曼珠沙華天に惹かれて途中下車
季語:曼珠沙華 仲秋
まんじゅさげてんにひかれてとちゅうげしゃ
俳句だよ、とわかりやすく冒頭に季語を書いてみました。あと、よみのひらがなを追加しました。
これはTwitterで見かけた俳句投稿の書き順を真似たものです。初めて目にする方にも、俳句であることがすぐわかりますし、ふりがなはハードルを低くしてくれます。この書き方でしばらく投稿してみようと思います。
ヒガンバナとも呼ばれる曼珠沙華は縁起いい悪い?
電車の線路脇の土手に群生していました。カバー写真はその一部ですが、ひいて撮るとこのような感じです。
とても目を惹きます。そこで思わず途中下車してしまった、という句です。
花火が弾けたような数多くの花びらと濃い赤は、とてもきれいです。カバー画像の右の方の花がわかりやすいのですが、茎の上に花が乗っているだけで葉がないのです。花と葉が入れ替わるという珍しい特徴の植物です。
一方で、お彼岸の時期に咲くので彼岸花とか墓地近くに咲くので死人草とか縁起でもない呼び方もあります。花が咲くと葉が枯れるのを、は枯れ=別れと掛けているとも言われ、縁起が悪い花と考える方もいらっしゃいます。
しかし、曼珠沙華という呼び名は、サンスクリット語(梵語)で「赤い」を意味する「manjusaka(マンジュシャカ)に漢字を当てたものです。しかも仏教では天界の花としている経典もあり、当てられた漢字もありがたそうな漢字です。
ちなみに花言葉は情熱。鮮烈な赤にぴったりです。
いい縁起、悪い縁起ならいい方を担いでみた方が楽しみが増えるように感じました。
曼珠沙華天に惹かれて途中下車
また俳句に戻ります。仮に中7以降を「思わず見とれ途中下車」しても大意としては同じです。
そこを天に惹かれて、にしたのは、花の美しさに対する感動を天啓なみの大きな感動だったことの例え、自分の意思よりも思わす降りてしまったという衝撃度、そして、曼珠沙華のいい方の意味。天界に咲く花をかけて「天に惹かれて」なわけです。
個人的には上手くハマった!という閃きがありました。花との出会いから俳句に至るまで天啓に恵まれた体験でした。
最後までおつきあい、ありがとうございました。
偉そうなことや、もっともらしいことも書いていますが、まだまだ勉強中の身です。根本的な間違い、もっとこうすればよかったのにといったアドバイスなども頂戴できれば嬉しく思います。
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