良い頭皮・髪のために、頭部の 血行促進を!
理美容関係の方は、よく目にする髪の毛の構成図
(出典 デミ コスメティクス)
私たちが見ている髪の毛は「毛幹部」と言われる部分。 その部分をデザイン(カットやカラーやパーマ等)し、ヘアスタイルを楽しむわけです。
そして、目には見えない「毛根部」 皮膚の下、外からは見えない部分に髪がつくられる仕組みがあるので、そのケアが大切なのです。
↓ 毛球部分の仕組み (拡大した図)
(出典 デミ コスメティクス)
髪の毛の成長は 毛乳頭細胞から毛母細胞へ”増殖せよ!”という シグナルが出て、そのシグナルを受けた毛母細胞が増殖・角化を経て、成長していきます。
毛乳頭細胞はその周辺をにある、毛細血管から 栄養をもらい活動しています。
そのため、血流が悪くなると…
血流が悪くなる → 栄養不足 → 毛乳頭細胞から毛母細胞へのシグナルが出せない → 成長が滞る
健やかできれいな頭皮、髪のためには、毛根が 健康であること! なので、毛細血管を活性化することが重要です。
優先順位が低いからこそ、外からのケアが大切
以前にも書いた、生命優先順位。 心臓や脳、内臓など、人が生きていく上で重要性の高い器官に、まず、栄養素が配分されます。 ここは、安定して血液が流れているのですが、 体の末端である頭皮は、ストレスなど何らかの 要因で、血流が悪くなりがちです。
だから、血行促進が大切!
と言うことで、頭部の血のめぐりを良くするために、簡単にできるセルフケア、ツボ押しを紹介します。
★百会(ひゃくえ) 頭頂部のほぼ真ん中。両耳を結ぶ線と、眉間を通る顔の中心の線が交差するあたり。 ※中指を使うと押しやすいです
★天柱(てんちゅう)後頭部に大きく膨らんだ骨の下にあるくぼみから、指幅2本分下でセンターから指幅2本分外側の左右2か所。 ※親指を使うと押しやすい
※↑後ろからみた頭の図 相変わらず手書きですみません
また、頭部ではないですが、
★手三里 ひじを曲げたときにできるシワから、手首に向かって指3本分のところ(左右にある) 親指で押しつつ、揉む。 ここは、肩や首の血流を促す効果が!
大事なのは、リラックスした状態で行うこと。 気持ちよく感じる強さで押すこと。 やりすぎは禁物です。 また、高熱であったり、満腹時、激しい空腹時、疲れすぎている時も避けた方がよいそうです。
以前、鍼灸師の友人から、 「痛そう。効くのかな?怖い!と考えている人、不信感を持っている人、リラックスしていない人を施術する時は、効果が出にくい。」と聞いたことがあります。
本当に効くのこれ?とか、やらねばという義務感でやるよりも、ツボ押しすると気持ちいい〜、 リフレッシュ出来る!と思ってやる方が、満足度も高いはず。
血行促進!大切です!
Aya Horiguchi