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【くら詩note】 #一緒に生きよう

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人生、山あり谷あり。晴れたりやんだり。楽しいときも辛いときも、いつもポケットに詩がありました。今までさんざん書き散らかしてきた詩のノートより、お気に入りをピックアップ。♯一緒に生…
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#詩とエッセイ

【くら詩note】透明

【くら詩note】透明

【透明】

いるのかいないのか
ときどき人に
よくわからないと言われます

ときどき透明が怖くなります
交差点を渡る人ごみに紛れて
私はどこかに
いなくなるような気がします

いるのかいないのか
わからない透明に
飲まれてしまいそうで
ついつい確かめるように
歩道に力をいれて
コッツコッツと歩いてしまいます

渋滞のクラクションが響きます
さっきまでうつくしい円形だった
見事な夕日さえ
ほろりほろ

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【くら詩note】アリフレタナニカ

【くら詩note】アリフレタナニカ

キミがどこへ行こうとしているかは
ダレも知らない
ボクだってボクがどこに行くかなんて
わからない
今はヒトのいのちが
どこへ行ってしまうかということよりも
もっと知らないといけないことが
山ほどあって
ボクタチはその道の途中

住み慣れたガラス窓に映る
空は堂々と生きて
ボクは堂々とボクとして
生まれてきたはずなのに
いつの頃からか
ボクの中の何かが
何かになろうとして泣いていたんだ

だけどどう

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【くら詩note】鳥

【くら詩note】鳥

目覚めても
幾度目覚めても
鳥になることはない
翼なんて生えない

朝の光
シーツにうずくまって
覚めることのない夢を抱えていた
カーテンの向こうの空を見ていた
とべない空を見ていた

大空よ僕たちは
鳥になんてなれない
その青さを手にするには
どこから辿りつけばいい?

願いあって
祈りあっても
翼は生えない
だけど僕たちはゆくよ
ひしめき広がる平面の景色を

何があっても
うつむかないってこと

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【くら詩note】幸福堂

【くら詩note】幸福堂

新規開店の扉の前に
何やら長い行列ができていた

何のお店かわからないまま 
行列につられて 
次から次へと人は続いてゆく

誰かがぽつりと言った 
このお店には評判の 
幸福になれるグッズがあるの

誰かがぽつりと言った 
このお店には評判の
幸福になれるサービスがあるの

何もわからないまま
次々と人は並ぶ
どこまでもどこまでもつられて

やがて木製の小さな扉が開いた
人々は次々と 
扉の向こ

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