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シーズン突入!初フルマラソンを完走するまでにしたこと
Running 2024.3.10
完走したら、タキシードを着たイケメンたちからティファニーのネックレス貰えるねんで!
そんなマラソン大会があるのだというとこを聞かされたのは、フルマラソンを完走するちょうど1年前でした。
名古屋ウィメンズマラソンです。
1万人以上が参加する世界最大の女子マラソン。女子マラソンならではの華やかな写真をさし挟んで、あの感動を振り返りたいと思います。
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パリ五輪最後の一枠をかけた日本記録への挑戦として話題になった名古屋ウィメンズマラソン2024。
女子最終選考レースとなる同大会では、出場選手がパリ五輪の代表権を勝ち取るためには、日本記録2時間18分59秒を上回って日本人1位になることが条件でした。テレビ中継をご覧になった方も多いと思います。安藤友香選手が2時間21分18秒で初優勝。惜しくも日本記録には届かず、前田穂南選手の2大会連続五輪代表入りが決まりました。
それは、3月10日バンテリンドームナゴヤを発着するマラソンコースで行われました。
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注)音楽が流れるので音量に注意してください。
同大会に私も参加しました。マラソン初心者の私は、4時間53分でゴール。
なんと!安藤友香選手ならば、2回も完走しても私は追いつくことができません!フルマラソンを初めて完走してみてトップ選手の脚力の凄さを実感しました。
実はハーフマラソンの距離も走ったことがないまま、友人の勧めでフルマラソンをエントリーしてしまいました。
ランニングはというと、10キロ未満の距離を1カ月に数回走る程度。ダイエットがおもな目的でした。
できる限り速く走ろうとするので、翌日は筋肉痛。モチベーションも続かず、ランニングシューズはキレイなまま3年くらい使っていた有り様。
そんなマラソン初心者が、完走するまでにしたトレーニングを紹介します。
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※この記事は、サブ4などのタイム目標を定めたトレーニング方法ではありません。フルマラソンを走るために基礎体力をつけ、無理なく走れるペースで完走を目指したトレーニング方法の紹介です。
初めてのフルマラソン
いったい、何時間くらい走るのだろう。
ハーフマラソンも走ったことがないので、正直言って自分がどれくらいのペースで完走を目指すのかすら分からず、42.195kmもの距離を何時間くらい走り続けなければならないのかすら分かりませんでした。
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調べてみると、初マラソンの平均タイムは、フルマラソンで6時間前後です。
ということは、6時間ずっと同じ筋肉を使い走り続けなければいけないということが分かりました。
6時間…ぞっとしました。
そして、噂に聞く30キロの壁!
30キロの壁とは、30km付近でエネルギー切れや失速を起こしてしまう現象。サブ3~4を目指すベテランランナーだけでなく、初めてフルマラソンに挑戦するランナーや、フルマラソンを安定したペースで走れていないランナーにも多く見られるそうです。
自分自身にどのような現象が起こるのか。
一度は大会前に30km以上走ってみたいと思っていました。ひとまずの目標は、大会前には30キロの壁を経験すること。
30キロの壁を越えるまでにおきた問題点
10キロ以上走れない!
まず起きた問題は、そもそも長い距離を走ることができない!
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とにかく痩せたいということが念頭にあって、頑張って汗をかこうとしていました。頑張りすぎるがあまり心身ともに疲弊してやる気が起こらなくなりました。継続できず練習不足。
走ることが習慣化できませんでした。
オーバーペースで走りすぎというのが原因
長距離走となると、同じ筋肉を使い続けて走るわけです。当然ですが、まだ筋肉ができていない段階です。
筋トレをするイメージで、少しペースを落としました。ゆっくりでも良いし、たまには止まってもいいという心持ちで、どんどん距離を延ばしていきました。
まずは、ランニングを習慣化するということを心がけました。
すると12km、15km。
10kmごとに休憩をすると、いつの間にかハーフの距離を通り越して、25kmを走ることができました。
距離を延ばすことで、自信にもつながりました。
足裏の摩擦が痛い
長距離を走れるようになってくると、もう歩きたくなるほどの痛みに襲われました。
足裏のマメです。
女性に多いのかもしれませんが、私の場合は普段ハイヒールやパンプスも履くので、体重が一点に集中することによる強い刺激で皮膚が厚くなっていました。
その分厚い皮膚は水膨れのようなものに変化し、痛みだしました。
一時的なものですが、マメ用の絆創膏を貼りました。応急処置として、摩擦を防いだことは、とても効果的でした。
さらに、走る距離が伸びると、応急処置だけでは治りませんでした。
長距離走の途中に痛くなってしまい、ドラッグストアに駆け込み一時的に応急処置をしたこともありました。
マラソン大会に向けて、しっかり治しておくことをおすすめします。私は、市販のイボころりで痛みがなくなるまで治すことができました。
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そして、マメを予防するためにランニングシューズを履いて通勤することにしました。
モチベーションが上がらず、練習不足
コツコツと努力することが肝心だということは分かっていても、マラソン大会が行われるのは冬場が多く、寒くて外に出たくない。
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寒がりなので習慣化したくても、モチベーションが上がりません。
講じた対策で楽しく続けられたのは、通称「帰宅ラン」と「旅ラン」と言われるもの。
気軽に習慣化する方法
帰宅ランと旅ランがおすすめ
帰宅ラン:仕事帰りにランニングをすること。
外に出たくないのならば、外に出たついでにランニングしてしまおうというもの。会社から自宅までの通勤時間を走って帰宅することにしました。
速く走ることを目的としないので、通勤の荷物が重くてペースが落ちてもOKというルールを自分なりに設けました。
とにかく走れる機会があれば、走ろうということを心がけました。
旅ラン:観光地をめぐりながら走ること。
とても楽しんで続けられたのは、景色の良いところまで車で移動して旅先で景色を見ながら走ること。ときには立ち止まって写真を撮るのもOK。
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ちょっとしたモニュメントなどを見に行くことを目的地にすると、とモチベーションが上がりました。
そして週末は、信号の少ないサイクリングロードを利用して、レースペースに近い練習を取り入れました。
ドライブのついでにランニングで観光地を巡り、温泉に入って帰るという楽しみも見つけました。そして楽しみながら、30キロの壁を越えることができました。
ただし、42.195kmを走るのはケガのリスクもあるため、走らなくて良いと言う指導者が多いように思いました。
ベースとなるスタミナをつけよう
登山とサイクリングがおすすめ
名古屋ウィメンズマラソンは、3月中旬でした。
10月頃から練習をはじめようかという意気込みでエントリーしたものの、ぐずぐずしていたらもうすでに年末。それから1月に二度も風邪をひいて休んでいる間に体重は増えるばかりでした。
ピンチです!
完走すら無理かもしれないと思いました。本格的にマラソンのトレーニングをしたのは、2ヶ月間ほど。はじめてハーフマラソンの距離を走れたのは、2ヶ月前でした。
しかし基礎となる体力があったので、無理なく走れるペースであれば完走できました。
2ヶ月間のトレーニングで完走できた体力を下支えしたものは、登山とサイクリングだったのではないかと思います。
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両方とも長時間の運動であるということ。
練習ではなかなか42.195kmを走ろうと思ってもできません。
休憩を挟みながら、5〜6時間ほど体を動かすことができる登山やサイクリングは、私のおすすめのトレーニング方法です。
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楽しみながら筋力不足を補うトレーニングを行ってきました。そして、迎えた当日、もう走り終えるしかないと思いました。
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沿道のお客さんも途切れずに応援してくれて、観客の多さにも感激しました。残り4kmで、ゲストランナーのフィギュアスケーター・村上佳菜子ちゃんの姿を見つけて、とても元気になって頑張れました。
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そしてなんといっても、最高のご褒美は、完走者全員にティファニーのネックレスが贈られるという女子マラソンならではの記念品です。これをモチベーションに頑張れました。
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ハーフマラソンも走ったことがない初心者ランナーでしたが、世界最大の女子マラソン・名古屋ウィメンズマラソンを初めてのフルマラソン大会に選んで良かったです。
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4時間53分。ゴールの瞬間はなにものにも代え難いひと時でした!
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Activity
フルマラソン初完走
走行距離 42.195km
世界最大の女子マラソン・名古屋ウィメンズマラソン2024
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