺には未来は見えないのですから、何も断言などできないものです

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徒然なるままに日暮し、PCに向かいて心に映り行くうんたらかんたら…… まぁその時の気分で書いたり書かなかったりします。たぶん本を題材にした文章が多くなるような、そうでもないような気がしています。俺には未来は見えないのですから、何も断言などできないものです

最近の記事

ビジュアルノベルが辛い時代だってばよ

 いや別にナルトは関係ない。なんなら漫画もアニメも完走していないので、語れることはあまりないくらいだ。それでもサクラはサスケと結ばれるべきだろう、と思ったし、ナルトにはヒナタだよな、と思ったことは覚えている。ボルトはまったく知らない。  ともあれ。  タイトル通り、ビジュアルノベルーー言ってしまえばエロゲーやギャルゲーががしんどい時代である。いや、一時期の隆盛というか、オタクであるならばエロゲをやっておくのが嗜み、みたいな時代がおかしかったようにも思うが、俺はその時代の残

    • 俺のヒロインってなんだろうね

       知らねぇよそんなこと! と言われたらその通りである。以下の文章は近年、俺が好きになったヒロインについて書くだけなので、さしたる意味はない。まぁ俺はこのnoteにおいて一度でも意味のある文章を書こう、と思ったことはない。徒然なるままに云々かんぬんである。いや、徒然草は普通に楽しめる随筆なのでおすすめだけど。 ・黒姫結灯  いきなり四年くらい前初出じゃねーか、近年ってなんだよ。という話もあるが、四年なんてそんな前ではない。仮面ライダーで言えばセイバーだとかゼロワンの後半である

      • 『ミリオンライブ』グリマス時代からの老人の回顧録

         今時のミリPは知らんかもしれんが、初期の海美は足に自信があるから触っていいよ、と言っていたし、恵美はノーブラで思い切り乳房の上半分を見ていたし、見るだけでいいの? 触る? なんて言い出す軽い子だったのである。それがいつしか、海美は明るく溌溂としているが、身体的なガードは固い女子力向上系女子になったし、恵美は湿っぽい愛が似合う子になった……  いやまぁ正直に言えば、グリマス時代のアイドルたちは誰もが、親愛度がある程度の数値を超えると、Pラブなんて生易しいものではないくらいの

        • 君よ、冬まで眠れ

           いやタイトルに大した意味はない。ただ単に俺は冬生まれで、雪国育ちの冬を舞台にした作品が好きだっていうだけ。ただしホワイトアルバム2は除外する。唯一の、ヒロインの一人に本気で苛立って攻略を諦めたゲームだった……。おじさんになった今の俺でも、彼女を許容することはできないだろう。自分が意中の人から愛されることを当然とし、現実を認められなくて逃避したくせに、それでもその想いだけは変わらない、と呪うように自己愛をぶつけた彼女を、俺は心から軽蔑する。  話を戻す。いや戻すほど話もない

          ありがちな幻想 愛と信仰について

           なんで宗教があり、信仰という行為が存在するかと言えば、人は世界にある未知の何かが怖いのだ。言葉にできない不安、とでも言えばいいか、とにかく、人は不安でいることが怖くて安心を求めて、そのために神を生み出してそれを信仰することで安心を得た。というのが、宗教史の原風景である。そういったものだから、どうしても不寛容になる。寛容に様々なものを取り込めば、その分だけ未知なる何かを吸収することになり結果、不安に呑まれるからだ。一神教の信仰者の強みは、不安も疑問もなく、どんなことでも実践で

          ありがちな幻想 愛と信仰について

          お前の好きな美少女ゲームの話をしろ、と言われてはいないが、語る

           と思ったが、ギャルゲーもありにして欲しいっていうか、俺はギャルゲー好きであってエロゲー好きではないのだ。同じジャンルだろ、と言われるとあまり否定はできないが、そこは玄人にしかわからない決定的にオーガニック的な何かがあった、と言いたい。 ・ToHeart(PS版)  いきなりエロゲーじゃないか、と言われそうだが、PS版なのでギャルゲー判定にして欲しい。俺はエロゲー版をやったことがない、というのもある。田舎の小中学生がエロゲを変えたら世も末だ。それは今も昔も同じだが、でもまぁ

          お前の好きな美少女ゲームの話をしろ、と言われてはいないが、語る

          ありがちな幻想について 喫茶店編

           田舎に住んでいたオタクにとってはね、都会っていうのは個人経営の小さいながらも、独特の空気の喫茶店があるという幻想は譲れないんですって話。結論はこれなので、まぁこの先を読むかどうかの選択はあなたに委ねる。それくらいの自由がこの世界にあると信じて。往々にして、自由というものは人を裏切るとしても。  さて、喫茶店。  昔から様々な物語の舞台になってきたもの、と言ってもいいだろう。最近はそうでもないが、仮面ライダーの基地的な場所としてよく喫茶店は利用されてきたし、ハードボイルド作

          ありがちな幻想について 喫茶店編

          愛とか推しとかそういうふわふわしたものの話

           まぁ眠いし、結論を先に書くのが評論のテクニックのひとつなので、書いておくが。いや個人的にはこのテクニックは好きではない。なぜなら、結論を先に決めた上で何かを書くと、それの成立に邪魔になる情報を無意識下で切り捨ててしまうからだ。大学教授なんかの本がつまらない理由の八割はそれで、残りの二割は文章を書くのが下手なのに上手だと誤解できる立場にいるからだろう。学生の下手な文章を馬鹿にすることしかしないのだから、必然、自身の文章を磨くことはしないでいい。相手に馬鹿にするか、上から目線で

          愛とか推しとかそういうふわふわしたものの話

          友達のいない創作世界

           なろう系と近年のラノベやアニメって対等の友達がいないよね、という話題を目にした。二回くらい。  理解できる話である。俺はなろう系や近年のラノベに精通はしていないが、ギャルゲーやエロゲにおいて主人公の悪友が重要なポジションにいるのが当たり前だった世代のオタクである。それゆえ、悪友のいない昨今のオタク向け作品には違和感がある。エロゲなんかでは、そのポジションにも美少女を充てることが増えている。あわよくばFDでその子のルートを入れよう、という魂胆が透けて見えるが、その成功率は意

          友達のいない創作世界

          職業に貴賤はないっていうアレ

           いや、うん、それは事実だと思うのだが。  職業の中で貴賤はあると思うのだ。  芸人を例に出せばわかりやすいが、面白いと売れている芸人と、つまらないとされて劇場での多数のグループ参加のライブにさえ呼ばれない芸人では明確に貴賤があるし、某粗品の振る舞いは明らかに貴賤の賤側だと言っても否定はされないわけである。  この理屈に基づくと。   近年は推し活というものが流行り、誰を押そうともそこに貴賤はないが、推し方に貴賤はある、と言うことができる。  旧ジャニーズの某アイドルが

          職業に貴賤はないっていうアレ

          最近見た映画の感想

           前振りなんてない。映画の感想である。映画館で観たものだけ。 ・四月になれば彼女は  映画プロデューサーと小説家を兼任する川村元気原作の恋愛小説の映画化。原作が大層好きなので、公開初日に観た。  川村元気自身が脚本に参加していたし、そもそも映画プロデューサーだけあって、映像映えするようにかなり改造されていたが、肝心要の部分は一切の変更もブレがなかったので、原作と異なる点は多いが別物ではなく、ある意味ではとてつもなく忠実な作品だった。原作付きの映像化のお手本にしてもいいかもし

          最近見た映画の感想

          政治について語りたくはないんだけどまぁたまには語るよつまんないけど

           東京で補選があって、まぁ、Xとかいう肥溜めというか地獄の底の底ではああだこうだと盛り上がっていて、その中で日本人、政治に興味がなさすぎる! という意見をこれでもかと見た。  ……いや、当たり前だろ!?  と、俺なんかは思うわけですよ。  冷静になって欲しいんだけど、今の選挙権を持っていて、投票に行くべきだと言われている世代を、まぁ仮に五十路までだとして、だ。  彼ら――俺も含まれる――が子供の頃、政治について何か学んだことはあったか。学校で学ぶ政治経済なんて初歩以前の

          政治について語りたくはないんだけどまぁたまには語るよつまんないけど

          映画の感想をつらつらと書き記す

           今年映画館で観たもの限定で。ブラッディ・エスケープは前回、書いたのでそれ以降。 ・ガンダムSEEDFREEDOM   一応、種世代の身なので、半ば義務感で観に行った。種運命はこの世界にあってはいけないレベルの駄作だったから、あまり期待はしていなかった。  結論だけ言えば、エンタメ映画としてはよく出来ていた。文句は多々あるが、言うても、種世代の大人に向けた同窓会みたいなものだから、そういうことを言うのもしっくりこないとでもいうか。  敵役であるアコードがびっくりするくらい魅

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          しかしね、現実にそんなものはないのだから……

           俺の世界にはなぜ、いい声をした女性がいないのか。  急に発生した仕事をしながら、俺は考えた。  いや、世の中には声優という素敵な声を持つ人たちがいて、確かにいい声がこの世界にはあるのだと、証明してくれている。  しかし、俺の生きている世界にはいないのだ。  自分が生きている世界と、自分が見ている世界は異なる。前者はどうしたって自分という起点を持たざるを得ないが、後者はそんなものに縛られることなく、どこまでも自由にのびやかに広がりを見せ、数多の可能性を内包している。  前

          しかしね、現実にそんなものはないのだから……

          BLOODY ESCAPE 地獄の逃走劇を見た雑記

           今年初の映画として、これでよかった! と思える出来だった。という感想を最初に言っておきたい映画である。映画らしい映画で、そりゃダメな所もあるんだけど、そういうものを勢いと迫力で薙ぎ倒していくような感じで、俺のような映画にはエンタメ性と、細かいことが気にならなくなるくらいの勢いを求める人には、実にいい映画だったと思う。  とはいえ、このアニメの前日譚というか、世界観を深く掘り下げたテレビアニメのエスタブライフを見ていないと、逃がし屋たちのことや、世界観に入り込みづらい、とい

          BLOODY ESCAPE 地獄の逃走劇を見た雑記

          大人向け作品を作る大人が陥る罠

           大人向けに作りました! って作品で面白い作品が世の中には少ないのだが、どうしてだかクリエイターは大人向け作品を作りたい病にかかるものである。  と、いうのが今回の内容。それ以上のことはないので、これだけ読んでサヨナラしてもらっても構わない。noteの文章はその程度の価値であるべきだし、時間潰し以上の何かであるのはよろしくない、と俺は思う。  ともあれ。  大人向け作品という言葉は作品において、よく聞くものである。だがここで忘れていけないのは、作品に触れる人のすべてが大人

          大人向け作品を作る大人が陥る罠