三房乃葡萄

「物語をまもる者でありたい」と強く思っています。

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「文章を書く」という行為は万人に許された娯楽

2023年1月21日(土) 「評論を書く」「詩を書く」「小説を書く」。 それらの行為は特別な行為であると錯覚していた。 しかしnoteを本格的に始めると、評論を書いている人は3万人いるし、詩を書いている人は5万人、小説を書いてる人は10万人はいる。 エッセイや日記を書いてる人に関しては150万人はいるだろう。 (人数は適当です) つまるところ、文筆という行為は文化人の限られた人の娯楽ではなく、万人に許された娯楽なのである。 他人の評価を気にせず大いに書き、かつ読むこ

    • 現実逃避なのかもしれないけど/都会から脱出したい

      2024年9月19日(木) 都会から脱出したい。 それは都会に住んでいるからこその悩みなのかもしれない。 どこに行くにしても人は多いし、迂闊に深呼吸をしようものなら一日が台無しになってしまう。 かと言って田舎に移住しても別の悩みが発生する可能性が無いとも言い切ることはできない。 ペーパードライバーだし、特有のルールに縛られて不自由する可能性もある。 生きづらさがすごい。 私はテレワークが主な職場で働いており、会社に行く頻度も2ヶ月に一度ぐらいだ。 趣味も読書と珈琲とお酒。

      • 新しい物語の始まり/『失われたものたちの本』ジョン・コナリー

        2024年4月12日(金) 昨年の5月以降、更新を止めてしまっていた。文章を書くことが苦になった訳ではない。ただ、何となくnoteというプラットフォームから離れてしまっていただけだ。 近況報告としては、この4月から好きな人と住み始めたことぐらいだろう。 私たち2人は本を読むこととお酒と紅茶を飲むことが好きだ。 目まぐるしい日中を終えた2人は、本棚から世界の欠片を抜き出し、ジンソーダか紅茶を作りソファに横並びに座る。そして各々の世界に浸る。時折、会話を挟みながら。 (最

        • 小中規模の本屋の未来について考える/本の虫のひとりごと

          2023年5月9日(火) 私は週に2回ほど近所の古本屋さんをはしごする程の古本屋好きだ。 古本屋には普通の書店に並ばなくなった本達が集い、新たな持ち主を待っている。 心地よい古紙とインクの香り、人々が紙をめくる音、その全てが心地よい。 「ずっとこの空間に居たい」そう思わせてくれる特別な空間である。 そのため、新しい本だけが並んでいる本屋にはあまり行くことはなかったのだが、 本好きを名乗る以上、最新の書籍を知ることも大切だと考え、最近は週に1回は通うようにしている。 書店

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          児童文学における表現の規制/チョコレート工場の崩壊

          2023年2月22日(水) 映画化もされて世界的に有名になった『チョコレート工場の秘密』や私が愛している『おばけ桃の冒険』などを執筆した イギリスの児童文学作家ロアルド・ダールの作品の表現が、とある団体によって変更されたという記事を目にした。 変更内容としては、「fat(太った)」「ugly(醜い)」「black(黒い)」「white(白い)」という形容詞や、 精神疾患を「mad(気が狂った)」「crazy(クレイジー)」と表現した箇所が削除されたそうだ。 他にも、『チ

          児童文学における表現の規制/チョコレート工場の崩壊

          2023年2月12日(日) ジョンレノンとオノヨーコが来店したお店へ。 定休日でした。

          2023年2月12日(日) ジョンレノンとオノヨーコが来店したお店へ。 定休日でした。

          2月に読む予定の本たちを公開します

          2023年2月9日(木) その月に読む本をある程度まとめ買いする癖がある。 特に事前に購入リストを作らずに街中の古本屋を練り歩き気になる本を片っ端から購入していくのだ。 その合間に喫茶店や公園のベンチに座り 小休憩をするので本を購入するのは私にとって日常でありながらも 大きなイベントのひとつである。 ただ、今月はバリューブックスさんにて 何冊購入しても送料が250円固定というキャンペーンを実施しているので それを利用して目ぼしい書籍を購入した。 Amazonで1円本を

          2月に読む予定の本たちを公開します

          朝活のススメ/ある朝の話~焚火の動画を流しながら~

          今回はいわゆる朝活について書いてみようと思う。 昔から他の人より少しだけ早く起きて行動することが好きだ。 本を読んだり、料理をしたり、お茶を飲んだり、語学を勉強したり、何か目標(資格の取得など)を達成するためではなく、 本当に自分の好きなことをするために、時間を使っている。 仕事終わりが何時になるかわからないし 休日はなるべく家族や友人と過ごすことにしているので 確実に自分の時間を確保できるのは、朝だけなのだ。 私の朝のルーティンを箇条書きにすると、だいたい以下の通りだ

          朝活のススメ/ある朝の話~焚火の動画を流しながら~

          本の虫を名乗っているのに本の投稿が少ない...。/マガジン『葡萄の本棚』を充実させる宣言

          2023年2月6日(月) 本の虫を名乗っているのにも関わらず、 5日前に「『シャイニング』(スティーヴン・キング 著)を読み始めました!」 といった旨の記事を投稿してから書籍に関する投稿をできていない。 noteを運用する自分ルールの中に「毎日、本に関する投稿をしなければならないという規定はないのだが、 「本の虫」というワードを通して私と繋がってくださった方も多いと思う。 インターネットを通した繋がりとはいえ、それも縁には変わりないので、 気持ちとしては本に関する記事を

          本の虫を名乗っているのに本の投稿が少ない...。/マガジン『葡萄の本棚』を充実させる宣言

          意図的に情報量を制限して生きていく決意

          2023年2月5日(日) 朝起きたら溜まっているスマホの通知。 通勤中の電車や駅の電子広告。 帰宅後に意味もなくつけるTVやYouTubeのショート動画。 スマホの通知も大半はLINEの企業アカウントからのメッセージやアプリの更新。 通勤中に見かける広告類は、脱毛か投資関連。 たまに自己啓発に関連するもの。 意味もなく垂れ流す動画は、もはや何なのかわからない。 それらの情報は消化される間もなく、私に降りかかってくる。 意図せずに入ってくる情報のせいで、好んで摂取し

          意図的に情報量を制限して生きていく決意

          昨晩、終電を逃して5駅分も歩いて帰るというガッツを見せた。 ラム酒美味しかったな…。

          昨晩、終電を逃して5駅分も歩いて帰るというガッツを見せた。 ラム酒美味しかったな…。

          noteのコメント機能って…。

          2023年2月3日(金) noteに本格的に取り組み始めて1か月が経過しようとしている。 最初の数日間はコメントどころか「スキ」をいただくことすら無かったので 「投稿なんて辞めてROM専になろうかな...。」なんて思った日もあった。 文章を書くことは苦ではなく、むしろ楽しいとすら感じる質(たち)なので 結局、ほぼ毎日投稿している。 投稿の頻度が増えることで 他のユーザーの目に触れる頻度も増えたのか 最近ではコメントをいただけるようになってきた。 「スキ」「フォロー」も

          noteのコメント機能って…。

          小さな緑に温もりを求める孤独なアラサーの"ひとりごと"

          2023年2月2日(木) 1人暮らしを始めて1年が経とうとしている。 元々嫌いではなかったが、家事全般の効率は各段に上がったと自負している。

          ¥300

          小さな緑に温もりを求める孤独なアラサーの"ひとりごと"

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          ホラー小説に初チャレンジ/『シャイニング』スティーヴン・キング

          2023年2月1日(水) 私はホラーというジャンルが昔から苦手である。 だが、何事も食わず嫌いは良くないと思い、2020年頃に積極的にホラー映画を鑑賞していた。 その時期に観たのは日本のホラー映画を代表している『呪怨』(清水崇監督)とTwitterで話題になっていた『ミッドサマー』(アリ・アスター監督)の2本である。 『呪怨』はTSUTAYAでDVDを借りて視聴を試みたが冒頭の15分ほどでギブアップをした。 文字にするのも悍ましいほど、不気味な作品だ。 『ミッドサマ

          ホラー小説に初チャレンジ/『シャイニング』スティーヴン・キング

          2023年1月/記事ランキング

          2023年1月31日(火) 拝読しているnoterの方が「月内で読まれた記事ランキング」を作成していた。 どの記事が読まれているのか、あまり気にして来なかったけど、少し興味を持ったので真似させていただくことにした。 さっそく振り返ってみよう。 第5位から振り返る。(※集計はビュー数) 5.本の虫が完成するまで/私の読書遍歴 4~8歳編(上)「本の虫が完成するまで」シリーズの2本目。 ボストンの現地校で好きになった本について書いている。 4.本の虫が完成するまで/私の

          2023年1月/記事ランキング

          『ボストン随想 – ホーソーン文学によせて』(井坂義雄 著)/古本が好きだ

          2023年1月30日(月) 先日、実家近くの古本屋に立ち寄ったところ『ボストン随想 – ホーソーン文学によせて』(井坂義雄 著)という本に出会った。 本書はナサニエル・ホーソーンの研究者である井坂義雄氏がボストンやセイレムでの日常について綴ったものである。 幼少期をボストンで過ごした経験がある私は、タイトルを読んだ瞬間に購入を決めた。 ボストンに住み、ハロウィンが近くなるとセイレム観光に連れて行ってもらった身からすると、本書に書かれている内容は非常に懐かしいものだった

          『ボストン随想 – ホーソーン文学によせて』(井坂義雄 著)/古本が好きだ