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何かあったわけでもないのに急に不安になったり、悲しくなったりする・・・
秋に訪れる心の不調
秋の訪れとともに、心が不安定になり、理由もなく悲しみや切なさに襲われることがあります。涼しくなり、空気が澄んで美しい季節にもかかわらず、心がどこか落ち着かない――。実は、これは漢方理論で説明することができます。中医学の視点から、秋に自律神経が乱れやすい理由と、その対処法をご案内します
秋と「肺」の関係
漢方では、秋は「肺」が司る季節とされています。「肺」は呼吸器系を含むだけでなく体の中で「気」を巡らせる役割を持ち、感情とも深く関わっています。秋は乾燥が強くなり、寒暖差も大きくなるため、肺が弱まりやすい時期です。肺が弱ると、体内の「気」の流れが滞り、気分の落ち込みや不安感を引き起こすことがあります。
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また、秋は収穫の季節であり万物が次第に閉じていく時期です。自然界の変化にともない私たちの心も無意識に内向きになりがちです。この自然のリズムが感情面にも影響し、物悲しさや孤独感を感じやすくなります。これは、特に敏感な人や自律神経が乱れやすい人にとって顕著に現れます。
自律神経の乱れと「気」の滞り
自律神経は、体の緊張とリラックスのバランスを保つために働いていますが、季節の変わり目は、このバランスが崩れやすい時期です。漢方では、これを「気滞(きたい)」と呼びます。
気滞とは:「気」の巡りが悪く停滞している状態。主に自律神経系の緊張やコントロールができなく不安定な状態。 精神的ストレスでイライラしたり、不安、憂鬱感を感じます。気の巡りが悪いので片頭痛があったりもします。
気の流れが滞ると心身ともに不調が現れやすく、感情的な波が激しくなったりストレスに敏感になったりします。これが、秋に理由もなく不安や悲しみを感じる原因の一つです。
漢方的アプローチで心を整える方法
1. 潤いを与える食養生
秋は乾燥の季節でもあります。肺の乾燥を防ぎ、気を巡らせるために、食事に潤いを与える食材を積極的に取り入れましょう。
梨、白きくらげ、百合根、大根、また酒かすなどを使ったレシピなどは、肺を潤し、気の流れをスムーズにします。これにより、感情の安定にもつながります。
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2. 呼吸を意識したリラックス法
呼吸は自律神経を整えるための重要なツールです。ゆっくりと深い呼吸を意識することで、肺を保湿し、気の滞りを改善します。特に、腹式呼吸を行うことで、リラックス効果が高まり、気持ちが落ち着きやすくなります。毎朝の散歩やマインドフルネス、ヨガなどの軽い運動も、呼吸を整えるために効果的です。
3. HESOPOCCaでのサポート
HESOPOCCaでは気滞の方に血(ケツ)を補うアプローチを行います。
必要なものが足りない方なのか?
余分なものが滞っている方なのか?
で使用する精油は変わってきますが血を補うことで元気、活気を取り戻していきます。当帰と女貞子or桑椹を経絡に温めながら浸透させ、へそ灸します
リラクゼーションしながら心も体も軽くなっていきます
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季節と共に過ごす「自分を許す」時間
秋に感じる切なさや不安感は、自然の移り変わりに伴う心の反応です。「どうしてこんなに不安になるんだろう」と自分を責めるのではなく、「今は秋だから、こんな気分になるのも自然なことなんだ」と受け入れることが大切です。秋の空気を深く吸い込みながら、少しずつゆっくりと、心の中にある気持ちをほぐしていきましょう。
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