ホラー小説に初チャレンジ/『シャイニング』スティーヴン・キング
2023年2月1日(水)
私はホラーというジャンルが昔から苦手である。
だが、何事も食わず嫌いは良くないと思い、2020年頃に積極的にホラー映画を鑑賞していた。
その時期に観たのは日本のホラー映画を代表している『呪怨』(清水崇監督)とTwitterで話題になっていた『ミッドサマー』(アリ・アスター監督)の2本である。
『呪怨』はTSUTAYAでDVDを借りて視聴を試みたが冒頭の15分ほどでギブアップをした。
文字にするのも悍ましいほど、不気味な作品だ。
『ミッドサマー』は当時お付き合いをしていた恋人との初デートで映画館で鑑賞した。
3時間弱に渡って流れる映像と音声によって、ただでさえ小さい私の肝は目に見えないほど萎んでしまった。
半分ぐらいは目をつぶり、耳を塞いでいたが…。
(『ミッドサマー』はカップルで鑑賞するもんじゃないね!内容がアレすぎる!)
ともあれ、食わず嫌いを克服するためにホラー映画に挑んだが、あまり内容を把握できずに断念したという結果だけが残った。
しかし、最近「今ならホラーというジャンルを楽しめるのではないだろうか?」という根拠のない自信が湧いてきた。
さっそくAmazon prime Videoで良さげなホラー映画を探してみた。
探し始めて10分。
「どれもこれもサムネイルが怖すぎる…」
15分後。
「無理…」
三つ子の魂百までという言葉がある通り、ホラー映画を観ることはできないみたいだ。
いや、待てよ。
私は本の虫だ。
「映像は無理でも、小説でならホラーというジャンルを楽しめるのではないだろうか…?」
ホラー映画鑑賞を断念した直後に、そんな仮説が脳裏をよぎった。
思い立ったが吉日、仕事終わりに古本屋に駆け込み『シャイニング』(スティーヴン・キング 著)を購入した。
本記事では内容について言及はしないが、とりあえず第2章の終わりまで読んだ。
まだ、はっきりとしたホラー描写はされていないので読み進められている。
しかし、文章から滲み出る不気味な感じはひしひしと感じており、先が思いやられるのが現状である。(つづく)