食レポ|新発売「あんことバターのフランスパン」をさっそく従来品と食べ比べてみた話
わたしはパンが好きです。コンビニの菓子パンから高級パン屋のバケットまで、だいたい全てのパンが好きです。なかでもお手頃価格のコッペパンに粒あんとマーガリンをはさんだ製品(多くのコンビニ、スーパーでで販売されています)を好んで食べていました。
そこに、ローソンから「あんことバターのフランスパン」が新登場。従来品との違いはどこにあるのか!さっそく食べ比べてみました。
「ふんわりしたコッペ つぶあん&マーガリン」への愛
過去のnote記事になりますが、こちらで詳細に語っています。たとえ話ですが、1万円持ってコンビニに行けば、全部これを買ってもよいくらいの大好物です。(現実的には4、5個で買い占め状態ですけど)
ローソン商品を代表として紹介していますが、どこのメーカーでも好きです。ローカルメーカーのなかにはイマイチのものもありますが、それでも許せます。
地域限定製品の情報をいただきました
ところが、コッペパン、マーガリンと組み合わせでなく、フランスパンとバターを使ったバリエーションもあるとの情報をTwitter経由でいただきました。個人営業のパン屋さんでは見かけたこともあるのですが、大手メーカーが扱うとなると気になります。
上が、8月にTwitterでいただいた写真。製造がヤマザキパンだし、きっと地域限定のテストマーケティングに違いないと勝手に推測。
いつか来る全国展開を待ちわびて幾星霜。
ローソンからきました!ふつうのパンコーナーとは別の「おうちカフェ」ブランドからの発売です。なるほど、住み分け戦略ですな。
購入店舗ではパンコーナーとは仕切りひとつ隔てて、おうちカフェ製品(ほかにもいくつものパンがあります。覚えてませんけど)販売を分けていました。
混ぜるとお客様が混乱するばかりか、商品の狙いもごちゃごちゃになってしまいます。
ずばりおうちカフェとは?
こだわりの食材を使用したワンランク上のパン「マチノパン」シリーズとデザートの「ウチカフェ」シリーズなどを総称しておうちカフェと呼んでいるようです。ラインアップを見ていると、買い物時には気づきませんでしたがなかなか魅力的な製品が揃っています。
価格も通常の惣菜パン、菓子パンシリーズより数十円高めです。
上が新製品「あんことバターのフランスパン」、下が従来品「ふわっとしたコッペつぶあん&マーガリン」です。
これだけサイズが違うのに、32円も高い!それだけ、中身に自信ありということでしょう。さあ、食べてみましょう。
ひとつで満足の濃厚な味わい
大きな違いは2つ。コッペパンからフランスパンになったこと。マーガリンからバターになったこと。そして、商品名からはわからない大きな違いがもうひとつ。それは、パンと具材のバランスです。
従来はよほどのヘマ(ふんづけるとか)しなければ、パンから中身が飛び出すということはありません。今回、多少写真に中身が飛び出た形跡が残っています。袋にいれて持ち帰っただけなのに!(多少詰め込み方が荒っぽかったかもしれません)
つまり、パンに対して中身が多いということ。これは重要です。
さて、フランスパンとはいっていますが、さほど硬くはありません。コッペパンよりやや歯ごたえを感じる程度。ここでフランスパンが硬すぎると噛み切るのに余計が力が入り、中身が飛び出てしまいます。
いやいや、上品にちぎって食べようとしても同じことです。ブレッドナイフで丁寧に切り分けるなら別ですが、硬すぎるフランスパンでは例外なく同じ災害が起こります。その点、ベストな硬さに調整しているのはさすがです。
コッペパンとフランスパンには食感のほかに、味の違いもあります。やや甘みを感じるコッペパン、やさしい塩味を感じるフランスパン。
つまり、あんこの甘さを際立たせる塩味がバターとフランスパンの2重構造になっているということ。従来以上にしっかりした味わいの餡の使用も可能になります。が、餡の詳細な食べ比べを怠ってしまいました。だって、小さいんですもの。
最後に小豆一粒だけ、食べ比べてみた印象でははっきりとした違いはわかりませんでした。味は同じでも溢れんばかりの量で粒あん力を高めているのかもしれません。
マーガリンとバターの違いは明白。こってりした乳脂肪分と塩味が伝わってきました。
ひとことでまとめると、新製品は従来品より相当甘く、くどく感じます。ひとくちの甘み、コッテリ加減がかなり重たく感じられます。小さくなったことを不満点にあげましたが、仮に同じサイズだと一般の方ではくどくて食べきれないでしょう。
あのサイズだから、ちょうどよい満足感で食べ切ることができるのです。味だけでなく、食後の満足感まで気を配っている製品です。
おうちカフェ|あんことバターのフランスパンのおすすめの楽しみ方
最後に、この「あんことバターのフランスパン」おすすめの楽しみ方を紹介して終わりましょう。
従来品はおやつ代わりでも夜食がわりでも、ひとりで一気に食べてしまうのがベストです。
が、「あんことバターのフランスパン」の甘さこってり度は想像を超えます。できれば、2、3人でシェアされることをおすすめします。その際は手でちぎらずにきちんとブレッドナイフで切り分けましょう。
パンの端だと具が少ないということはありません。隅々までたっぷり具が詰まっているので、どこを食べても不満は出ません。
そして砂糖抜きのコーヒーや紅茶といっしょに、おうちでカフェ気分を満喫するのがおすすめの食べ方です。3分の1だとさすがに少々物足りなさを感じるかもしれません。もう1種類購入しそれもシェアすると、同時に別の味も楽しめます。
従来の菓子パンとは明らかにコンセプトが異なります。間違っても一人で夜食がわりに2つ食べちゃおうなんて思わないこと。翌朝胃もたれ確実です。
製品コンセプトの違いが正しくお客様につながることを祈って、本稿を締めくくらせていただきます。
長々とあんぱんの話におつきあいいただきありがとうございました。
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